14年前の記事「印象に残る投球フォーム」で、既存の12チーム+消滅した1チームの中から、印象に残る投球フォームの投手を其れ其れ1人、合計13人選んだ。何れも個性的な投球フォームの面々だが、村田兆治氏もそんな1人。
其の村田兆治氏の訃報が、昨日飛び込んで来た。自宅が出火し、室内から村田氏は救助されたものの、搬送先の病院で死亡が確認された。目立った外傷は無く、死因は一酸化炭素中毒の可能性が高いと言う。享年72。
「今年9月、羽田空港の保安検査場で検査員に暴行を加えたとして、暴行容疑で村田氏が現行犯逮捕された。」事が報じられた際は、「嘘だろ!?」と思った。“熱い男”では在るけれど、そういう事をする人には思えなかったので。本人は「暴行では無く、検査員の肩を押しただけだが、悪い事をしたと反省している。」という趣旨の発言をしていた。本人としては暴行を働いたという思いは無かったのだろうが、深く反省している様だし、又、活躍して欲しいと願っていた。
先月の仲本工事氏もそうだが、ファンに“大きな力”を与えてくれた著名人が、悲惨な亡くなり方をするのは本当に辛い。
コロナ禍前、夏に東京ドームで行われる「ザ・プレミアム・モルツ球団」の試合を何度か観に行った。(最後に観に行ったのは、2019年の「サントリー ドリームマッチ 2019」)往年のスター達がプレーする姿を見るのは本当に楽しかったが、特に楽しみだったのは「引退からウン十年経っても、“マサカリ投法”で圧巻の投球を見せる村田兆治氏の姿。」だった。「彼の年齢になっても、あんな凄い球を投げられるのか!」と驚かされ、励まされる物が在った。又、生でマサカリ投法が見たかった・・・本当に残念だ。
合掌。