ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

勝つ為には何でも在りというスタンス

2012年12月06日 | 政治関連

中村勘三郎(18代目)氏が昨日、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、57歳で亡くなった。週刊誌報道等で病状芳しくない事は想像していたが、元気者というイメージが在る彼だけに、其の死には驚かされた。

 

「勘三郎」というよりも、個人的には「勘九郎(5代目)」という方がしっくり来る。勘九郎(5代目)として活躍されていた期間が長いからだが、歌舞伎には全く興味の無い自分だけれど、彼の事は好きだった。“役者”としてと言うよりも、人としての彼が好きだったのだ。重鎮と呼ばれる立場にも拘らず驕った所が無く、軽妙洒脱な話術で周りを明るくする人柄。過去の慣習拘泥する事無く、軽やかなフットワークで新しい取り組みを続けて来た“挑戦心”も魅力だった。

 

彼の長男・中村勘九郎(6代目)氏も、「中村勘太郎(2代目)」時代から知っているが、“御人好し”というのが滲み出ている人物。そんな彼が昨夜、自身の襲名披露公演の口上で涙を堪えつつ、亡き父親に付いて語っていたのを見て、涙が止まらなかった。

 

好漢・中村勘三郎(18代目)氏の死を悼む合掌

 

驚いたと言えば、昨日契約更改交渉に臨み、サインに到っ小笠原道大選手のニュースもそうだった。野球に取り組む真摯な姿勢が好きで、何としてもジャイアンツに残留して欲しいと願っていたので、残留は非常に嬉しい。

 

昨年、そして今年の成績が振るわなかった事から、残留するにしても相当な減額は予想していたけれど、「4億3千万円(推定)の年俸が、7千万円(推定)に下げられた。」というのは本当に驚き。「3億6千万円」というのは、史上最大の減額との事。プロで在る以上、結果を残せばドンと年俸が上がり、逆に芳しくない成績の時にはドンと下がるのは当然なのだけれど、「こんなにも下げられてしまうのは厳しいなあ。」という気持ちも在る。

 

来季は何とか復活&大活躍して、年俸の大幅アップを勝ち取って欲しいものだ。

 

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橋下氏、ツイッター禁止『馬鹿みたいなルール。』」(12月4日、読売新聞

 

日本維新の会の橋下代表代行は4日、衆院選期間中の立候補者による「ツイッター」への書き込みを禁止した公職選挙法に付いて、自身のツイッターで、「ネットでの政策の主張を認めず、馬鹿みたいなルールで前近代的な作業を遣らせる。」、「選挙の本質は、有権者に政策を訴える事だ。」と書き込み、批判した。

 

又、10年以内に全ての原発廃炉にするとした日本未来の党政権公約に付いても、「実行力の無い公約だ。」と記した。

 

橋下氏は公示前の先月29日、記者団に「一般的な政党の考え方を表明するのは良いのでは。」と述べ、選挙期間中も書き込みを続ける考えを表明していた。

 

総務省によると、比例選で候補者を擁立している政党の幹部が、ツイッターで政党の公約を主張したり、他党の政策を批判したりすれば、公選法違反となる恐れが在ると言う。

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治承・寿永の乱所謂の合戦”で大活躍した源義経が、平氏滅亡後に兄・源頼朝疎んじられ、結局は兄によって殺されてしまったのは有名な話。此の兄弟が其処迄対立してしまった要因諸説在るが、最近目にした「源義経の“武士として卑怯振る舞い”を、源頼朝がどうしても受け容れられなかったから。」という説は興味深かった。此方に“一部”が紹介されているけれど、「非戦闘員たる船頭には攻撃しない。」といった“暗黙の了解”を無視し、船頭に弓を射掛けさせたという事等が、“武士として卑怯な振る舞い”と指摘されている。此れ等の振る舞いを「斬新な戦略」とするか、それとも「卑怯な振る舞い」とするかは人によって異なるだろうが、勝つには何でも在りというスタンスは個人的に好きでは無い。

 

評価している点も無くは無いが、其の言動には疑問を感じる点が多い橋下代表代行。世の中の“風向き”をチェックし、連日の様に公約をコロコロ変えているのも戴けないが、橋下代表代行の変更に関する“言い訳”は見苦しい限り。

 

「公職選挙法違反の可能性在り。」という事で、今回の衆院選期間中はもうツイッターでの政策発信しない様だが、「公職選挙法違反の可能性在り。」という事が判っていた上でのツイッター発信は、彼の「勝つ為には何でも在りというスタンスを露骨に感じてしまう。

 

「選挙に於てインターネットを活用する事の是非」は色々在ろう。成り済ましの問題も在るだろうし、国会議員の様に「根拠の無いデマ誹謗中傷」を普段から平気で垂れ流し、其れを指摘されても幼稚な言い訳で誤魔化そうとしたり、一切無視して逃げ切ったりしている人物が居る事を考えると、安直なネット解禁は控えるべきだろう。

 

で、話を元に戻すが、「ネット解禁」を求める考えは在って良いと思う。でも、少なくとも「問題の可能性在り。」という現状の中で敢えてツイッター発信したのは、遣った者勝ちという感じで不快。どうしてもしたいのならば、ネット解禁を法律で制定した上で、堂々と行うべきだ。だから、一切従わない。」、そんな幼稚な政治家が多過ぎるのは本当に困ったもの。


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