ベイスターズの石井琢朗選手が、昨夜2千本安打を達成した。日本プロ野球史上34人目の快挙という事で在る。投手で入団したものの、打撃センスを買われて野手に転向するケースは珍しく無いが、彼もそんな選手の一人。唯、彼の凄いのは、プロの投手として勝利を挙げ、且つ野手として2千本安打を達成したという事。同じ経験を持つ選手は、72年の球史に於いても彼と”野球の神様”こと川上哲治氏の2人だけしか居ないというのだから大したものだ。
試合後のインタビューでは、感極まり言葉に詰まってしまった彼。ここ数年の自身の成績に不甲斐無さを感じていたからこそ、偉業達成にも一入の思いが在るのだろうと、見ているこちら迄ジーンと来るものが在った。
2千本安打達成、本当におめでとうございました!
唯、彼自身も語っていたが、これで彼の野球人生が終わる訳では無いし、チームも今日以降も闘いを続けて行くのだ。不本意な成績を残している今季のベイスターズ*1だが、このチームの力はこんなものでは絶対に無い。石井選手の偉業達成を契機に、今日から巻き返しを図って貰いたいと思う。
偉業達成と言えば、我がジャイアンツ内にも間近に控えた選手が居る。それは二岡智宏選手だ。
「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」でも触れたジャイアンツのショート・ストップの座。過去に多くの選手がジャイアンツのショート・ストップを務めて来たが、その歴代ホームラン数ベスト3は次の様になっている。
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1位 広岡達朗氏 117本
2位 二岡智宏選手 116本
3位 河埜和正氏*2 115本
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2000年にサヨナラホームランで優勝を決めたり、先日は史上初の2打席連続満塁ホームランを打つ等、ホームランのインパクトが強い選手では在るのだが、まさかジャイアンツのショート・ストップ史上2位のホームラン数とは、つい先だって迄全く知らなかった。後1本で、”広岡御大”と並んで1位。単独1位になる日も遠い先では無いだろうし、今後暫くはこの記録を破る選手は現れないのではなかろうか。勿論、ジャイアンツ選手の中でという、実に狭い範囲の記録では在るが。
記録という事で言えば、「週刊現代(5月6&13日合併号)」に載っていた記事が面白かった。田端到氏の連載コラム「データで楽しもう 考える野球」がそれで、「2005年度セ・リーグ 走者一塁時ランキング」というのが表示されていた。
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[打率ベスト5]
1位 金城龍彦選手 打率.449
2位 種田仁選手 打率.400
3位 福留孝介選手 打率.388
4位 多村仁選手 打率.372
5位 二岡智宏選手 打率.368
[被打率ワースト5]
1位 高橋尚成投手 被打率.393
2位 山本昌広投手 被打率.392
3位 石川雅規投手 被打率.379
4位 館山昌平投手 被打率.360
5位 斎藤隆投手 被打率.342
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目が吸い寄せられてしまったのは「被打率ワースト5」。ワースト3は全て左投手なのだ。記事でも書かれている様に、「右投手は一塁走者が見えない分、走者が気になって打者に集中し辛く、逆に左投手は一塁走者を視界に入れられる分、打者に集中出来る。」と自分も思っていたので、これは意外な結果で在ったのだが、高橋(尚)投手曰く、「ランナーが一塁に居ると、目に入って気になってしまう。左投手(の被打率)が良くないのは、そういう理由だと思う。」との事。野球は心理的な影響を多分に受けるスポーツなのだと、改めて思い知らされた。
*1 一昨年迄在籍していたアンディー・シーツ選手がタイガースで、又、昨年迄在籍していたグレグ・ラロッカ選手がスワローズでと、共に今季大活躍している姿を見ると、さぞかしカープ・ファンは複雑な思いをしている事だろうと同情の思いが湧いてしまう。それだけ、カープの外国人担当スカウトの腕が良いという事では在るのだが・・・。
*2 以前に記事でも触れた様に、河埜選手は職人肌の選手として好きな存在だった。
試合後のインタビューでは、感極まり言葉に詰まってしまった彼。ここ数年の自身の成績に不甲斐無さを感じていたからこそ、偉業達成にも一入の思いが在るのだろうと、見ているこちら迄ジーンと来るものが在った。
2千本安打達成、本当におめでとうございました!
唯、彼自身も語っていたが、これで彼の野球人生が終わる訳では無いし、チームも今日以降も闘いを続けて行くのだ。不本意な成績を残している今季のベイスターズ*1だが、このチームの力はこんなものでは絶対に無い。石井選手の偉業達成を契機に、今日から巻き返しを図って貰いたいと思う。
偉業達成と言えば、我がジャイアンツ内にも間近に控えた選手が居る。それは二岡智宏選手だ。
「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」でも触れたジャイアンツのショート・ストップの座。過去に多くの選手がジャイアンツのショート・ストップを務めて来たが、その歴代ホームラン数ベスト3は次の様になっている。
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1位 広岡達朗氏 117本
2位 二岡智宏選手 116本
3位 河埜和正氏*2 115本
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2000年にサヨナラホームランで優勝を決めたり、先日は史上初の2打席連続満塁ホームランを打つ等、ホームランのインパクトが強い選手では在るのだが、まさかジャイアンツのショート・ストップ史上2位のホームラン数とは、つい先だって迄全く知らなかった。後1本で、”広岡御大”と並んで1位。単独1位になる日も遠い先では無いだろうし、今後暫くはこの記録を破る選手は現れないのではなかろうか。勿論、ジャイアンツ選手の中でという、実に狭い範囲の記録では在るが。

記録という事で言えば、「週刊現代(5月6&13日合併号)」に載っていた記事が面白かった。田端到氏の連載コラム「データで楽しもう 考える野球」がそれで、「2005年度セ・リーグ 走者一塁時ランキング」というのが表示されていた。
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[打率ベスト5]
1位 金城龍彦選手 打率.449
2位 種田仁選手 打率.400
3位 福留孝介選手 打率.388
4位 多村仁選手 打率.372
5位 二岡智宏選手 打率.368
[被打率ワースト5]
1位 高橋尚成投手 被打率.393
2位 山本昌広投手 被打率.392
3位 石川雅規投手 被打率.379
4位 館山昌平投手 被打率.360
5位 斎藤隆投手 被打率.342
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目が吸い寄せられてしまったのは「被打率ワースト5」。ワースト3は全て左投手なのだ。記事でも書かれている様に、「右投手は一塁走者が見えない分、走者が気になって打者に集中し辛く、逆に左投手は一塁走者を視界に入れられる分、打者に集中出来る。」と自分も思っていたので、これは意外な結果で在ったのだが、高橋(尚)投手曰く、「ランナーが一塁に居ると、目に入って気になってしまう。左投手(の被打率)が良くないのは、そういう理由だと思う。」との事。野球は心理的な影響を多分に受けるスポーツなのだと、改めて思い知らされた。

*1 一昨年迄在籍していたアンディー・シーツ選手がタイガースで、又、昨年迄在籍していたグレグ・ラロッカ選手がスワローズでと、共に今季大活躍している姿を見ると、さぞかしカープ・ファンは複雑な思いをしている事だろうと同情の思いが湧いてしまう。それだけ、カープの外国人担当スカウトの腕が良いという事では在るのだが・・・。
*2 以前に記事でも触れた様に、河埜選手は職人肌の選手として好きな存在だった。
ただ、スワファンとしては右のワースト1位が館山というところが何とも不本意です(笑)。
以前から、二岡が中日へもしはいっていたなら、3番を打てるのに。
と思っていましたが、今は巨人でも、3番ですね。
まだまだ先が楽しみな選手です。
あっ、こんばんは、もあぱそと申します。
トラックバックをいただきました。ありがとうございました。
シーツさん、ラロッカさん… ほんと活躍していますよねぇ(^_^)/~
大記録を達成させるには、いろいろな努力が必要だったと思います。
インタビューは感動でした。
石井選手の偉業からは「愛」を感じますねえ・・・。
ブログをトラックバックさせていただきましたのでご報告いたします。
良かったら、来てください(^^)