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・2007年:4試合/144試合(約2.77%)
・2008年:144試合/144試合(100%)
・2009年:144試合/144試合(100%)
・2010年:144試合/144試合(100%)
・2011年:144試合/144試合(100%)
・2012年:144試合/144試合(100%)
・2013年:144試合/144試合(100%)
・2014年:144試合/144試合(100%)
・2015年:130試合/143試合(約90.90%)
・2016年:137試合/143試合(約95.80%)
・2017年:142試合/143試合(約99.30%)
・2018年:109試合/143試合(約76.22%)
・2019年:143試合/143試合(100%)
・2020年:115試合/143試合(約80.41%)
・2021年:117試合/143試合(約81.81%)
・2022年(7月7日の試合終了時点):49試合/84試合(約58.33%)
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ジャイアンツ・坂本勇人選手に関する、年度別の試合出場数だ。「2006年の高校生ドラフト外れ1巡目でジャイアンツに指名され、プロ入りを果たした彼。」は、プロ1年目こそ試合出場数「4試合」に留まったが、2年目以降はレギュラーに定着した。当該ドラフトでジャイアンツが1巡目に指名したのは堂上直倫選手だったが、3チームが競合。“籤引き”の結果、ジャイアンツは堂上選手の指名権を外し、外れ1位として指名したのが坂本選手だった。
ドラゴンズ入りしたものの、レギュラー定着出来ていない堂上選手の事を思うと、「ドラフト会議での指名順位って、プロで活躍出来るかどうかとは、必ずしもリンクしていないんだなあ。」と改め思う。
一昨日行われた試合で、途中交代となった坂本選手。腰痛の為、出場選手登録が抹消される見通しとなった。今季の坂本選手は、開幕直前を含めると3度目の戦線離脱。仮に残り全試合を出場したとしても、今季の試合出場数は「108試合」となり、試合出場率は「約75.52%」と、プロ1年目を除けば、最も低い数字となる。
2008年~2014年、そして2019年と、合計で8年間も全試合出場して来た坂本選手。然し、2020年と2021年は2割近くを欠場。そして、今季は更に欠場の割合を増やす事に。
ショートのポジションで、華麗な守備を見せて来た彼。でも、ショートのポジションに就いた当初は、そんなに上手い守備では無かった。同じショートとして“名手”と呼ばれた宮本慎也氏に“弟子入り”して以降、めきめきと守備の腕を上げ、今やショートとして天下一品の守備力を誇る。
唯、「ショートは他の8つのポジションと比べると、トップクラスの運動量を要する。」とされている。突発的な足運び等、怪我のリスクも高いと。だから、「専従でショートを務め続けるのは、非常に困難な事。」というのは、野球界の常識。
昨年のNumber Webに、「ショート10年寿命説」というのが載っていた。「ショートの名手として名を馳せた選手の少なからずが、“ショート専従で10年”を境にして成績が落ちたり、他のポジションにコンヴァートされている。」と言うのだ。10年きっちりでどうこうと言う訳では無く、10年前後でそういう傾向が見られるという事だが、例として鳥谷敬氏や宮本慎也氏、井端弘和氏、小坂誠氏の名が挙げられている。ショートしてのイメージが非常に強い宮本氏だが、11年間ショート専従でプレイして以降は、ポジションをサードに変えている。
今季でプロ入り16年目を迎えた坂本選手。ショート専従で10年を軽く超えており、肉体的には非常にきつい事だろう。守備の名手としては珍しく、今季は「9つ」もエラーを記録している彼。(昨季、全試合を終了した時点で「4つ」だけ。)3度の戦線離脱といい、コンヴァートの転機を迎えているのかも知れない。
ショートでの華麗な守備が見られなくなるのは残念だが、野球選手としてもっともっと長く頑張って欲しいので、コンヴァートも致し方無いだろう。“来季の監督”(「2019年の日本シリーズ、2020年の日本シリーズ、そして昨季のCSのファイナル・ステージと、“最終戦シリーズ”を3年連続で1つも勝てなかったのに、何事も無かったかの様に監督の座に居座った御仁も、流石に今季の体たらくでは居座り続ける事は無理だろう。)は、大きな決断を迫られる事になりそうだ。
坂本選手、確かに“下半身”はだらしないでしょうね。異論&反論は在りましょうが、個人的には明々白々な違法行為をしていたり、他者に迷惑を掛ける行為をしていたりするので無ければ、プロ野球選手に聖人君子性は求めないし、実績等が重視されるべきと考えています。そういう意味では、坂本選手は超一流。
だからこそ、一日でも長く現役を続けて欲しい。今季の度重なるリタイアを考えると、コンヴァート止む無しと自分も思います。
唯、色々批判は在りますが、中田翔選手も結構好きなんです。誤解され勝ちな所は在りますが、根は優しい部分が在ると思っていますし、選手としての実績も残しているので。
今後とも、何卒宜しく御願い致します。