ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

許し難い犯罪

2015年12月30日 | 其の他

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高齢者狙う悪徳商法 利殖勧誘事犯点検商法送り付け商法」(12月28日、NEWSポストセブン

 

違法合法拘らず、高齢者を狙った勧誘が跡を絶たない。家族が悪徳商法の手口を知り、親を見守る事が一番の対策。遠距離ならば、日々の様子を知るに、電話で小忠実に声掛けを。

 

多い勧誘として、利殖勧誘事犯が在る。手持ちの資金を少しでも増やしたいという願望に付け込み、「社債」、「未公開株」等の投資話を装い、「絶対に儲かる。」等と嘘を吐き出資金を騙し取る。

 

、点検商法にも要注意。住宅の無料点検を装って訪問し、「柱にが入っていて危険。」、「水道管の中が錆びているので、水を飲むと病気になる。」等と嘘を言い、必要の無い工事を施工したり、浄水器等を売り付けたりする。

 

中には、送り付け商法と呼ばれる大胆な手口も。代金引換サーヴィス(販売者から依頼を受け、商品の引き渡し時に配送業者が、購入者から代金を受け取る。)等を利用して、健康食品等を一方的に送り付け、購入させてしまう。

 

高齢者の弱みに付け込んで、高圧的な態度で売り付ける「押し付け商法」も問題となっている。高額な商品や不要な商品を販売する為、家に上がり込んで長時間居座ったり、大声で脅かして、高額な羽毛布団消火器等を無理遣り売り付ける。

 

此れ等の高齢者を狙った悪徳商法を目の当たりにした被害者に話を聞いた。50代女性・Aさんは、実家帰省時に母親が被害に遭った事に気付いたと言う。

 

「久々に帰省すると、玄関や床の間に飾って在った、掛軸が在りません。一人暮らしの母親に聞くと、『親切な人が来て、高値で買い取ってくれた。』と嬉しそう。聞けば着物から骨董 一切合財を12万で引き取って行ったと言うのです。

 

冗談じゃ無い、掛軸だけで100万円は下ら無い代物です。聞けば、文句が出難い微妙な金額で、高額商品を引き取る手口が横行しているそう。連絡先も判らず、如何しようも在りませんでした。」。

 

更に認知症の父への銀行員の勧誘に憤り覚えている50代女性・Bさん。何が在ったのか・・・?

 

「父親から『預金下ろせない。』という相談を受け、預金通帳を見ると、残高が1万円余りしか無い。調べると、通帳に在った200万円が定期預金に。少し認知症が始まっている父は、銀行の窓口で勧められ、意味も判らず、定期にしてしまったのです。

 

直ぐ普通預金に戻しましたが、其のその途端、今度は別の行員が別の定期を勧めて来ました。支店長を呼び出し、『二度との父の御金には手を出さない様、全行員に通達して!』と怒鳴りました。」。

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銀行の話、客が認知症と理解した上で、行員が色々勧めていたとしたら、犯罪と言って良いだろう。高齢者を狙った許し難い犯罪が近年、増加していると聞く。

 

実は今年の初め、知り合いの高齢者が被害に遭った。彼は後期高齢者で、肉体的な衰えは在るものの、頭は確りしている。誰もが知る証券会社をずっと利用していて、等を所有していたのだが、担当者が勝手に株を売却し、別の商品を購入していたのだ。担当者は「御客様から電話で、当該株の売却と新しい株の購入を指示されました。」の一点張り。基本的に「株の売買を殆ど行わず、所有し続ける。」というスタンスの彼。売却された株は非常に思い入れが強い銘柄で在り、売却の指示を出すなんて事は絶対に在りない。「そんな指示は出していない。」と担当者の上司にも訴えたが、結局、「言った。」or「言っていない。」の話で“証拠”が無く、大幅な損という形で彼は泣き寝入りする事になった。

 

厳しいノルマを課せられ、売買での手数料を稼ぎたい証券会社の担当者。→電話一本で、資産を動かせる密室性。→担当者が勝手に、株の売買を行う。→上司も、見て見ぬ振りを決め込む。」という図式は、昔から在った。勿論、全部が全部そんな担当者では無く、一部の担当者だけと思ってはいるが、実際に自分の母も大昔、投資信託の勝手な売買で損をさせられたし、同様の被害に遭った親戚が2人居る。本当に許せない話だ。


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