今朝のラジオ放送で言っていたのだが、最近の売れ筋商品のトレンドに、“無い、無い、無い”というのが在るのだとか。シブがき隊のヒット曲「NAI・NAI 16」【動画】の歌詞の様な話だが、一般的に“無い”となると不便さ等、マイナスのイメージが在ったりするけれど、売れ筋商品の“無い”に関しては、“無い”事で消費者(利用者)に便利さを感じさせたりする等、プラスの面を打ち出していると言う。
群雄割拠状態のカップ麺やチルド麺では“カロリーが無い麺”、即ち“ノンカロリー麺”を販売する等し、差別化を図っていたが、暖かい時期に売り上げが落ちるのが悩みの種だった。其処で売り出したのが、“御湯不要の麺”、即ち“水を使う麺”。更には、“水分を全く使わない麺”も登場しているのだとか。
“カットをしない美容院”というのも登場し、其処で行われるのはブロー等、髪型を整える行為のみ。「定額料金を支払えば、1ヶ月に何度も利用出来る。」というシステムの所“も”在るそうだ。
“色の無い醤油”、即ち“透明な醤油”というのも。熊本県の調味料メーカー「フンドーダイ五葉」が今春から販売開始とした物だ。「醤油=黒い」という概念を打ち破る商品で、「洋服や歯等に付いても汚れない。」というメリットの他に、「料理の見た目を変える。」というアピール・ポイントも。「醤油の黒さが、食欲を増させる。」という感じが在るので、個人的には色の無い醤油に魅力を感じない。
紹介されていた商品の中で一番魅力を感じたのは、ライオンが昨年9月から販売している浴室用洗剤「ルックプラス バスタブクレンジング」だ。従来の浴室掃除といえば「洗剤を浴槽に掛ける。→スポンジで、浴槽全体を擦る。→シャワーで濯ぐ。」という3つのステップを踏むが、「ルックプラス バスタブクレンジング」は“浴槽を擦る作業が無い浴室用洗剤”。
浴槽に湯垢がザラザラとこびり付くのは、水道水中に含まれるカルシウムが原因。ルックプラス バスタブクレンジングは、此のカルシウムを取り除き、湯垢汚れをふやかし、そして浮かせるのだとか。「ルックプラス バスタブクレンジングを掛け、60秒後にシャワーで流すだけで、汚れが綺麗に落ちる。」という事で、売れに売れていると言う。肉体的に結構きつかったりするので、次回の浴室掃除で試してみたい。