ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

税金に対する意識の希薄さ

2014年02月16日 | 其の他

「育成等に多額の血税投じられているのだから、オリンピックで結果を残せなかった日本の選手達は、国民に謝罪すべきだ。」といった声が在る。結果を残せなかったのに、ヘラヘラしている選手達がた“としたら”、「何を考えているんだ!?」と不快に思う人が居るのは判らないでも無いが、だからと言って「国民に謝罪すべきだ。」等と過度プレッシャー掛けるのはどうかと思う。必死で頑張っているで在ろう彼等を責めるならば、其の前に「『貴方達が行く必要性が、本当に在るの?』と思ってしまう、“国費での物見遊山”としか思えない様な政治家JOC関係者等。」が責められるべきだと思うし、何よりも円谷幸吉氏の悲劇」を繰り返してはいけない。

 

だから、日本の選手達に対して、過度な期待を掛けずにテレヴィ観戦している。とは言っても、彼等が活躍すると素直に嬉しい。羽生結弦氏の金メダル獲得も嬉しかったのだが、其の後、此方で紹介されている様に、「彼の活躍の裏に、ウルトラマンの存在が在った。」というのを知り、「ウルトラ・シリーズ」を見て育って来た人間としては、そういう意味でも嬉しかった。

 

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さんま 国税局に怒鳴り込んだ過去」(2月15日、デイリースポーツ

 

タレントの板東英二(73歳)が15日、関西テレビヴァラエティー番組さんまのまんま」【動画】に出演し、2012年末に個人事務所が名古屋国税局から申告漏れを受けて後、約1年振りにテレヴィ復帰を果たした。2人は税金の話題で盛り上がり、さんまは過去に国税局に怒鳴り込んだ事が在る事を明かした。

 

1月から板東は、番組MCの明石家さんまと同じ吉本興業の所属となった。板東は「こういうスタジオの明るさは、417日振りです。」と、和やかにさんまとトークを開始。

 

「『さんま兄さん』と呼ばないといけない?此れは『さんまちゃん』やったけど。」等と、先ずは“吉本のルール”から話し合った。

 

さんまは村上ショージにも「『ショージ兄さん』て言わなあきません其れやったら、違う事務所に行きなはれや。」と“愛の説教”も始めた。

 

税金の申告漏れに話題が及ぶと板東は「本当に不徳致す所で。」と、繰り返して反省のを述べた。さんまは、「板東さんの肩を持つ訳では無いですけど、我々は死ぬ程税金払って来たじゃないですか。本当に。」と多額の税金を納めている事に付いて持論を展開し始めた。

 

物凄く国のに働いて。大体4月位から只働きになる様な。5月位から、人の為に喋ってる様な気がする。僕は昔、日本からアメリカに、戦争の為にアメリカに寄付するという事が在った時、流石に怒って国税局に行ったんですよ。と明かした。すると、スタジオ観覧者から「えーっ。」と驚きの声が上がった。

 

さんまは続けて、『俺は戦争の為とか、人殺しをアシストする為に働いてるんじゃないって。其の為に税金を納めてるんじゃないって。』、言いに行ったんです。と税金の使い道に納得がいかず、国税局の担当者と直談判した過去を告白。しかし担当者は「其れ言われても国の決まりなんで、如何しようも無いんです。」と答えられ、さんまも「此方こそ済いませんでした。」と、出されたコーヒーを飲んで帰ったと言う。

 

さんまは「嫌じゃないですか。そういうのって。だから(申告漏れの)気持ちも判らないでは無いけど、したらアカンで。」と板東に説教。スタジオ観覧者の笑いを誘った。

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“板ちゃん”の復帰には、「だけ悪質な脱税をした上、説明せずに逃げ回っていたのに、こんな早く復帰するなんておかしい。」という声も在る様だ。其れだけの事をしてしまったのだから、色々言われても仕方無いとは思うが、復帰した以上は「脱税を笑い話にする。」事だけは避け、頑張って貰いたい。

 

で、此のニュースを取り上げたのは、さんま氏の“税金に対する意識の高さ”に感心したので。彼が言う「昔、日本からアメリカに、戦争の為にアメリカに寄付した。」というのは、恐らく「湾岸戦争で日本政府が、多国籍軍に対して多額の資金協力をした。」のを意味していると思われるが、「俺は戦争の為とか、人殺しをアシストする為に働いてるんじゃないって。其の為に税金を納めてるんじゃないって。」という主張には全く同感。

 

税務署に足を運び、自分で納税手続きをしている自営業者は別にして、サラリーマンは概して「税金に対する意識」が希薄な気がする。「税金が高過ぎる。」とか(冒頭で記した様に)「おかしな事に税金を使いやがって。」等と不平不満は口にするものの、そういった事柄に対して“熱し易くて冷め易い”のは、偏に源泉徴収により、具体的に何れ程、税金を支払っているか把握していない。」人が多いからではないか?

 

「もっともっと、税金に対する意識を高く持った方が良い。」と、自戒を込めて思う。


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4 コメント

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>マヌケ様 (giants-55)
2014-02-16 22:20:47
書き込み有難う御座いました。

近年、「こうで在らなければならない。」といった、極めて窮屈な「枠」に嵌め込もうとする風潮が強くなっているのが、非常に気になります。「愛国」、「家族」、「日本人」等々、其れこそ千差万別で在って当然な事柄を、唯一無二的な型に嵌め込もうとするのは非常に危険な事だし、そんな環境の中から「柔軟な思考を持つ子供達」が育つとは到底思えない。

批判して然る可き事に関しては、正々堂々批判すべきだけれど、今「主流となっている批判の形」というのは、「自分よりも“弱い人間”(反抗し得ない人間)を見付け出し、執拗に叩く。」というのが、人ととして恥ずかしい限り。もっと批判して然る可き相手が幾らでも居るのに、“強者”だからという理由で触れようとしない。判官贔屓な国民性というのは、どんどん失せて行っているのだろうか?
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>AK様 (giants-55)
2014-02-16 22:13:08
書き込み有難う御座いました。

以前も書いたのですが、自分もさんま氏の笑いって好きじゃないんです。“執拗な弄り”が欽ちゃんと重なる部分が在り、番組を見ていても余り笑えない。(欽ちゃんよりは笑えますが。

唯、今回の件に関しては、話半分にしても“理屈に基づいた確固たる主張”が在り、人としてのさんま氏を見直した次第です。

「実る程、頭を垂れる稲穂かな。」(http://meigen.shiawasehp.net/prov/097.html)という名言が在りますけれど、余程出来た人間では無い限り、偉くなると傲慢さが出てしまうもの。板ちゃんのキャラは嫌いじゃないけれど、一連の脱税騒動では、「此れだけ売れてるんだから、黙りを決め込んで嵐が過ぎ去るのを待てば、早々に復帰出来る。」という傲慢さが在った様に感じます。

羽生氏が見ていたのは、所謂「平成ウルトラマン」で、自分が見て育った「昭和ウルトラマン」とは世界観が大分違ったりする訳ですが、あんなに若い彼とおっさんの自分との間に、「ウルトラマン」という共通点が在ったというのは、何か嬉しかったりします。受け答えも確りしているし、もっともっと活躍して欲しい。

円谷選手の“遺書”、何度読んでも遣る瀬無くなります。本当に生真面目な人だったんでしょうね。根が好い加減な自分だったら適当にあしらえる事でも、彼には途轍も無い重圧になってしまったのでしょう。時代も、今とは可成り違いますしね。
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さんまの言うことだから話半分くらいで (マヌケ)
2014-02-16 16:45:01
多国籍軍の偉そうなおっさんから、金だけ出して人は出さないと非難されましたが、いらん世話だと思ったあの頃から、今では税金で済んでいるうちはまだしも、そのうち息子や孫を差し出せとなる日がこないとも限らない、ヘラヘラしただけでも非難される怖さがあります。 何かしら他人を批判したり非難したくてたまらない人があふれていて、発言も、行動も気を遣わなくては攻撃されかねないネット病みたいな世の中で、他人の言うことをいちいち気にしていては身が持たないですね。 税金でオリンピックに出場させてもらっているからなんなのでしょうか? 厳しい予選を勝ち抜いて今がある、そしてさらに厳しい大舞台でとてつもないプレッシャーの中で選手一人ひとりがいちいちそんなことを考えてられるでしょうか? 偉そうに血税でなどと言うことの方があさましいと思います。 血税が誰も利用しない新幹線の駅を建設するために使われたことの方を私は非難したいですね。 たとえば古賀駅それみたことかと。 
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意外 (AK)
2014-02-16 15:09:37
さんま、嫌いだったけど見直した。
バンちゃんはまー、気持ちわかるが、あの人名古屋の民放のドンでえばってたから(CBC勤務の連れー小中高一緒だった奴談)、あんまし同情されてないとか。CBCの人気番組「坂東リサーチ」が終わったことは視聴者から「残念」って声があったようだけど、現場はそういう反応みたい。

>羽生

意外。ウルトラでも最近のでしょうね。
フリーの彼は鬼神みたいな気迫があったですね。

>税金

経済規模が日本より若干少なくて、人口は3分の2程度のドイツは選手の多くが「軍所属」。予算も日本の5倍だそうです。「経済破綻の恐れ」が昔から長年言われるイタリアも軍所属扱いが多いようです。これは良い様な気もしますが、よく考えたら円谷幸吉は自衛隊でした。1972年札幌五輪の記録映画(篠田正浩)は冬季と夏季でジャンルが異なるとはいえ、「日本での五輪」ということで円谷の影が濃厚に感じられる内容でした。
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