一定年齢以上の人ならば「エマニエル」と聞いて思い浮かぶのは、“エマニエル坊や”【動画】ことエマニエル・ルイス氏、そして“エマニエル夫人”【動画】ことシルヴィア・クリステルさんの名前ではなかろうか。其のシルヴィア・クリステルさんが18日、60歳で亡くなった。今年の6月に咽頭癌の治療を受けている最中に脳卒中を起こし、危険な状態が続いている事は知っていたけれど、60歳での死は若過ぎる。
映画「エマニエル夫人」が公開された頃、自分は“毛”も生えていない様なガキんちょだった。しかし大ブームを引き起こした此の作品故、クリステルさんの裸体は何度も目にしたもの。上半身裸で足を組み、籐椅子に座るクリステルさんのポスターを街中で良く目にしたし、テレビで放送されたのをこっそり見た事も在ったし。
思春期を迎える前だったので、性的な意味での“ムッシュムラムラ度”よりも、「綺麗な裸だなあ。」というイメージが専ら。そして強烈に印象に残ったのは、クリステルさんの「透き通る様な歯の美しさ」。彼女の名前を見聞する度、真っ先に思い浮かぶのは「彼女の歯」で、此れは40年近く経った今でも変わらない。合掌。
話はガラッと変わるが、「人は誰しもミスを犯すものだから、ミスを犯したというだけで責めるのは良くないと。」は思っている。しかし同じミスを何度も繰り返すというのは、“学習能力の無さ”という事で、責められて当然だろう。
短期決戦で監督に最も求められるのは、選手の好不調を逸早く見抜き、不調な選手は直ぐに交代させる、又は起用しないという事。「此の選手なら、必ず活躍してくれる筈。」という“無根拠な期待感”だけで不調選手を使い続けると、短期決戦では一気に流れが相手側に向いてしまうのは、過去に何度も見受けられた事だ。
昨日、クライマックスシリーズ(CS)のファイナル・ステージ第2戦が行われ、ジャイアンツはドラゴンズに連敗を喫した。昨日の記事「嫌な予感」の中で「全く打てそうな感じの無い村田修一選手は5番から外し、7~8番に置いた方が良い。」と書いた。7~8番では無かったが、村田選手を5番から外して6番に置いた、原監督の昨日の決断は評価出来る。
第1戦&第2戦、ジャイアンツが連敗を喫した要因は、打てない打撃陣に尽きる。其れだけドラゴンズの投手陣が良いとも言えるのだろうが、ジャイアンツの打撃陣の“球の見極めの悪さ”というのも大きいだろう。明らかなボール球に手を出し、ストライクの球をあっさり見逃す。此れでは、点を取るのが困難なのは当然。
先発したD.J.ホールトン投手を引っ張り過ぎたというのも、敗因として大きい。明らかに調子が悪い投手を、「次の回に打席が回って来るから。」という理由で投げさせ続けたり、打席が回って来た際に「次の回以降は、抑えてくれるだろう。」と打席に立たせたりして、投げさせ続ける事で“致命的な失点”を食らうというシーンを、原政権下で何度見せられて来た事か。当ブログでは何度も何度も「原監督の選手の見極めの悪さ」を指摘しているし、此れは「原監督の宿痾」とも思っている。選手の見極めの悪さが在っても、長期決戦ならば何とかなろうが、短期決戦では致命傷。
昨日の試合ではホールトン投手の調子が明らかに悪く(制球力が酷過ぎた。)、尚且つ球数を滅茶苦茶放っていたというのに、3回裏の攻撃で彼を打席に立たせ、結果として次の回に更なる失点を食らってしまった。3回という早い回だった事も在るのだろうが、彼だけ球数を放っていたら、そして何よりも彼だけ調子が悪い以上、代打を送ってホールトン投手を変えるべきだったと思う。「2失点しただけで変えるのは、早過ぎる。」という声も在ろうが、1点が勝敗を分ける事が多い対ドラゴンズ戦では、“次の1失点”が大きな意味を持つのは判っている事で在り、早過ぎるとは思わない。「守備時間の異常な長さにより、ジャイアンツ打撃陣が良い攻撃リズムを作れなかった。」という面は在ろうし、選手の見極めの悪さが治らない原監督というのは、学習能力の無さという点で責められても仕方無い。
「嫌な予感」の中で書いた様に、「ジャイアンツが連敗を喫した事で、ドラゴンズがCSを勝ち抜く事が、略確定した。」と思っている。戦前には「ドラゴンズが勝ち抜く場合は、4勝2敗になるだろう。」と予想していたが、「4勝1敗」の可能性も出て来た。アドヴァンテージの「1勝」を考えれば、ジャイアンツの4連敗という事だ。もしそうなったら、幾らリーグ優勝を果たしたとはいえ、原監督の解任も在り得るだろう。