嬉しい！！！

以前にも書いた事だけれど、「自分がジャイアンツ・ファンになったのは幼き頃、ジャイアンツの王貞治選手の打撃と人柄に魅了されたから。」だ。以降ずっとジャイアンツ・ファンを続けているけれど、大好きな王貞治氏がジャイアンツの監督を解任された時等、過去に何度か止め様と思った事も。でも、止める事が出来ずに来たのだけれど、「日本シリーズで２年連続して“４連敗”（１つも勝てなかった。）という無様さを見せたのに、『セ・リーグにＤＨ制が存在しない。』事が敗因で在る様な話の掏り替えをする事で、首脳陣が誰も責任を取らなかった卑怯さ。」がどうしても許せず、「もうジャイアンツ・ファンは止め様かなあ。」と思ったりもしていたのだが・・・。

昨日、予想もしていなかったニュースが報じられた。「今季のジャイアンツの１軍投手チーフ・コーチ補佐に、ＯＢの桑田真澄氏が就任した。」のだ。彼がジャイアンツのユニフォームを着るのは１５年振りの事。

過去に書いたけれど、自分にとって“ＫＫコンビ”は特別の存在で在り、桑田真澄氏は大好きな野球人の１人。ジャイアンツの生え抜きＯＢに限って言えば、松井秀喜氏と並んでジャイアンツの監督になって欲しい人物が桑田氏なのだ。ジャイアンツの監督という事では無いけれど、彼が投手チーフ・コーチ補佐としてでジャイアンツに復帰した事は、心から嬉しい。

桑田氏のジャイアンツ復帰には、原辰徳監督の意向が大きく働いた様だ。「『日本シリーズで２年連続して“４連敗”した無様さの責任を、首脳陣が誰も責任取らなかった事への批判。』を躱すべく、桑田氏を利用した。」という思惑が原監督に在った様な気がしないでも無いけれど、「阿部慎之助氏や元木大介氏に加え、桑田氏をコーチに加える事で、“将来のジャイアンツ監督候補者達”を競い合わせ、各々の能力を高めさせる。」という考えが原監督に在るのだとしたら、其れは高く評価したい。

弟分の高橋由伸氏がジャイアンツの監督を解任された経緯も含め、ジャイアンツには不信感を持っている様な松井秀喜氏は、ジャイアンツの監督就任に前向きでは無い様な感じがしている。「名監督には、非情な部分“も”必要。」だが、「優しい彼の場合、非常さを打ち出せないのではないか？」という思いが在り、「ジャイアンツの監督に就任しない方が良いのかも。」という思いも。

そうなると、「桑田氏がジャイアンツの監督に就任。」という事に期待したいが、「“一匹狼”の彼だけに、彼の手足となって充分に働けるコーチを、どう集めるか？」が大事になって来るだろう。

・・・と、「投手チーフ・コーチ補佐に就任した時点で、監督就任の話をするのは先走り過ぎ。」なのは判っているが、そんな期待もしてしまう程、今回のニュースは嬉しかった。