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「日本パスポート3位に 5年間守り続けて来た“世界最強”首位の座から陥落 世界のパスポート・ランキング」(7月19日、TBS NEWS DIG)
ヴィザ無しで渡航出来る国と地域の数の多さで、“世界最強”とされて来た日本のパスポートですが、5年間守り続けて来た首位の座から陥落しました。
イギリスのコンサルタント会社は18日、「227の国と地域の内、ヴィザ無しで渡航出来る行き先の数で決まる世界のパスポート・ランキング。」を発表。
1位はシンガポールで192ヶ所、2位は190ヶ所のドイツ、イタリア、スペインでした。日本は今回、189ヶ所で3位、フランスや韓国等の6ヶ国と並びました。
日本は2018年から1位の座を守っていましたが、前回の193ヶ所から4ヶ所減り、首位から陥落しています。
最下位はアフガニスタンで、27ヶ所でした。アメリカはトップだった2014年以降、徐々に順位を下げ8位に。一方で、「中国とウクライナは、此の10年間で、最も順位を上げた国々の中の1つだ。」としています。
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日本が首位から陥落したという事だが、1位のシンガポールとの差は僅か3ヶ所に過ぎず、大した差では無い。寧ろ気になるのは、「“減った4ヶ所”が何処なのか?」という事。色々調べたが、結果的には判らなかった。
唯、此方の情報が参考になりそう。「2020年1月、イギリスのコンサルティング会社『ヘンリー&パートナーズ』が発表した内容。」との事で、3年以上前のデータで在り、尚且つ今回と同じコンサルティング会社による調査なのかは判らない。と言うのも、此の時は「日本のパスポートを持っていれば、世界191ヶ所にヴィザ無しでの渡航、到着ヴィザ取得で入国出来る。」、「其の“最強のパスポート”でも、ヴィザ無しでは入国出来ない国が33ヶ所。」と記されており、そうなると「調査対象は224ヶ所(191ヶ所+33ヶ所)」という事になり、今回の「227ヶ所」とは異なるからだ。3年以上の間に、調査対象数に変動が在ったのかも知れないが・・・。
此の時点での「日本のパスポートでも、ヴィザ無しでは入国出来ない国が33ヶ所。」の内訳は、「ロシア、北朝鮮、アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、チャド、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジヴォワール、赤道ギニア、エリトリア、ガンビア、ガーナ、リビア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、シエラレオネ、南スーダン、イラク、シリア、サウジアラビア、イエメン、キューバ、ナウル、アフガニスタン、ブータン、トルクメニスタン、パキスタン、リベリア」となっている。