ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

3つのタブー

2022年02月17日 | 其の他

温泉スーパー銭湯類いは数え切れない程利用して来たが、こじんまりとした所謂“町の銭湯”を利用したのが、記憶違いで無ければ1度だけ。物心が付いた頃には既に、自宅に“内風呂”が備わっていたので。幼い頃、従兄弟父方の実家が在る鹿児島県へ一緒に遊びに行った際、銭湯を利用したのが最初で最後だ。

週刊現代」には「今週のへえ~、そうなんだ」というコラム連載されているが、1月8・15日号は「銭湯のペンキ絵には描けない3つのタブーがある」というタイトル。

「銭湯の浴室の壁には、雄大富士山が描かれている。」というのは、定番と言って良いだろう。唯一利用した鹿児島県の銭湯も、雄大な富士山の絵が描かれていたと記憶している。

「1912年、東京神田猿楽町に在った銭湯『キカイ湯』の主人が、施設の増築に当たって、『子供に喜んで湯舟に入って欲しい。』という思いから、浴室の壁にペンキ絵を描く事を発案静岡県出身の画家川越広四郎氏にペンキ絵を依頼した所、川越氏は生まれ故郷の名勝・富士山を題材に選んだ。」のが、の始まりだそうだ。

日本象徴で在り、姿形も美しく、末広がり縁起が良い。」という事で、キカイ湯の富士山のペンキ絵は評判を呼び、此れ倣う銭湯が続出。全国的に定着したと言う。

其の一方、「此の3つの題材は、描いてはいけない。」という“暗黙”のタブーが、ペンキ絵師の間には在る。「『』=『客が去る。』」、「『夕日』=『家業が沈む。』」、そして「『紅葉』=『落ちて、赤字になる。』」という“悪い意味合い”を連想させる言葉の絵。

因みに1968年頃に最盛期を迎えた日本の銭湯は、当時、全国で1万8千軒以上在ったが、今や4千軒を下回る数減少しているそうだ。


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