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「フランスでメロンは半額!?高い日本の果物価格」(10月21日、Excite Bit コネタ)
「日本はフルーツが高い。」。日本で暮らす外国人達が、口を揃えて言う台詞だ。日本に遊びに行った知人のフランス人達からも、「日本は食事をするには安いのに、果物は何故こんなに高いんだ?」と何時も質問される。
一体、東京とパリでは、何れ位値段が違うのか。林檎、桃、メロン、葡萄、サクランボという5品目に付いて、総務省「小売物物価統計調査報告」とINSEE(仏国立統計経済研究所)が出した各果物に付いての平均小売価格から、2012年の日仏の平均市価を比べてみた。
結果、林檎は東京が1kg当たり573円(以下全て1kg当たりの価格)でパリは2.44ユーロ(約326円)、桃は東京が804円でパリは3.26ユーロ(約436円)、メロンは東京が628円でパリは2.57ユーロ(約343円)、葡萄は東京が1,340円でパリは3.96ユーロ(約539円)、サクランボは東京が2,870円でパリは7.6ユーロ(約1,015円)だった。林檎、桃、メロンは約1.8倍、葡萄は約2.5倍、サクランボは約2.8倍、東京がパリより高い。
価格が安い分、欧州は日本より果物がより身近だ。林檎1個を鞄に忍ばせておき、御腹が空いたら丸ごと齧っている人も良く見掛ける。実際、国際連合食料農業機関(FAO)が出す日本とフランスの1人1日当たりの消費量を比べてみても、フランス人は日本人の約2倍多く果物を食べている。
加えて日本の生鮮果実の消費量は、年々低くなっている。今年6月に農林水産省が出した「果樹をめぐる情勢」によれば、「世代別の摂取量は、特に20~40歳代で少ない状況。」で在り、「10年前と比較して、全ての世代で摂取量が減少。特に40~59歳の落ち込みが大きい。」そうだ。但し、果実自体の供給量は略横這いだ。詰り「消費者は年々、生鮮果実より加工品の購入を好む傾向に在る。」と言うのだ。
生鮮果実を食べない理由としては、「手間の問題」と「価格の問題」を挙げる人が多く、若い世代程、果実加工品を好んでいる。生鮮果実と果実加工品の選択状況を比べると、60代以上の94.4%が「生鮮が主体。」と答えたのに対し、20代は67%と低くなる。男女にも差が在り、女性(82.5%)は男性(77.6%)より「生鮮を主体。」とする人の割合は高い。又、学校給食の果実摂取量も、1回の給食で望ましいとされる量より少ないのが現状だそうだ。
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果物で一番好きなのはメロン。後は桃やバナナ等が好き。苺や蜜柑、梨、西瓜等、他の果物も決して嫌いじゃないが、「自分で態々、買い求めて迄して食べる。」という程では無い。
「日本の食事が安い。」というのは違和感が在るけれど、「日本の果物が高い。」というのは良く感じる。海外に行った際、比較的物価が高い国でも、果物は安いケースが殆ど。況や物価の安い国では、「こんなに安い値段なの!?」と驚いてしまう。
日本の場合、人件費等、コストの違いは大きいだろう。何よりも「食の安全」という観点から、手間もコストも掛かっているのだろうし。だから「何を以てして、適正価格と言うのか?」は難しい所だけれど、其れにしても日本の果物は高いと思う。「日本で生産された美味しい果物が、高価な為に日本人が気軽に食せない一方で、海外に輸出されて(海外の)富裕層に売れている。」なんてニュースを見聞すると、「何だかなあ・・・。」と思ってしまう。(日本よりも貧しい国では、同じ様な事を感じているのだろうけれど。)「食の安全」を保ちつつ、もっと安価に日本の果物を国内に供給出来る仕組みは出来ないものだろうか?
「全ての世代で、生鮮果実の摂取量が減っている。」というのは、凄く理解出来る。「魚を食するのは嫌いじゃないのだけれど、魚を解して食する手間が面倒。」という自分なので、果物の皮を剥いたりするのが面倒に感じたりするので。「塵の量が少なくなる。」という意味合いからも、カットされた果物を買い求める人が増えているのだろう。
自分もそうですが、「グミ」という名称を見聞して、果物では無く御菓子の方のグミを思い浮かべる人は多そう。
昔、住んでいた家(借地でしたが)は庭が滅茶苦茶広く、同級生を呼んで野球をしたり、缶蹴りをしたりしていたのですが、大きな柿の木や無花果の木が在って、季節になるとふんだんに実がなっていました。当時、飼えなくなって逃がしたと思われる巨大でけばけばしい色をしたインコが、昼から夕方にかけて大量に飛来し(ヒッチコック監督の「鳥」を思わせる怖さが在りました。)、柿の実等を啄んでいたものですが、果物大好き人間の母以外は、時たま取って食べる程度でしたね。
絵に描いた様な不器用者で、ナイフで皮剥きとかも出来ない自分。ですので、「ナイフ無しでも食せる果物が好き。」というのは、凄く判ります。
昔、「魚って、何でこんなに高いんだろ?ボリ過ぎだよなあ。」と思っていました。しかし長じるに従い、漁に出るという事が如何にコストが掛かるのかを知った。燃料費は馬鹿にならないし、漁に出た所で、何れだけ取れるか判らない。ギャンブル的な部分も在りますし、そうなると魚の売値が或る程度高くなってしまうのも、仕方ない事。果物も其れなりの手間とコストが掛かるのでしょうし、或る程度の高値は仕方無いのかもしれませんが、其れにしても高いですね。
あと、梨、柿なども皮ごと丸かぶりで食べる方です。逆に包丁を使わないと食べにくい物は、あまり食べないかな。
果物が高いというのは実感しますね。3度の食事を外食で済ませる場合でも、工夫すれば1食300円以内でまかなえるのに比べ、デザート感のある果物のほうが割高なんですよね。
確かにヨーロッパは概して消費税が高いのですが、生活必需品や医療に関しては低税率だったり零だったりしていますね。「同じファストフードで購入した同じ商品でも、店内で食す場合とテイクアウトする場合では、当てられる消費税率が異なる。」みたいな妙なケースも在る様ですが、一律に同じ消費税率というのでは無く、嗜好品やブランド品等には高い税率を、そして生活必需品等には低い税率を課すというスタイルを、我が国でも導入して欲しいです。
観光ガイドで安いチェーンの吉野家、富士そば等も推奨していますから、知恵があれば安く済ませられます。
日本のほうが食事に供される量が少ないですから、割高であろうと思うのですが、逆に言うとヨーロッパ各国の場合吉野家、富士そばに当たるようなチェーンはホットドックスタンド、ケバブスタンド等のようなものになりますから、比較すると満足度が違うかもしれません。