7月1日に放送された「Mr.サンデー」で、「全米アマゾン 知られざるニッポン商品絶賛のワケ」という特集が組まれていた。「失われた20年」どころか、「失われた30年」という範疇に突入してしまった我が国。先の見えない状況に多くの人が不安を抱き、自信喪失状態に陥ってしまっているけれど、アメリカの通販サイト「アマゾン」に寄せられたカスタマー・レヴューを見ると、日本の商品を絶賛する声が結構在るのだとか。
「概して筆圧が強いアメリカ人の場合、従来の“シャーペン”では字を書いている時に芯が折れてしまう事が多く、非常に難儀していた。そんな彼等にとって、芯が回って尖り続け、折れ難いシャーペンの『クルトガ』(三菱鉛筆)は救いの神。」、「日本人に比べると概して鼻が高いアメリカ人の場合、伸びた鼻毛が目立ち易い。簡単に、そして綺麗に鼻毛を切る事が出来る事から、『鼻毛カッター』(パナソニック)が全米では売れている。」、「可愛らしいという事で、アメリカの子供達の間では『面白消しゴム』(イワコー)を集めるのがブームとなっている。」と、アメリカで高い評価を得ている日本商品が次々に紹介されていた。
他にも「爪切りの『セキエッジ』(グリーンベル)」や「ランチジャーの『ミスターベントー』(象印マホービン)」が取り上げられていたが、一番驚いたのは「シリコンバレーを中心に、『お~いお茶』(伊藤園)を愛飲するビジネスマンが増加している。」という話。アメリカで御茶と言えば、糖分たっぷりの甘い御茶が定番だったけれど、肥満が社会問題化した事で、「甘くなく、スッキリとした味わいの日本茶。」に注目が集まったのだとか。「店頭に置かれている『お~いお茶』の立て看板を持ち上げ、其れを飲んでいる様な格好をして写真を撮り、自身のブログやFacebookに載せるのが一寸したブームになっている。」というのだから面白い。
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「元兵士に寿司講習 イスラエルで職業訓練」(7月3日付け東京新聞【夕刊】)
米国風にアレンジされた寿司が大ブームのイスラエルで、兵役を終えた元兵士への職業訓練として寿司の作り方等を教える「アジア料理講習」が行われている。アジア系労働者が多い寿司バーでイスラエル人の雇用を増やす狙いも在る。
イスラエルは昨年の統計で「1人当たりの寿司バー軒数が、世界3位。」とも言われる。健康的で御洒落なイメージの寿司は、家庭で楽しむ人も多い。
2日に商都テルアビブのホテルで行われた講習では、卒業間近の生徒等が模範演技。アボカドや人参を海苔と米で巻き、其の上からサーモンを巻く米国風の寿司等を披露した。
元海軍のハイム・アマルさん(23歳)は「軍の艦艇で料理担当だったが、寿司はデリケートで難しい。」。元陸軍の女性ヘリ・リシャさん(23歳)は「イスラエルの寿司は、日本より甘いと聞いている。日本で本当の寿司を食べてみたい。」と話していた。
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健康志向の高まりから寿司が世界各地で人気になっているのは知っていたが、イスラエルでも人気というのは初めて知った。「1人当たりの寿司バー軒数が、世界3位。」というのだから、相当な物。
「Mr.サンデー」での特集といい、「元兵士に寿司講習 イスラエルで職業訓練」というニュースといい、「日本人が思っている以上に、海外では日本の商品が高く評価されている。だから、自信を持って!」と励まされる思いだ。
運ちゃんにどうしてトヨタなの?と聞いたら「某車やベンツは5年でジャンクになるがトヨタは絶対にならないから」という意見でした。まあ日本人の実感でもトヨタの評価はそうですけど、日本では高級車の某やベンツはそうなの…、と思ったものでした。
その某、最近は経営不振もあったり、やや人気低迷気味です(名古屋は高級車はBMWとレクサスが多く、外車専門中古車屋はBMWだらけ。某もベンツもぱっとしなくなったという気がする)。
子供の頃、“エンスト”を起こして路肩に停められている車を良く目にしたものですが、最近は本当に見掛けなくなりました。日本車の性能が、著しく向上した証左と言えましょうね。
アジア圏を出張した際、日本車が走っているのを良く見掛けます。中にはボロボロになっている物も結構在るのですが、持ち主に聞くと「此れだけボロボロになっても、日本車は問題無く走れる。他国の車だと、こうはいかない。」という答えが返って来ました。日本人として、何か嬉しい話でした。