新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、1都3県に緊急事態宣言が出されたが、前回出された時程の“ひりつき感”は、街中に無い気がする。全国的に出された物では無いし、又、「夜間は気を付ける様に。」といったイメージが在るからだろう。夜間だけでは無く、一日中、感染に注意を払わなければいけないのだが。
「自粛警察」とは、「大きな災害発生時や感染症の流行に伴う、行政による外出や営業等の自粛要請に応じない個人や商店に対して、偏った正義感や嫉妬心、不安感から、私的に取り締まりや攻撃を行う一般市民や其の行為・風潮を指す俗語・インターネット・スラング。」で在る。
唯でさえ閉塞感漂う世の中だから、神経をささくれさせ、潤いを無くさせる様な自粛警察には大反対。でも、“守るべき点”は皆、守らないと駄目だ。
昨日の夕方、近くのスーパーに買い出しに行った。店内はそこそこ混んでいたので、パッパッパと必要な物だけを選び、さっさとレジに。自分が選んだレジには、6人が並んでいた。前回出された緊急事態宣言の頃だったら、並んでいる人の間隔は“大袈裟な程”に空いていたけれど、“今”は結構くっ付いている。「もう少し空けて欲しいな。」と思いつつ、2人前を見ると・・・。
60代と思われる夫婦と、30代後半と思われる男性(恐らくは、彼等の息子。)が群れて並んでいた。カートに乗せられている買い物籠は1つだけで、中に入っている商品は3分の1も無い。又、彼等は非常に健康そうで、誰かの手助けが必要な感じでは全く無い。何を言いたいかと言えば、「1人で充分に運べる量だし、誰かの手助けは全く必要としない状況。」なのに、混み合っているレジの列に“家族の複数人”が並んでいたのだ。「レジを利用される場合は、必要最低限の人だけが並び、密を避けて下さい。」というアナウンスが、店内で流れているというのに。こういうのは、本当に避けて欲しい。