5月28日付けの日刊ゲンダイに載っていた記事によると、JASRAC(日本音楽著作権協会)が「2011年度にカラオケやCD等から徴収した著作物使用料の分配額ベスト10」を先日発表したのだとか。
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=2011年度にカラオケやCD等から徴収した著作物使用料の分配額ベスト10=
1位: 「ヘビーローテーション」(AKB48)【動画】
2位: 「ポニーテールとシュシュ」(AKB48)【動画】
4位: 「Everyday、カチューシャ」(AKB48)【動画】
8位: 「I Wish For You」(EXILE)【動画】
9位: 「『ONE PIECE』の背景音楽」(歌手無し)【動画】
10位: 「『*************』のテーマ」(歌手無し)
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AKB48にEXILE、いきものがかりと、今を時めく歌手の曲がベスト10に8曲入っているのは判る。又、大人気アニメ「ONE PIECE」の背景音楽(同アニメを見た事が無いので、此の「背景音楽」という意味合いが良く判らなかったりする訳だが、恐らくは番組内で屡々流される曲という意味なのだろう。)が9位に入っているのも、此れ又判る。しかし、10位に入っていた曲は、超意外な曲だった。
一定年齢以上なら「懐かしい!」と思うだろうし、若い世代でも「此の曲、聞いた事が在る。」という人も多いで在ろう曲。さて、何という曲なのか御判りになるだろうか?ヒントを、幾つか記してみる。
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ヒント2: 此の番組に出た事で、人気者になった人は数知れず。
ヒント3: 作曲は「『宇宙戦艦ヤマト』のOP曲」【動画】を始めとして、多くのヒット曲を生み出した宮川泰氏。
ヒント4: 「行進」。
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「『*************』のテーマ」の『*************』の部分には番組名が入るのだが、正式名称で言えば「*」の数と同じ13文字。けれど、一般的に思い浮かぶ番組名としては、7文字乃至は8文字かもしれない。人によっては「行進」というヒントで、「判った!」となる事だろう。
正解は・・・。
10位に入ったのは、1969年から1971年迄放送されたヴァラエティ番組「『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』のテーマ」【動画】で在る。共に放送作家出身のタレントで在る大橋巨泉氏と前田武彦氏が司会を務める此の番組、当時としては可成り斬新な内容だった。90分という放送時間内にショートコント、其れも「極限迄に無駄を削ぎ落とし、笑いのエッセンスをギュッと圧縮したアップテンポなショートコント。」を、「此れでもか!」と言わん許りに次から次へと流すというのは、実に目新しさを感じたもの。「司会の2人を始めとして、出演者達が自分の名前が書かれたプラカードを掲げて行進するOPシーン。」というのも、非常に印象的だった。
歌詞が無いので、此の曲をカラオケで歌うという事も無いだろう。又、「此の曲のCDが大売れした。」という話も聞かない。では、何故此の曲が10位に入ったのか?元記事でJASRAC広報担当者が其の理由を明らかにしているのだが、「成る程。」と思ってしまった。
「放送局からの使用料徴収が圧倒的に多いのです。特にCMソングに起用されたのが大きい。現在、キリン『のどごし生』のCM【動画】に使われていますが、通常ならCM内容や出演タレントが変更になれば、CMソングも変わる。しかし、此の曲は1年間通して使われた為、料金が跳ね上がりました。」
変更する事無く、ずっと此の曲を使い続けている理由に付いて、キリンの広報部は次の様に述べている。
「元気で明るく楽しい楽曲のイメージが、ビールを飲んでワイワイ楽しんで欲しい私達の思いと合致しました。インパクトが在って、印象に残る曲なのも選んだ理由です。」
今見ると随分オープニングが長いと思うが、センスがいいなあー。
本当に懐かしい映像ですよね。ショートコントの部分が無いのは残念ですが、テンポの良い遣り取りは今でも忘れられません。
アニメの「ケロロ軍曹」、子供よりも親の世代のウケを狙ったようなギャグが多いなと思いつつ見ていますが、以前「ケロロのゲロゲロ30分」と称して、ショート・ギャグを連発する回がありました。ここにもいたか、「ゲバゲバ」に影響された人間が。
「人」や「物事」が、多くの人に影響を与えるというのは良く在る事。赤塚不二夫氏や「ゲバゲバ90分」が多くのクリエーターに影響を与えたというのは、非常に頷ける話です。
石立鉄男氏は自分が好きな役者の1人でしたが、「週刊現代(6月16日号)」に杉田かおるさんと松木ひろし氏の対談が載っていました。杉田かおるさんは、1972年に放送開始となったドラマ「パパと呼ばないで」で石立氏の姪っ子役(チー坊)として共演。又、松木ひろし氏は「パパと呼ばないで」を始めとして、所謂「石立鉄男シリーズ」の脚本を多く手掛けた人物。
対談の中で一番印象に残ったのは、芸能人の中で「石立鉄男シリーズ」に多大な影響を受けた人物が少なくないという事。織田裕二氏も熱狂的なファンの1人だったそうですが、ダウンタウンの松本人志氏は同番組がDVD化される前に、日本テレビからダビングして貰う程、「パパと呼ばないで」が大好きだったとか。何十回も見たそうで、「パパと呼ばないで」の中で石立氏が風呂帰りに一杯飲み屋に入り、美味しそうに御猪口で熱燗を飲むシーンを見て、自分も熱燗を飲む様になったとの事。