ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「イチロー」死す

2010年06月14日 | TV番組関連
「イチロー」という名前から思い浮かべる人物、今ならば多くの人がイチロー選手を挙げるに違いない。その他には、小沢一郎氏や水木一郎氏といった名前が挙がりそう。そして自分が子供だった頃に遡ると、一般的には財津一郎氏辺りが有名だったろうけれど、少なくとも子供達の間では特撮番組キカイダー01」(動画)の主人公で在るイチローの名前を知らない者は少なかった様に思う。

「キカイダー01」、この番組名を見聞すると堪らない程の郷愁感を覚える今や中年と呼ばれる世代にとっては、「特撮番組で育った。」という思いを持っている人が少なくないだろう。自分もその一人で、恐らく可成りディープに特撮番組と接して来た部類に入る。当ブログでは過去に何度も特撮番組に関する記事を書いて来たが、「特撮ヒーロー・バトン」では「好きな特撮ヒーロー」を3つ挙げ、その内の1つが「キカイダー01」だったし、「忘れじの特撮の脇役達 Part1Part2」では「特撮物のヒロインとして、自分が恐らく初めて恋心を抱いた女優。」として、「キカイダー01」でマリ役(ビジンダーの人間。)を演じた志穂美悦子さんの名を挙げた程、「キカイダー01」は自分にとって忘れられない作品。

前作の「人造人間キカイダー」(動画)もそうだが、「人間とは異なる、人造人間で在る事の哀しみ」や「悪と正義の懊悩する姿」(原作者が同じ石ノ森章太郎氏の「仮面ライダー」【動画】でも、そういったテーマが取り上げられていた。)が取り上げられていた。子供にとっては非常に重いテーマなのだけれど、それが故に子供達に強いインパクトを与えたのだと思う。数年前に知ったのだが、2001年よりハワイで「人造人間キカイダー」及び「キカイダー01」が再放送され、の地では大人を含めて爆発的な人気を博したそうだ。2002年4月12日にはこの日を「ジェネレーション・キカイダー・デイ」と制定される等、彼の地ではキカイダーが超有名な存在とか。

話を「キカイダー01」に戻すが、主人公のイチローを演じていたのは池田駿介氏。特撮ファンには「帰ってきたウルトラマン」(動画)での南猛隊員役でも御馴染みの方だ。BS11デジタルでは現在「帰ってきたウルトラマン」が再放送されており、毎週楽しみにしている。昨日はその再放送日に当り、南隊員の姿を拝見したのだが、それから数時間後に池田氏が胃癌にて68歳で亡くなられたというニュースに接する事に。若過ぎる。余りに若過ぎる。4年前に公開された映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」では、そのエンド・ロールで若々しい御元気な姿を見せてくれていたというのに・・・。

我が国が世界に誇れる「特撮文化」。その一翼担った人物が、又1人天に召されてしまった。さらばイチロー。合掌

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