ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“彼”の下での再生は無理だと思う

2023年09月09日 | 時事ネタ関連

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東山紀之新社長は自身の“僕のソーセージ食え”発言にあやふや・・・“暴かれる側”となり火達磨の可能性も」(9月7日、日刊ゲンダイ

ジャニーズ事務所による会見が7日に行われ、4日付けで社長を辞任した事を発表した藤島ジュリー景子氏(57歳)と、新社長に就任した東山紀之(57歳)、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47歳)、木目田裕弁護士が出席した。 

ジュリー氏は「ジャニーズ事務所と致しましても、私自身と致しましても、ジャニー喜多川性加害が在ったと認識しております。」と、故・ジャニー喜多川前社長の性加害を認めた。更には社長業に専念する、東山が年内を以てタレント業を引退する事。被害者の早期救済の為に、ジュリー氏が100%株式保有し続けて、『ジャニーズ事務所』の屋号現状変えない方針で在る事。被害者救済には、ジュリー氏が中心となり行っていく事。等が伝えられた。

新社長に就任した東山に対しては、一部で報じられている過去の後輩Jr.に対してのパワハラセクハラ行為等に対し、厳しい質問が相次いだ。

「東山氏自身は、手を出した事は在るか?」という記者からの質問に対し、東山は「僕は、した事が無いです。」と回答。「元Jr.の山崎正人氏が、木山将吾ペン・ネームで2005年に発表した書籍SMAPへ‐そして、すべてのジャニーズタレントへ』の内容に付いて、事実か?」というフランス人記者からの質問には、「中身は読んでいないが、事実では無いと思う。」と言い切った(其の後、東山は山崎氏と対話する意向表明。)。

更に、書の記述を用い、東山が「電気按摩で、Jr.の少年達の股間を足で刺激していた、自分の隠部を見せ付けていた、僕のソーセージを食えと発言したというのは事実か?」という記者の質問に対して、「ネット暴露本の内容は知っていた。」と答えた上でしたかも知れないし、していないかも知れない。自身の記憶を呼び起こすのが困難で在る。という本音を吐露したが、疑惑は完全に払拭し切れない印象だった。

此れ
に対しネットでは、「1番駄目な選択をした。『ジャニーズ』は終わり。東山氏に、此れから何百何千という被害者の声を聞き、何百億の補償の話し合いのテーブルに着く覚悟は在るのだろうか?」、「政治家もそうだけど、目立つ地位になったら、色々と過去の悪い事が出て来る。今回も、そうなりそうな予感。」、メディアも東山氏の過去の苦労話や栄光の記事を書いてる所も有り、メディアの忖度未だ続いていて、メディアも変わらないと思う。と、今後のジャニーズ事務所や東山新体制に期待出来ないという声が多く散見された。

「沈み行く企業の後始末と、再興任される東山氏の責任は余りに大きい。新社長就任を快諾してくれる優秀な外部人材なかったで在ろうという実情が、今回の東山さんの新社長就任で鮮明になりました。」。(芸能ジャーナリスト

新社長に就任した事で、東山は事務所に守られる側から暴かれる立場になった。実際、会見では嘗て「恋人関係に在る。」と報じられた女優森光子さん(享年92)との間柄に付いても質問が及んだ。此れから言い逃れが出来ない事実が飛び出して、火達磨になる可能性も在りそうだ。

東山は、此の窮地をどう乗り切るのか。
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「井ノ原快彦 心揺さぶる名言連発にSNS反応『ファン想いの発言で泣いた。』、『社長で良くないか。』」(9月7日、スポニチ

ジャニーズ事務所は7日、内で会見を開き、故・ジャニー喜多川前社長による性加害を事実と認定、謝罪した。

会見には4日付けで社長を辞任した藤島ジュリー景子氏(57歳)、新社長に就任した少年隊の東山紀之(56歳)に加え、井ノ原快彦(47歳)も登壇。ジャニー氏への厳しさや、所属タレントへの愛を感じる発言が目立ち、SNSでは評価する声が多く上がった。

小学生の時に入所した井ノ原は、「マナー礼儀作法を教えて貰った事に感謝していた。(性加害が判り)表の顔と裏の顔が在った事が怖かった。今、2年間に何回とか・・・と訴えている方が、どんどん出て来ている。ショックです。」と、ジャニー氏への感謝と同時に、其の二面性指摘。「何て事をしてくれたんだ。好い加減にして欲しい。」と感情をにした。

ジャニー氏へ掛けたい言葉を問われると、「特に在りません。」としつつも、「此れから変えて行きますという事を、彼にでは無く、世間に言いたい。」と、前向きな言葉を選んだ。少年達の心に深い傷を負わせたジャニー氏の罪の重さに付いても、天国に行けているのかも判りません。と、厳しい言葉を投げ掛けた。

ジャニーズJr.の育成等を手掛ける、ジャニーズアイランドの社長でも在る井ノ原。タレントに対する育成理念や、ファンへの思いを感じさせる言葉も印象深かった。「僕がJr.の子達に何時も言っているのは、『(ファンが)どんな気持ちでライヴに来て下さっているのか、何日も前からチケットを取って、高い御金を払って飛行機を取って、髪をセットして、御洒落をして来て下さるという事を、一から考え直して、ステージに立ちましょう。』と言っています。」。ジャニー氏が性加害を加えたメンバーを重宝したとの疑惑にも、「忖度が無くても、出る場所が在る。僕は育成の方なので、心身共に鍛えて行くという目で見て戴きたい。」と、指導者目線で訴えた。

言うべき事は口にし、上に立つ者としての決意と覚悟、ファンやメンバーへの愛情を示した井ノ原。謝罪会見の場で在り乍ら、刺さる言葉を連発した其の語彙力に、SNSでの評価は上々だった。「全ジャニーズ・ファンが聴いて欲しい。泣けて来た。」、此の会見で一番株を上げたのが、此の人だと思った。、「イノッチのファン想いの発言で泣いた。」と称賛。更に「もうジュリーさんでも東山さんでも無くて、イノッチ社長で良くないか、ジャニーズ事務所。」といった声も上がっていた。
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自身の考えを記す前に、先ずは断っておきたい(理解して戴きたい)事が在る。「自分は今回の会見を生中継で見てはおらず、帰宅後にニュース番組で“一部”を見ただけ。」というのと、「ジャニーズに関する件、真偽の程飽く迄当事者しか判りないが、自分としては大昔から“非常に限られたメディアだけが報じて来た事”を其れなり見聞して来たし、マス・メディアに身を置き、そして芸能界の事にも詳しい知人数人から、ジャニーズ事務所に関する不祥事を色々聞いていた(真偽の程は判らないが、「誰もが知る超大物政治家がジャニーズ事務所の“守り神”となっているので、マス・メディアも疑惑を報じられない。其の超大物政治家が守り神となっているのは、男色“も”在る彼に対し同事務所が、売れない所属タレントを“御稚児さんとして”宛てがっているから。」という話を、“何度か”聞いた。)という立場から、考えている事を記す。」という2点だ。前者からは「若しかしたら見聞しなかった部分に、自分の考えが誤っている所が在るかも知れない。」という事を、そして後者からは「全く状況を知らない立場から記している訳では無い。」という事を理解して欲しいのだ。

で、本題に入る。

今年5月の記事「問われるべき事は問わないと駄目」の中で記した様に、ジャニーズ事務所創業者・ジャニ―喜多川氏による所属男性タレントへの性加害問題に関しては、大昔から(1965年以降)一部メディアが報じて来た事なのに、殆どのメディアが同事務所の影響力の大きさを恐れ、忖度して報じて来なかったという経緯が在る。ので、“外圧”によって今更「私達も反省しないといけない。」なんぞとメディアの連中が口にしても、空々しさしか感じられないというのが正直な所。上の元記事にも在る様に、今に到っても「東山氏を持ち上げる様な報道が在ったりする。」のだから、“反省するメディア”というのも信じられない。「殺人事件の捜査に圧力を掛け、ストップさせた。」というとんでもない疑惑が報じられている国会議員に付いても、あんなに状況証拠や具体的な証言がされているのに、一切触れないメディアの何と多い事か。“メディアの忖度体質”は、最早致命的なのかも知れない。

今回の会見、正直な気持ちを吐露しているイノッチには、自分も好感を持ったジャニー喜多川氏による性加害に関し、“ジャニタレ”の間で不安を口にする状況が在った事や、そういう状況に何も言えない状況が在った事を赤裸々に述べた事は、とても評価出来る。

其の一方で、東山氏の“駄目さ加減”が際立った。今年6月に「無責任な人達」という記事を書いたが、ジャニーズに所属するタレントの中では最年長で在り、報道番組キャスター務めている彼が、今回の問題に黙りを決め込み続け、其の姿勢が批判されると漸く此の問題に触れるも、「性加害に関しては、全く知らぬ存ぜぬ。」という趣旨の“在り得ない発言”を平然とした事に、自分は心底呆れ返ってしまった。彼に関しては過去に“幾つかの疑惑”が報じられており、其の中には彼がジャニー喜多川氏の側近中の側近として、其の意向に沿って邪魔な存在を排除して来たのは、関係者なら誰もが知っている事。というのも在った。又、ジャニー喜多川氏による性加害を告発する元ジャニーズJr.からは「(ジャニー喜多川氏による)性加害の現場に、貴方(東山氏)も実際に居たじゃないですか。なのに、知らぬ存ぜぬというのは酷い。」といった声や、「東山氏が新社長に就任したら、過去の“悪行”の数々が暴露されますよ。」と“予言”をする者も

ファンの方には申し訳無いが、昔から東山紀之という人物には薄っぺらさや胡散臭さを感じ続けていた格好を付ける事が最優先され、其の発言は『全く血の通わない、表面的な物許り。』という印象。が強く、だからこそ薄っぺらさや胡散臭さしか、自分には感じられなかったのだ。

彼にとって今回の会見は、“性加害に関する真実を口にする最後の機会”だったと思う。こんなにも多くの元ジャニーズJr.達が性加害を具体的且つ詳細に証言しているのに、同事務所で最年長、且つジャニー喜多川氏からの寵愛振りは知る人ぞ知る存在の彼が、「性加害の噂を、報道で聞いた事は在ったけれど・・・。」程度の訳が無いだろう。だったら、「前に性加害に付いて一切知らないと言いましたが、様々な“”が在った為、ああいう“嘘”を言ってしまいました。申し訳在りません。新社長としてジャニーズ事務所の“”を出し切り、再生図らなければならない以上、“真実”を話します。」と全てを語れば、彼の胡散臭さは消えるだろうし、「ジャニーズ事務所も、新しく生まれ変われそうだな。」と期待出来ただろうが・・・。

そんな最後の機会を自ら放棄した結果残ったのは、「彼のでは、ジャニーズ事務所の再生は無理だな。」という思いだけ。直ちに崩壊するとは思わないが、所属タレントが次々と“逃げ出し”、小規模となって行く。ジャニーズ事務所の将来、そんな感じではないだろうか。


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怒りを覚えます (Kei)
2023-09-09 15:22:17
私は、東山氏が新社長になるとの発表、そして何より、社名を(当面と含みを持たせてはいるが)存続させる、の2点に「何も反省していない!」と怒りを覚えました。
ジャニー喜多川のやった事は“犯罪”以外の何物でもありません(「氏」は付けません。鬼畜にも等しい(と東山氏自身が言ってます)犯罪者に、敬称を付ける必要はないと思いますから)。
そんな犯罪者の名前が付いた社名を存続させるなんてあり得ません。それに被害者の多くは、その名前を聞くだけでも、された事がフラッシュバックして精神的に不安定になるでしょうから。
もう一つ、ジャニー喜多川とベタベタだった方は経営陣に入れるべきではありません。刷新する気があるなら、新経営陣は外部から新しい人材を呼んで来るべきでしょう。藤島ジュリー前社長も、すべての役職を降りるべきです。
私はむしろ、会社そのものを解体し、関連団体やグループ名も含めて「ジャニーズ」と付くものはすべて無くしてしまう、所属タレントは別の芸能事務所に引き取ってもらう、それくらいの荒療治をやらないと被害に遭われた方々は納得しないのではないかとさえ思います。

一つの例を挙げます。
これはニュースでも話題になったからご存じの方も多いでしょうが、ハーヴェイ・ワインスタインという名プロデューサーだった人物が、多くの女優、女性スタッフに性暴力を繰り返していた事が明らかになった事件がありましたね。
ワインスタインは、自分が興した会社、ミラマックス(後にワインスタイン・カンパニー)を拠点に「イングリッシュ・ペイシェント」、「恋におちたシェイクスピア」、ミュージカル「シカゴ」(いずれもアカデミー作品賞を受賞)、「キル・ビル」「イングロリアス・バスターズ」他のQ・タランティーノ監督作など、多くの秀作、話題作を製作し、映画界で絶大な信望を得て、名声を欲しいままにしていました。
ワインスタインの性暴力は以前から水面下では噂になっていましたが、事件を口外すれば映画界にいられなくするなどと脅迫したり、口止め料を払って守秘義務を含む示談契約を結んだりしていたので、長年にわたって発覚しませんでした。
しかし2017年、大手新聞がワインスタインの数十年にわたる性暴力、虐待の事実を告発し、そこから#MeToo運動も起きて、ワインスタインは警察に逮捕され、禁固23年の刑を言い渡されて刑務所に収監されました。またワインスタイン・カンパニーも一連の報道の影響を受けて経営が悪化し、2018年に破産しました。

永年の社長の性暴力、業界での絶対的権力、仕事がなくなる事を恐れての被害者のだんまり、忖度、マスコミ報道によってようやく明らかになる…と、今回の事件と驚くほど構図がよく似ています。
ワインスタイン事件での当事者の逮捕、投獄、会社倒産という結果を見れば、私の上の提言が納得出来るのではないでしょうか。警察は被疑者死亡であってもきちんとジャニー喜多川の犯罪を捜査し、送検するくらいの事はやるべきだし、マスコミはこれまでの無関心姿勢を猛反省し、徹底的に調査、告発報道を行って、誰もが納得出来る結果を導き出して欲しいですね。
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>Kei様 (giants-55)
2023-09-09 17:47:30
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

Kei様が書き込んで下さった内容、全てに於いて同感です。こんなにも悪質な“犯罪”が長期間も野放しにされていた、其れも少なからずの人間が知っていたのに・・・という事を考えると、譬え加害者が亡くなっていても、警察やマス・メディアは徹底究明すべき。法治国家で在る以上、此処で幕引きしてしまうというのは、世界に対して恥ずかしい事です。

今回の会見が行われる前、某ニュース番組内で“街の人々”に対し、「ジャニーズ事務所という名称を変えるべきか否か?」という街頭アンケートを行っていたのですが、殆ど(9割以上だったと記憶しています。)が「変える必要無し。」と答えていたのには驚きました。世界では性加害に対して非常に厳しい対応がされるのに、我が国ではそうじゃ無いという現実を突き付けられた思い。

当ブログでは過去に何度も書いている事ですけれど、老若男女を問わず、想像力や思考力が著しく欠落している人が増加している気がしてならないのです。想像して欲しい。「若し貴方がレイプ等、性加害を受けたとする。加害者(男女何方にせよ)は大手企業の社長で、其の企業には加害者の名前が冠されている。其れでも貴方は、其の企業名を変える必要は全く無いと言えるのか?」と聞きたい。自分の身に置き換えて判断しないと駄目。

ジャニーズのタレントが好きなのと、其の所属事務所を何でも彼んでも“擁護”するのは分けて考えるべき。「大好きなジャニタレが所属している事務所だから、擁護しないと“彼”が可哀想。」とでも考えているならば、馬鹿としか言い様が無い。

週刊誌の報道が全て正しいとは思わない。でも、訳知り顔で何でも彼んでも、「週刊誌は嘘許り書いている。」と主張している人には全く共感出来ない。少なくともジャニー喜多川による性加害を大昔からきちんと追及していたのは、「週刊文春」を始めとした一部週刊誌で在るのだから。
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