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「ZOZOTOWNの『送料自由』、利用者は幾ら払った? 都道府県別ランキングも発表」(10月24日、ねとらぼ)
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは、10月1日から同サイトで試験的に実施している「送料自由」に付いて、利用者が幾ら送料を払っているかを発表しました。
送料自由は、利用者が自由に送料を設定出来るという物。10月1日正午~10月23日0時迄の注文で、設定された送料の平均は96円(税込)、送料0円が設定された注文の割合は43%でした。
又、都道府県別の平均送料は、福島県が最も高く111.73円。岩手県、青森県、長野県、島根県と続きます。最も低いのは奈良県で86.05円。次いで大阪府、兵庫県、滋賀県、京都府と、ワースト5を関西勢が占めました。
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海外営業にずっと従事する中で、海外向けの製品を輸出する段取りを自身で行っていた時期が在った。工場から港、そして港から海外へ製品を輸送する際の手続きも行っていて、其の中には輸送用のトラック代やコンテナ代の価格交渉も在った。薄利多売といった性格から、業者には価格面で結構厳しい御願いをする事が多く(厳しい御願いだけでは申し訳無いので、可能な際には高めの価格で了承した事も在ったけれど。)、今になってみると「申し訳無い事をしたなあ。」と、当時の事を良く思い出す。
通販サイトを利用する事は余り無く、利用する際でも「送料を含めた購入価格が、店舗で購入する場合よりも安い。」時しか利用しない。必然的に「送料無料」という選択となるのだが、「輸送業の労働環境が悪化しているのは、『送料無料が当たり前。』と考えている自分の様な人間が多い事が、大きく影響しているのだろうな。」と、昔の業務を思い出し、後ろめたい気持ちになる事が。
今回のZOZOTOWNの試み、自分が購入するならば、恐らく送料は「100円」位を選択するだろう。「送料無料だと申し訳無い。100円じゃあ、全然足りないのは判っているけれど。」という感じ。元々、「実物を、自分の目で確認して購入したい。」という思いが強い事も在るけれど、「送料無料」という環境に慣れ切ってしまっている事も、其れより多く支払う事を躊躇わせてしまうのだ。良く無い考えなのは判っているが・・・。