********************** *************************
「“不登校数最多” 総務省、文科省に改善求める・・・学校側対応は不充分」(7月21日、日テレNEWS)
小中学校の不登校の子供の数が過去最多となる中、「学校側の対応に不充分な点が在る。」として、総務省は21日、文部科学省に改善を求めました。
国は2017年に決めた基本方針で、「不登校の子供を再び登校させる事だけを目標とせず、フリー・スクール等に通わせる事。」も選択肢として挙げています。
然し、総務省が全国28の公立小中学校に付いて調査した所、学校側の凡そ8割はこうした国の方針を「伝えている。」と回答しましたが、不登校の子供を持つ保護者の凡そ6割は「知らなかった。」と回答。「国の方針を知っていれば、学校以外の支援先を頼れたかも知れない。」とする保護者が大半でした。
此れを受け総務省は、文部科学省に対し、情報提供や相談窓口の整備等を改善する様求めました。
小中学校の不登校の子供の数は、9年連続で増加しており、2021年度には24.5万人で過去最多となっています。
************************************************
「子供に問題が生じると、何んでも彼んでも学校の所為にされる事が多い。」けれど、個人的にはどうかと思っている。明らかに学校側に問題が在る場合(教師による生徒への問題行為等。)は別だが、「子供の教育は学校だけで行う物では無く、学校と家庭が連携して行う物で在り、もっと言ってしまえば、家庭の役割の方がずっと大きい。」と考えているので。
「小中学校の不登校の子供の数が過去最多。」というのは憂慮すべき問題で、抜本的な対策を打たなければいけないとは思うけれど、「『不登校の子供を再び登校させる事だけを目標とせず、フリー・スクール等に通わせる事。』という国の方針を、学校が教えてくれなかったのは問題だ。」“的な考え”を持つ保護者が多いのだとしたら、其れも一寸違う気がする。仮に学校側が教えてくれなかったとしても、大事な我が子の問題で在るのだから、「自分達で積極的に情報を搔き集め、自分達で取捨選択する。」というスタンスは重要だし、其の過程でフリー・スクール等に頼る方法も見出だせるのではなかろうか?
不登校の子供を抱える保護者達全てが“他人任せ”で在るとは思わないけれど、読んでいて何かモヤモヤが残る元記事だった。