先週末、ライオンズとの3連戦に3連敗を喫した我がジャイアンツ。約半年という長丁場を闘って行く中で、こういった連敗も当然在るとは思っていたし、これ迄の快進撃が出来過ぎとも感じていたので、この3連敗自体は致し方無い。それよりよも、プロとして失格と思える選手が、ジャイアンツの中に見られた事がとても腹立たしかった。
左脇腹痛で長期離脱していた高橋由伸選手。復帰3試合目の14日、右足首に痛みを感じたとの事で試合途中に交代してしまった。昨年オフに右足首の骨棘除去手術を行った事も在り、不安が在るのは判らないでも無いが、如何せん彼はシーズン途中にリタイアしてしまうのが目立つ。二岡智宏選手と並んで虚弱プリンスと陰で言われてしまう所以だが、「足腰に負担が掛かる人工芝の球場をホームグラウンドにしているから。」とか「一生懸命プレーし過ぎてしまうので、怪我が多くなってしまう。」といった同情する声も在る。でも、人工芝の球場をホームグラウンドにしているチームは他にも在る訳だし、他チームの選手だって一生懸命プレーしているのは同じ事。それなのに、これ程迄に戦線離脱が目立ってしまうのは、プロとして失格の様に思う。
同じ日の試合では、阿部慎之助選手が発熱で欠場。人間なのだから病気になってしまうのは致し方無いが、高橋選手と同じくチームの要の選手なだけに敢えて厳しい言い方をすれば、プロとして高給を得ている以上、自己管理が甘いと指摘したい。
豪放磊落な猛者が揃っていた嘗てのプロ野球。体調管理は二の次に、無茶をしていた選手も少なくなかったろう。しかし、概して名選手と呼ばれた者達の健康管理は、半端で無かったと言われている。夏の暑い時期でも肩を冷やさない様にクーラーを一切使わなかったとか、利き手を傷めてはいけないと、自分の子供を抱く時ですら利き手で無い方で抱く様にしていた等の話を良く見聞した。
又、”歌謡界の女王”美空ひばりさんは地方巡業に出た際、宿泊先のホテルの部屋に入って真っ先にする事は、霧吹きでカーペットに水を吹き掛ける事だったと言われている。歌手の命で在る喉を、乾燥した空気で傷めない為の配慮。世界は違えども、万全の体調で出続けられる様に細心の注意を払い、そして実際に完遂するというのは、プロとして必要不可欠に思う。
そして、もう一人気になった選手は川中基嗣選手。13日の試合で、ジャイアンツが2点負けている7回表の攻撃時、ノーアウト1&2塁という状況で打席に入ったのが彼だった。残りイニングを考えると、普通は送りバントのケースだろう。ところが、バントの姿勢から一転強打してファウルし、次はバントを試みてファウル。そして、最後は打ちに行ってキャッチャー・フライという事で、最低限の役割すらも果たせなかった。
1回表に先制のホームランを打っているし、この7回表のシーンだけで彼を責めるのは酷だろう。しかし、敢えて彼を批判する。と言うのも、プロ選手として生き残って行く為に、何が必要なのかが”未だ”彼は判っていない様に思うからだ。
彼は勿論二流選手では無い。でも、一流選手でも無いだろう。一流以上で無い選手がプロとして生き残って行く為には、自分の求められている役割を認識する必要が在る。彼の場合、バントのケースは往々にして考えられる訳で、その成功率を高める事が重要。そして、上で「”未だ”彼は判っていない様」と書いたのには理由が在る。長嶋監督(第2次政権)時代、彼はバントを何度か失敗している。確か4回連続だったと思うが、バントを失敗した事も在った。恐らくそれが原因と思われるが、彼は長嶋政権下では”干され”た選手だった。
原監督(第1次政権)、そして堀内監督の時代と、彼のバントの下手さ加減が改善される事は無かった。素人目にも、手先でバントしに行っているのが判る御粗末さ。これが、「非力なバッターにホームラン打者になれ!」という様な無茶な事柄なら話にならないが、ことバントの技術を磨けというのは決して無茶な話ではないと思う。
確か”バントの名人”の川相昌弘選手が語っていた言葉だったと記憶するが、「バントの上手さは才能云々に懸かっているのでは無く、様々な状況設定を自ら行いながら多くの練習を重ねるしかない。」と。以前「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」の中でも触れたが、1980年代後半の川相選手はレギュラーの座から非常に遠い存在だった。バントが上手いという印象も当時は無かった。でも、チームが必要としている立場をいち早く認識して、バント練習を地道に且つ多く重ねて行く事で、プロとして生き残る道を掴み取り、あれだけの名選手となったのだ。
川中選手が今の状況に満足しているならば、自分は何も言うまい。でも、一流選手に近付きたいならば、同じ失敗を何度も繰り返している様では絶対に無理だろう。繰り返すが、バントの上手さは才能云々では無く、如何に意味の在る練習を重ねるかに懸かっていると自分も思う。才能が在る選手だけに、一層の努力を求めたい。
左脇腹痛で長期離脱していた高橋由伸選手。復帰3試合目の14日、右足首に痛みを感じたとの事で試合途中に交代してしまった。昨年オフに右足首の骨棘除去手術を行った事も在り、不安が在るのは判らないでも無いが、如何せん彼はシーズン途中にリタイアしてしまうのが目立つ。二岡智宏選手と並んで虚弱プリンスと陰で言われてしまう所以だが、「足腰に負担が掛かる人工芝の球場をホームグラウンドにしているから。」とか「一生懸命プレーし過ぎてしまうので、怪我が多くなってしまう。」といった同情する声も在る。でも、人工芝の球場をホームグラウンドにしているチームは他にも在る訳だし、他チームの選手だって一生懸命プレーしているのは同じ事。それなのに、これ程迄に戦線離脱が目立ってしまうのは、プロとして失格の様に思う。
同じ日の試合では、阿部慎之助選手が発熱で欠場。人間なのだから病気になってしまうのは致し方無いが、高橋選手と同じくチームの要の選手なだけに敢えて厳しい言い方をすれば、プロとして高給を得ている以上、自己管理が甘いと指摘したい。
豪放磊落な猛者が揃っていた嘗てのプロ野球。体調管理は二の次に、無茶をしていた選手も少なくなかったろう。しかし、概して名選手と呼ばれた者達の健康管理は、半端で無かったと言われている。夏の暑い時期でも肩を冷やさない様にクーラーを一切使わなかったとか、利き手を傷めてはいけないと、自分の子供を抱く時ですら利き手で無い方で抱く様にしていた等の話を良く見聞した。
又、”歌謡界の女王”美空ひばりさんは地方巡業に出た際、宿泊先のホテルの部屋に入って真っ先にする事は、霧吹きでカーペットに水を吹き掛ける事だったと言われている。歌手の命で在る喉を、乾燥した空気で傷めない為の配慮。世界は違えども、万全の体調で出続けられる様に細心の注意を払い、そして実際に完遂するというのは、プロとして必要不可欠に思う。
そして、もう一人気になった選手は川中基嗣選手。13日の試合で、ジャイアンツが2点負けている7回表の攻撃時、ノーアウト1&2塁という状況で打席に入ったのが彼だった。残りイニングを考えると、普通は送りバントのケースだろう。ところが、バントの姿勢から一転強打してファウルし、次はバントを試みてファウル。そして、最後は打ちに行ってキャッチャー・フライという事で、最低限の役割すらも果たせなかった。
1回表に先制のホームランを打っているし、この7回表のシーンだけで彼を責めるのは酷だろう。しかし、敢えて彼を批判する。と言うのも、プロ選手として生き残って行く為に、何が必要なのかが”未だ”彼は判っていない様に思うからだ。
彼は勿論二流選手では無い。でも、一流選手でも無いだろう。一流以上で無い選手がプロとして生き残って行く為には、自分の求められている役割を認識する必要が在る。彼の場合、バントのケースは往々にして考えられる訳で、その成功率を高める事が重要。そして、上で「”未だ”彼は判っていない様」と書いたのには理由が在る。長嶋監督(第2次政権)時代、彼はバントを何度か失敗している。確か4回連続だったと思うが、バントを失敗した事も在った。恐らくそれが原因と思われるが、彼は長嶋政権下では”干され”た選手だった。
原監督(第1次政権)、そして堀内監督の時代と、彼のバントの下手さ加減が改善される事は無かった。素人目にも、手先でバントしに行っているのが判る御粗末さ。これが、「非力なバッターにホームラン打者になれ!」という様な無茶な事柄なら話にならないが、ことバントの技術を磨けというのは決して無茶な話ではないと思う。
確か”バントの名人”の川相昌弘選手が語っていた言葉だったと記憶するが、「バントの上手さは才能云々に懸かっているのでは無く、様々な状況設定を自ら行いながら多くの練習を重ねるしかない。」と。以前「野球を巡る人間ドラマ ~熾烈なショート争いの果てに~」の中でも触れたが、1980年代後半の川相選手はレギュラーの座から非常に遠い存在だった。バントが上手いという印象も当時は無かった。でも、チームが必要としている立場をいち早く認識して、バント練習を地道に且つ多く重ねて行く事で、プロとして生き残る道を掴み取り、あれだけの名選手となったのだ。
川中選手が今の状況に満足しているならば、自分は何も言うまい。でも、一流選手に近付きたいならば、同じ失敗を何度も繰り返している様では絶対に無理だろう。繰り返すが、バントの上手さは才能云々では無く、如何に意味の在る練習を重ねるかに懸かっていると自分も思う。才能が在る選手だけに、一層の努力を求めたい。

たとえば年俸算出の重要なファクターである打率を考える際、欠場した試合は3打数無安打と想定したらどうでしょうか。球界を代表する某人気選手(そもそも現在も本当にそこまで人気あるのか疑問、マスコミが必要以上に騒いでるだけでは?)「K」あたり、とてつもなく酷い数字が出そうです。昨年なら.150、一昨年なら.050くらい?
こんな選手が年俸何億ももらえるようなシステム自体おかしいと思います。弱肉強食のプロの世界だからこそ、前年比どうこうではなく、そのシーズンごとの数字を絶対額とすべきではないでしょうか。ルーキーでも大活躍すれば3億もらえたり、スター選手でもその1年が泣かず飛ばずの成績なら1000万しかもらえなかったりすれば、ハングリーさに欠けている選手のモチベーションも上がると考えます。
帰宅してTVを付けたら、丁度ソフトバンクが3対3に追い付いた場面でした。その後、今はジャイアンツが4点勝っている状態なのですが・・・。
試合展開をネットで確認した所、ジャイアンツは相変わらず雑な攻めをしていたみたいです。特に1点先制した後の2回表、ノーアウト1&2塁で打席は”又しても”川中選手。どうやら三振で進塁させられなかったみたいです。
本文ではやや言葉足らずだったのですが、進塁させられない(バントが全く上達していない)川中選手が一番悪いのは言う迄も在りませんが、そんな選手を”進塁必須”の場面で起用している監督もどうかと思っています。今日の様に早い回ならば仕方ないにしても、先日の様に終盤のチャンスでは、まともにバント出来る選手を代打に送るべきではないかと。(逆に言えば、それ以外の場面では川中選手を使っては駄目と言っている訳では在りません。)そして、どうしても川中選手を使い続けるならば、彼のバントの下手さ加減を考えた場合、バントの格好から強打させたりといった小細工を弄させずに、彼に全てを任せて打たせるのがベストではないかと思うんです。選手に在った策を講じるのが大将の役目。その意味では、少なくとも川中選手の使い方がどうも間違っている様に思えてなりません。
年俸の少ない選手は別にしても、高年俸を貰っている選手に関しては、久保課長様の書かれている様に、厳格な減俸査定が為されるべきでしょうね。数億円も貰っている選手が、「ここが痛い。あそこが痛い。」と言ってちょこちょこ欠場を繰り返しているのは、どう考えても納得出来ません。
球界を見渡しても真のリーダーと呼べる選手は少ないのが現状ですが、伝統ある巨人の生え抜き選手である高橋にはどうしても、その役割を期待してしまいますよね☆
川中、正直印象薄いです(苦笑)これ以上突っ走られても困るんで、こういう中途半端な選手はドンドン使っていただきたいです。
超一流と呼ばれる選手達はみな同様の取り組みをしているのではないでしょうか。
生身の人間ですから怪我や病気はある程度仕方のないことかもしれません。ですが、常人よりも遥かに高い運動能力と頑丈な身体を天から貰い、そして高い年俸を球団(つまりはファン)から貰っているのです。そして人気低迷と言われながらも、野球は他のプロスポーツよりも恵まれている面が多いのです。
良いプレーを可能にするための自己管理は、プロとしての責任のひとつであると思います。
こういった話は信じない様にしているのですが、ヨシノブの場合、状況証拠を加えての噂が多い故、正直否定することばが見つけにくいというのが素直なところ。
様々にながれる噂が本当なら、一場がかわいそうです。
選手としては、素晴らしいものがあるとおもっています。
タイミングのとりかたなんか、本当に天才!とおもうことがあります。
ただそれも、以前と比べると影をひそめるようになったような気がします。
例えば、空振りが昔より増えたようなきがするのですが、みなさんはどう見ていますか?
我が侭三昧で、遣りたい放題をしていた天皇・金田正一選手。しかし、身体のケアに関しては並大抵のものでは無かったと言われています。キャンプの折には、自ら大きな鍋をキャンプ地に持ち込んで、自分で考え出した身体に良い鍋料理を作っていたそうです。健康管理に関しても、「流石超一流選手!」と唸ってしまう逸話が多く残っています。
イチロー選手もそうですが、超一流と呼ばれる選手は、試合でベストの状態を出せる様に、常に細心の注意を払っていると思います。
仰る様にプロ野球選手は、他のスポーツ選手に比べて格段に恵まれた環境に在ると言えるでしょう。だからこそ、それに甘んじる事無く、より一層切磋琢磨しなければいけないと思うのですが・・・。
後、練習の仕方も考えないといけないでしょうね。量さえこなせば良いのでは無く、大事なのは練習の質。川相選手の言葉の様に、何も考えずに練習するのでは無く、自分なりにあらゆるシチュエーションを想定しながら練習するのが大事かと。
本当に私は野球の知識がなくてお恥ずかしいのですが、こちらの記事を読んでいて思い出したのが、山本周五郎の「ちゃん」という市井の家族を描いた作品でした。
丈夫で長持ちする火鉢を作る職人が主人公なのですが、御時世で、派手なだけで直ぐに飽きが来る火鉢、直ぐに壊れる火鉢を作る職人ばかりが増えて、
“そのほうが職人も儲かる、店も御の字、使う客だって文句はない”
と、長い物に巻かれそうに成るのだけれど、
“俺にそんな火鉢が作れるかーっ!”
職人の意地、誇りが邪魔をして、丈夫な火鉢ばかり作り、次第に貧乏になっていく・・・。
そんな始まりのお話でした。
“自分の納得の出来ない仕事は出来ない”
そんな主人公についていく女房、子供も描かれていました。
記事の内容に不似合いですが、時代や世間が変ったこともありますが、職人、プロと呼ばれる人々がいなくなってしまったのき事実ですネ。
右を向いても左を見ても、誇りも意地もない、素人の集まりが仕事をしている気がします。
お金、名声、成功も大事ですが、自分で納得出来ないもの、目先のことに目を奪われた仕事は、やはり見直される必要があるように思えます。
また長々と失礼しました・・・〆