「大晦日に見たTV番組」に付いて、今日は語りたいと思う。と言っても、見たのは夜だけなのだが。
メインで見たのは、テレビ東京で17時から21時30分迄放送された「第46回年忘れ!にっぽんの歌」。所謂「懐メロ番組」で、近年は専ら此の番組を見ており、今回は18時過ぎ位から最後迄視聴。
「NHK紅白歌合戦」で北島三郎氏が“卒業”する事に付いて、マツコ・デラックス氏が昨年11月、「北島三郎さんっていうアイコンを失った『紅白』は、あたし見た時に『紅白』って認識出来るのかなって思うのよ。」とコメント。そして発表された出場歌手に付いては、「最早『紅白です。』って人居る?此の出場者の中に。」、「FNS歌謡祭とかさ、ミュージックステーションの何とかスペシャルとかと、もう変わらないじゃん。」した上で、同じ大晦日に放送され、ヴェテラン歌手が多く出演する「年忘れ!にっぽんの歌」を挙げ、「彼方の方が、あたしがイメージしてる『紅白』なんだよね。」と。
マツコ氏の意見に、凄く共感を覚えた。「大半を占める若い歌手連中のみならず、数少ないヴェテラン歌手達ですら、“聞いた事が無い曲を歌う『紅白』。」よりも、「殆どが空で歌える曲の『年忘れ!にっぽんの歌』。」の方が、自分も“紅白っぽさ”を感じるので。
今回で言えば三浦京子&ハニーシックスの「ふりむかないで」【動画】、八代亜紀さんの「なみだ恋」【動画】、菅原都々子さんの「月がとっても青いから」【動画】、そして菅原洋一氏の「知りたくないの」【動画】が特に良かった。
録画して見たのは、日本テレビの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」とNHKの「第64回紅白歌合戦」。
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」は、ハッキリ言って面白くなかった。マツコ・デラックス氏が“寺内貫太郎”と“大人になったエマニエル坊や”に扮して登場した場面は大笑いしてしまったが、其れ以外は今一つ。グダグダ感から、早送りで“飛ばした”所も在ったし。
【マツコ・デラックス氏】
【“寺内貫太郎”】
【“エマニエル坊や”】
「NHK紅白歌合戦」、殆どが早送りで見た感じ。きちんと見たのはゴールデンボンバーの「女々しくて」【動画】、美輪明宏氏の「ふるさとの空の下に」【歌】、北島三郎氏の「まつり」【動画】位。
乗りの良い歌も然る事乍ら、「見ている人達を楽しませたい。」というゴールデンボンバーの面々のサーヴィス精神は、相変わらず見事。樽美酒研二氏の大車輪に驚かされるも、歌い終わった後に“偽の樽美酒研二”(体操選手)で在る事が明らかにされ、大笑い。
昨年(2012年)の「ヨイトマケの唄」には、震える程の感動をさせられた美輪明宏氏。今回の「ふるさとの空の下に」は初めて聞く歌だったが、思いの丈を注ぎ込んだ歌い振りには、ついつい引き込まれてしまった。
出場50回目の今回で、紅白を卒業する事になった“さぶちゃん”。個人的には「まつり」よりも、大好きな「帰ろかな」【動画】で“締め”て欲しかったが、最後の紅白という事で感慨深い物が。本当に御疲れ様!
村田英雄氏や美空ひばりさん等、過去に多くの大物歌手達が紅白を卒業したけれど、「結果的に卒業させられた。」というケースが殆どだし、「卒業を記念した構成」というのはさぶちゃんが初めてではないだろうか?
嘗て水の江瀧子さんが自身の生前葬を盛大に行った際、「自分の遺影や花で飾られた祭壇を、生きている内に見られるのはとても幸せ。」と語っていたが、「自らが紅白の卒業を宣言し、“究極の大取り”として、後輩の歌手達に囲まれて歌い上げた。」というさぶちゃんは、水の江さん同様に幸せ者だと思う。
出場歌手という形では無かったが、ドラマ「あまちゃん」【動画】(自分は、1回も見なかったのだが。)のコーナーが設けられた中で、小泉今日子さんと薬師丸ひろ子さんが登場したのには大感激!此方でも書いた様に“キョンキョン”は大好きだったし、薬師丸さんにも好意を持っていたので。
昔も歌は上手かった薬師丸さんは、相変わらず歌が上手かった。昔も歌が上手いとは言えなかったキョンキョンが、“放送事故レヴェル”の歌を披露したのも、御愛嬌と言える。
瞬時に判断する能力が衰えて来ているのか、紅白に於けるゴールデンボンバーのパフォーマンスは、終わった瞬間、何が起こったのか良く理解出来ませんでした。でも、一寸して“事実”が判り、大爆笑。
サブちゃんの娘婿氏、紅白には出ておらず、裏の懐メロ番組に出演していました。彼と地元が同じ親戚が居るのですが、(地元では)「人柄が良い人。」という事で知られているのだとか。来年は「北島枠」が空きますので、彼が紅白に出演するんでしょうね。
大瀧詠一氏急逝の報には、自分も驚かされました。彼自身が歌った曲も然る事乍ら、他の歌手に提供した曲(「さらばシベリア鉄道」、や「風立ちぬ」、「冬のリヴィエラ」、「熱き心に」、「探偵物語」等々。)には心に残る物が多かった。大のジャイアンツ・ファン(正確に言えば、大の長嶋茂雄ファン。)でも知られ、昔、自身でキャンプを訪問し、レポートをスポーツ紙に書かれていたのが記憶に在ります。65歳は若過ぎますね。合掌。
電話の会話は「NHKラジオでやっていたSP盤特集は聞いたか?」「聞いた!良かった!」「明日から○×温泉に行く」「そうか!ええな!」
字で書くとこれだけの内容ですが約30分。
その後酒飲んで見ていたから記憶が曖昧。
あまちゃんの新旧ペア二人がかわいい、とか綾瀬はるかは性格が良さそうだとか、鉄棒の人はまさか内村こうへいか?そんな大物の分けない!てな会話とAKBやらジャニーズの顔と名前がサッパリ分からんとかなんであさイチのイノハラ君のグループは出してやらんの、とかどうでも良い会話で結局時間が過ぎました。演歌の人たちも最近は殆ど知らないのです。サブちゃんの遺産狙ってる婿さんは出てきましたか(笑)?あの人とご当地歌謡の人が知ってる限り最新の「若手」演歌歌手です。
それより大瀧エイイチがリンゴつまらせて死んだのとシューマッハーの事故がショックな一日でした。
そしてさだまさしの番組まで起きておられず、歳を実感。
「歴史」という物を見て行く中で、どうしても“表”で活躍した人許りに目が行ってしまう。“歴史上の人物”の中にも、“時代の捨て石”になった様な人が居るし、況や一般庶民は同様。でも、そんな“捨て石”の様な存在が在るからこそ、歴史は築かれて行くんですけどね。
「TVのカウントダウンで、御子様達に御年玉を上げられる。」というのは、独自性が在りますね。以前にも書いたのですが、子供の頃の行事で、節分が凄く楽しかったんです。兄弟や従兄弟が真っ暗闇の部屋に集まり、小分けされてティッシュに包まれた御菓子を親が「鬼は外!福は内!」の掛け声に合わせて撒く。其れ等を、子供達が必死になって取る。おっさんになった今でも、忘れられない楽しい思い出なのですが、マヌケ様の御子様達も「カウントダウンに合わせて、御年玉を貰ったなあ。」と、将来楽しい思い出として忘れない事でしょう。
昔の紅白、時代で言えば昭和50年代辺り迄は、制作者がメイン・ターゲットにしていたのは高齢者だった様に思います。ざっくり言えば「若者向け:中年向け:高齢者向け=20%:30%:50%」といった感じかと。
其れが今は若者をメインターゲットとし、次は中年といった様に思います。「「若者向け:中年向け:高齢者向け=55%:25%:20%」といった感じでしょうか。小泉今日子さんや薬師丸ひろ子さんの登場なんぞは、明らかに自分達の様な中年をターゲットにしているとしか思えなかったし。
紅白を卒業したサブちゃんが、今後の紅白に付いて語った言葉が印象的でした。「耳で無く、目で楽しめる紅白を望みます。」という物ですが、「耳で楽しめる。」というのでは無く、「目で楽しめる。」というのは、演歌の大御所としては意外な発言で、「時代が変わったんだなあ。」と思ってしまいました。
個人的には紅白もガキの使いもピンと来なく、「共に視聴率は良くないだろうなあ。」と思っていたので、双方の視聴率が良かったという結果は意外でした。ガキの使いは判りませんが、紅白に関してはサブちゃんの卒業、そしてあまちゃん効果が結構在ったのでしょうね。
ファンの方には申し訳無いけれど、来年こそは「御意見番を気取っている勘違い女性歌手」が卒業して欲しい。彼女が出演するというだけで、紅白を見る気が減じるので。
私の青春時代、紅白出場歌手はもちろん私より年配の、ベテランと言われる人たちがほとんどだったように思います。
同世代では「大人受け」のよい歌手は出場していたようですが、当時若者に圧倒的な人気のグループサウンズのほとんどは、「大人たち」に眉をひそめられていたせいか、出場の機会は有りませんでしたね。
チャンネル権を大人が握っていた時代でした。
ずっと後になって、「大人たちに社会的に」認知されてからの出場はいくつか有りましたが、もはや旬は過ぎた感じで。
今はどうでしょう。歌を聴かせる歌合戦ではなく、「若者たち」におもねってるのか、ダンスや奇抜なコスチュームなどを競う大会に変節しているように見えます。
特定のアイドルにしか感心の無い層や、テレビ離れの激しい若者たちをターゲットにしているようでは、紅白はもはや他局にとって脅威ではなく、大晦日のおかざり番組でしかないような。
って言ってる私は番組スタートの10分ほど見て、綾瀬はるかちゃんがかみまくっているところでテレビから離れました(笑)。
サブちゃんはご立派でした。
来年は誰が卒業するのか・・・?
しかし・・それよりも
ジャニーズカウントダウンに「嵐」も「TOKIO」も「少年隊」も出なかったことがショックでしたー。
今年もよろしくお願い致します。
昨年は余り良い年とは言えなかったとの事ですが、「上」を見ても「下」を見ても限が無いのが此の世の中。「今の自分」が幸せと思い込む様にしております。
又、「悪い事」が起これば、何れ「良い事」が、其の分起こる筈。
今年はhiro様にとりまして、より良い年になります様に!
本年も宜しくお願い致します。
個人的には、昨年も余り良い年とは言えませんでした。
今年はちょっぴりでも良くなって欲しいと願うばかりです。(笑)
寒さ厳しきおり、どうぞご自愛下さい。