ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

10位に入ったのは超意外な曲

2012年06月05日 | 其の他

5月28日付けの日刊ゲンダイ載っていた記事によると、JASRAC(日本音楽著作権協会)が「2011年度にカラオケやCD等から徴収した著作物使用料の分配額ベスト10」を先日発表したのだとか。

 

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=2011年度にカラオケやCD等から徴収した著作物使用料の分配額ベスト10=

 

1位:  「ヘビーローテーション」(AKB48)【動画】 

2位:  「ポニーテールとシュシュ」(AKB48)【動画】 

3位:  「Beginner」(AKB48)【動画】   

4位:  「Everyday、カチューシャ」(AKB48)【動画】 

5位:  「ありがとう」(いきものがかり)【動画】 

6位:  「会いたかった」(AKB48)【動画】 

7位:  「もっと強く」(EXILE)【動画】 

8位:  「I Wish For You」(EXILE)【動画】 

9位:  「『ONE PIECE』の背景音楽」(歌手無し)【動画

10位: 「『*************』のテーマ」(歌手無し)

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AKB48にEXILE、いきものがかりと、今を時めく歌手の曲がベスト10に8曲入っているのは判る。又、大人気アニメ「ONE PIECE」の背景音楽(同アニメを見た事が無いので、此の「背景音楽」という意味合いが良く判らなかったりする訳だが、恐らくは番組内で屡々流される曲という意味なのだろう。)が9位に入っているのも、此れ又判る。しかし、10位に入っていた曲は、超意外な曲だった。

 

一定年齢以上なら「懐かしい!」と思うだろうし、若い世代でも「此の曲、聞いた事が在る。」という人も多いで在ろう曲。さて、何という曲なのか御判りになるだろうか?ヒントを、幾つか記してみる。

 

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ヒント1: 嘗ての大人気テレビ番組のOP曲。

ヒント2: 此の番組に出た事で、人気者になった人は数知れず。

ヒント3: 作曲は「『宇宙戦艦ヤマト』のOP曲」【動画】を始めとして、多くのヒット曲を生み出した宮川泰氏。

ヒント4: 「行進」。

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「『*************』のテーマ」の『*************』の部分には番組名が入るのだが、正式名称で言えば「*」の数と同じ13文字。けれど、一般的に思い浮かぶ番組名としては、7文字乃至は8文字かもしれない。人によっては「行進」というヒントで、「判った!」となる事だろう。

 

正解は・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10位に入ったのは、1969年から1971年放送されたヴァラエティ番組巨泉×前武ゲバゲバ90分!』のテーマ動画】で在る。共に放送作家出身のタレントで在る大橋巨泉氏と前田武彦氏が司会を務める此の番組、当時としては可成り斬新な内容だった。90分という放送時間内にショートコント其れも「極限迄に無駄を削ぎ落とし、笑いのエッセンスをギュッと圧縮したアップテンポなショートコント。」を、「此れでもか!」と言わん許りに次から次へと流すというのは、実に目新しさを感じたもの。「司会の2人を始めとして、出演者達が自分の名前が書かれたプラカード掲げて行進するOPシーン。」というのも、非常に印象的だった。

 

歌詞が無いので、此の曲をカラオケで歌うという事も無いだろう。又、「此の曲のCDが大売れした。」という話も聞かない。では、何故此の曲が10位に入ったのか?元記事でJASRAC広報担当者が其の理由を明らかにしているのだが、「成る程。」と思ってしまった。

 

放送局からの使用料徴収が圧倒的に多いのです。特にCMソングに起用されたのが大きい。現在、キリンのどごし生』のCM【動画】に使われていますが、通常ならCM内容や出演タレントが変更になれば、CMソングも変わる。しかし、此の曲は1年間通して使われた、料金が跳ね上がりました。

 

変更する事無く、ずっと此の曲を使い続けている理由に付いて、キリンの広報部は次の様に述べている。

 

元気で明るく楽しい楽曲のイメージが、ビールを飲んでワイワイ楽しんで欲しい私達の思いと合致しました。インパクトが在って、印象に残る曲なのも選んだ理由です。


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4 コメント

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なつかしい! (AK)
2012-06-06 13:28:14
映像があったのですね!
今見ると随分オープニングが長いと思うが、センスがいいなあー。
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>AK様 (giants-55)
2012-06-06 20:39:13
書き込み有り難う御座いました。

本当に懐かしい映像ですよね。ショートコントの部分が無いのは残念ですが、テンポの良い遣り取りは今でも忘れられません。
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携帯の着メロに使ってました (かんちゃん@マラソン・マン)
2012-06-16 16:39:26
日テレの携帯サイトからダウンロードできました。僕も好きな番組です。以前、僕と同世代の漫画原作者で評論家の竹熊健太郎氏が、赤塚ギャグと「ゲバゲバ90分」から受けた影響について語っていて、「同感!」とうなずいた次第です。(僕の場合は西日本育ちなので、そこに吉本コメディも加わります)

アニメの「ケロロ軍曹」、子供よりも親の世代のウケを狙ったようなギャグが多いなと思いつつ見ていますが、以前「ケロロのゲロゲロ30分」と称して、ショート・ギャグを連発する回がありました。ここにもいたか、「ゲバゲバ」に影響された人間が。
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>かんちゃん@マラソン・マン様 (giants-55)
2012-06-17 00:32:16
書き込み有り難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「人」や「物事」が、多くの人に影響を与えるというのは良く在る事。赤塚不二夫氏や「ゲバゲバ90分」が多くのクリエーターに影響を与えたというのは、非常に頷ける話です。

石立鉄男氏は自分が好きな役者の1人でしたが、「週刊現代(6月16日号)」に杉田かおるさんと松木ひろし氏の対談が載っていました。杉田かおるさんは、1972年に放送開始となったドラマ「パパと呼ばないで」で石立氏の姪っ子役(チー坊)として共演。又、松木ひろし氏は「パパと呼ばないで」を始めとして、所謂「石立鉄男シリーズ」の脚本を多く手掛けた人物。

対談の中で一番印象に残ったのは、芸能人の中で「石立鉄男シリーズ」に多大な影響を受けた人物が少なくないという事。織田裕二氏も熱狂的なファンの1人だったそうですが、ダウンタウンの松本人志氏は同番組がDVD化される前に、日本テレビからダビングして貰う程、「パパと呼ばないで」が大好きだったとか。何十回も見たそうで、「パパと呼ばないで」の中で石立氏が風呂帰りに一杯飲み屋に入り、美味しそうに御猪口で熱燗を飲むシーンを見て、自分も熱燗を飲む様になったとの事。
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