ば○こう○ちの納得いかないコーナー

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4分の3以上が半年後も・・・

2021年01月11日 | 時事ネタ関連

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新型コロナ、半年後症状続く患者多数 追跡調査で明らかに」(1月9日、AFPBB News

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した患者の4分の3以上に、半年後も何かしらの症状が在る。事が、8日に発表された研究論文で明らかになった。専門家等は、「COVID-19の長期的な影響に付いて、更なる調査が必要で在る。」と指摘している。

論文は医学誌「ランセット」に掲載された物で、COVID-19が齎す長期的な症状を追跡した数少ない研究の1つ。調査は、「中国武漢の金銀潭医院を、昨年1月から5月に退院した患者1,733人。」を対象に行われた。患者の平均年齢は57歳。

調査員等は昨年6月から9月に掛けて患者の元を訪れ、各自の症状と体調に付いて質問し、回答を得た。又、身体検査と臨床検査も行った。

其の結果、追跡調査に参加した患者の76%(1,655人中1,265人)が、引き続き症状を訴えている事とが判った。

63%が倦怠感や筋力の低下を報告し、26%が睡眠障害を訴えた。

更に
調査では、最も症状が重い時に血中の抗体価を記録していた患者94人に6ヶ月後、再び検査を実施した所、中和抗体価が52.5%減少していた。

論文の著者等は、此れが新型コロナウイルスに再感染するリスクを示すと指摘している一方、時間の経過に伴う免疫の変化を明らかにするには、より大規模なサンプルが必要だとしている。

世界保健機関(WHO)は、若者や入院の必要が無かった人でも、新型コロナウイルスが重篤な影響を長期的に齎す恐れが在る。と警告している。
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新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらない。感染予防を充分行っている人が殆どだと信じたいが、残念な事に“感染予防を疎かにしているとしか思えない人”も時折見受けられる。そいいう人達は“若さ”や“体力”を過信し、「仮に感染したとしても、重篤化する事無く、直ぐに治る。」とでも思っているのだろう。皆が一致団結して充分な感染予防をすれば、新型コロナウイルス感染症は遠く無い将来に終息するだろうが、心得違いな人達が減らなければ、拡大する事は在っても、終息は期待薄だと思う。

以前、“新型コロナウイルス感染症の後遺症に苦しむ若者の姿”が、TV番組で取り上げられていた。共に20代の男性で、1人は大学生、もう1人は社会人。特に持病が無い彼等は新型コロナウイルス感染症に罹患し、苦しい思いをしたものの、一定期間を経て、陰性の診断を受けるに到った。形の上では「治った。」となる訳だが、其れ以降数ヶ月経っているのに、彼等は後遺症に苦しんでいる。「倦怠感や少し歩くと息苦しさを感じる。」といった肉体的な後遺症、そして「人が密集する所に入ると、再び感染するのではないかという恐怖心が、どうしても抜けない。」という心理的な後遺症で、社会復帰が出来ない状態だとか。

「自分もそうだったが、『新型コロナウイルス感染症なんて怖くは無い。』と思い違いしている人達は、結構存在すると思う。そんな人達に、「感染して治ったとしても、長期間後遺症に苦しむ事になるんだよ』という現実をしって貰いたい。」と、2人は訴えていた。「そんな思い違いをしている人達の少しでも多くに、今回のニュースが伝わってくれれば。」と願う。


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