“還暦”がそう遠くは無い年齢となったが、心身共に若い積りで居る。図々しいのを承知で言えば、見た目は同世代よりも大分若く見えると思うし、精神年齢に関して言えば「“30代”にも負けないぞ!」という気持ちが在る。
でも、現実問題として、肉体は確実に衰えている。「五十肩なんて、自分には無縁。」と高を括っていたが、最近になって時々、五十肩の症状が出て来た。
尾籠な話で申し訳無いが、小用を済ませた際、“尿切れ”が悪くなり、下着が軽く濡れる事が時々。流石に“大”を漏らす事は無いが。(大分前、旅先で山に登っている際、腹を下してしまい、慌ててトイレに向かうも、間に合わずに漏らしてしまった事は1度だけ在るけれど。)
で、最近、最も老化を感じるのは「読書の際」だ。子供の頃から読書が大好きで、本を読まない日は無いという自分。其れは、今も全く変わらない。読書スピードも速く、学生の頃は「普通の人が1週間位掛けて読む位の厚さの本を、1日で読み終えてしまう。」なんて事が良く在った程。
だが、最近は1冊を読み終えるのに、昔より時間が掛かる様になった。同世代と比べれば、読書スピードは可成り速いと思うけれど、「どういう事だっけ?」と前に戻って、読み返す事が増えた。「パッと理解する能力が衰えた。」のが原因だろう。
そして、何よりも「集中力が昔と比べると、大分衰えた。」という気がする。夜、布団に入って読書するのが常だが、昔は1時間でも2時間でも続けて読めた。今でも非常に面白い本ならば結構集中力が続くけれど、そうじゃ無いと、1時間も経たない内に集中力が途切れて来る。