ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ボディー・ブローの様にじわじわと効いて来る

2019年12月18日 | 其の他

先月、近場のスーパー銭湯を久し振りに訪れた所、入館料金が上がっていた。大人料金で言えば、200近いアップ。比較的最近、上がった様だ。元々、同様の施設としては安く感じる値段設定だったとはいえ、一気に3割近い値上げというのは驚き。

そして、先週は別のスーパー銭湯を訪れた。此方も久し振りの利用だったが、受け付けで爺さんがスタッフに対し、大声で文句を言っていた。聞こえて来る内容からは、「来年に入館料金が上がるのに際し、割安で購入出来る“回数券”が販売中止となり、購入再開は“値段が上がって以降”というのはおかしい。回数券の販売中止は事前アナウンスされる事無く、突然中止されたのもどうかと思うし、入館料金が上がる、回数券は旧料金で購入出来るのが一般的。余りにも客を、無視してはいないか?」というクレームを入れている様だ。

「御客様に御迷惑を御掛けして、本当に申し訳在りません。御客様の御気持ちは非常に判るのですが、“上”が決めてしまった事なので・・・。」と何度も謝罪する女性スタッフに対し、の爺さんは「じゃあ、上の人間を呼べ。」と。「爺さんの気持ちは判らないでも無いけれど、そんなに執拗に文句を言わなくても・・・大人気無いなあ。」と思いつつ、脱衣所に向かった。

脱衣所では爺さん6、7人が輪になって、“議論”していた。文句を言っていた爺さんに関する話をしていたのだが、皆、彼に共感を示す様な口振り。「へー。」と意外に思いつつ、話を聞いていると、来年上げられる入館料金の幅が大きく、「そんなに上げるならば、上げる迄は旧料金で回数券を購入出来る様にすべき。」というのが、彼等の総意。「上げ幅は50円位なのかなあ。」と勝手に思い込んでいたのだが、「現在の600円台から、800円台にアップ。上げ幅は約33.3%。」と知り、「其れじゃあ、爺さんが怒るのも判るなあ。」と。

約1時間後、風呂から上がって受け付け横を通ると、婆さん2人がスタッフに「えっ!?そんなに上がるの!年金暮らしだから困るわ。」と話していた。2日置きに利用する人だと、月に3千円近く負担が増える訳で、申し訳無いけれど「収入が比較的低く、其れも高齢者の割合が高い地域。」なだけに、こんなにも入館料金を上げるというのは、「もう利用してくれなくて結構です。」という施設側の宣言の様にも感じられた

知り合いが利用している格安床屋も、最近、1,000円代から1,300円代に値上がりしたとか。約3割の値上げだ。昔は10円程度の値上げでも、店側は躊躇していた。「少しでも値段を上げたら、客が離れてしまう。」と恐れていた訳だが、最近は10円どころか、ドカンと大幅に上げる所が目立つ。「客が離れるという以前に、其れ程大幅に上げないと、店自体が潰れてしまう。」という事なのだろう。

消費税が8%から10%に上げられて以降、「消費税アップから、値段を上げさせて貰います。」というケースが増えている。近くの時間貸しの駐車場もそんな1つで、「20分300円から、20分330円に変更。」との事だった。「消費税アップでなら、まあ仕方無いな。」と思ったけれど、良く考えてみればアップしたのは「2%」で在り、そうなると「20分306円」、切りの良い数字にしたとしても「20分310円」というのが妥当“消費税アップ”を理由にして、本来の「2%」では無く、勘違いするで在ろう「10%」上げるというのは、悪質な便乗値上げではないか?

今年、地方在住のブロガーさんの記事を読んでいると、「都市部は影響が無いかも知れないが、近所では閉店する店が増えている。」という趣旨の物が幾つか在った。御金持ちは別だろうが、少なくとも生活にゆとりが無い人は、相次ぐ値上げがボディー・ブローの様にじわじわと効いて来て、来年にはバタバタと“倒れ込む”事が懸念される。又、倒れ込む人の増加により、“体力の無い店”は(来客数の減少で)バタバタと閉店する事だろう。

そんな状況になっても「自身の“御友達”だけを優遇し、血税を投入して彼等を接待する事に夢中になっている様な“異常な政権”。」は、何とも思わないに違い無い。


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