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「カジノで43億円当選もソフトウェアエラーで無効に」(12月16日、ゆかしメディア)
オーストリアのカジノでスロットマシンを男性が操作して、4,300万ユーロ(約43億円)の当選金を叩き出したものの、運営会社がソフトウェアのエラーという理由で、当選金を僅か1ユーロ(約7,200円)に減額された為に、訴訟を検討していると言う。
英「メール・オンライン」によると、此のカジノ・リゾート運営会社は、スロットマシンの目が全部揃っていると主張する男性に対して、全て揃っていなかったとしたそうだ。しかも、200万ユーロを超える当選金は法律上禁止されている、とも主張したと言う。
男性は代理人と記者会見を行い、カジノ側に賞金を求めて訴えを起こす方針で在る事を伝えている。
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元記事が短過ぎる為、詳細が今一つ良く判らない“事件”。「当該男性が如何様を行っていない。」、「スロットマシンの目が微妙にずれていたりせず、誰が見ても完璧に揃っていた。」、「『オーストリアでは、200万ユーロを超える当選金支払いが法律上禁止されている。』というのが事実では無い。」という“前提で言えば”、当選金が無効とされた男性は相当なショックだろう。男性が如何様をしていなかったのならば、例え「ソフトウェアのエラー」や「法律上の規定」が在ろうとも、僅か約7,200円の支払いで済ませようとする運営会社の姿勢はどうかと思うのだが。
可成り昔の話だが、宝籤に纏わる悲惨なニュースを思い出す。「宝籤で高額賞金を当てたという事で、『こんな会社辞めてやる!』と勤務先に退職願いを叩き付け、尚且つ『良くも今迄、扱き使ってくれたな!』と上司に暴行を働くも、其の後になって当選番号を見間違えていた事が明らかとなり、茫然自失状態となってしまった男性。」という、丸でコントの様な話だった。天国から地獄、今回のニュースも同様だろう。