来春開幕予定の「関西独立リーグ」のドラフト会議が16日に開催され、神奈川県の女子高生・吉田えり投手(16歳)が神戸9クルーズから7巡目指名を受けた。吉田投手は入団する意向と言う。我が国では1951年~1952年の2年間、女子プロ野球が存在していたが、これは女性選手だけのリーグで在り、吉田投手の場合は“男性と同じチームでプレーする”初の女性プロ野球選手という事になる。
漫画「野球狂の詩」を夢中で読んでいた幼少期、水原勇気投手の様な女性プロ野球選手の誕生なぞ、夢の又夢といった感じだった。1995年、ジョディ・ハーラー投手が東京六大学史上初の女性選手としてマウンドに上がった時、「投手ならばワン・ポイント・リリーフ、野手ならば代打や代走という形で在れば、女性プロ野球選手も在り得るかも。」と思う様になった。そして今夏、北京オリンピックで上野由岐子投手の鉄腕振りを見せ付けられ、「これは凄い。彼女ならば女性プロ野球選手として、それも先発投手として遣って行けそう。」と思った物。
吉田投手はナックルの落ち方が凄いのだそう。今月2日からの関西独立リーグのトライアウトを女性選手では唯一突破し、実戦形式の最終選考では1回を無安打無失点に抑えたという事で、今回の指名は決して“客寄せパンダ”的な意味合いでは無いと。年俸180万円と非常に厳しい状況に身を置く事になるが、「何時かはNPBで(選手として)遣ってみたい。」と彼女は大きな夢を掲げている。彼女がプロとしてどう成長して行くか、野球ファンの一人として非常に興味が在る。“平成の水原勇気”となってくれれば、野球人気も盛り返す事だろう。
ふっと思うのは、「50年後のNPBに、果たして女性プロ野球選手は存在しているだろうか?」という事。体力面では男性をも上回る女性が居るし、その点では問題無いだろう。又、女性特有の事情、例えば妊娠でチームを離れければならないケースも出て来ようが、一般企業と同様に“その間の”代わりを用意しておく事で、これも何とか対応出来そうだ。
意外と一番問題なのは、「男性選手だから」とか「女性選手だから」といった見方ではないだろうか?「女性選手だから、大した事は出来ないだろう。」という差別的な見方というのでは無く、「女性選手だから、守って上げなければ。」という見方が、却って女性選手の居場所を無くしてしまう様な懸念を持っている。
「食うか食われるか」というプロの世界では、ラフ・プレーめいた事は珍しくない。それは走・攻・守、あらゆる場面で存在し得る。例えば強打者に対して、投手が内角ギリギリの球を投じるのは当然の事。時には手元が滑って、相手に当ててしまう事だって在る。もし強打の女性選手が打席に入った際、男性投手が内角に厳しい球を投じたとする。これを「男の癖に、そんな卑怯な事をするなんて!」とか、「か弱い女性に対して、何という事をするんだ!」といった非難が起こったりすれば、男性投手としてはプロとしての攻めが封じられかねない。延いては、プロ野球の魅力が減じられてしまう可能性も。
個人的には、NPBで女性選手が活躍する姿を見てみたい。その為には見る側も、「プロの世界だから、男女どうこうといった事は考えない。」という姿勢が求められるのではないだろうか。
漫画「野球狂の詩」を夢中で読んでいた幼少期、水原勇気投手の様な女性プロ野球選手の誕生なぞ、夢の又夢といった感じだった。1995年、ジョディ・ハーラー投手が東京六大学史上初の女性選手としてマウンドに上がった時、「投手ならばワン・ポイント・リリーフ、野手ならば代打や代走という形で在れば、女性プロ野球選手も在り得るかも。」と思う様になった。そして今夏、北京オリンピックで上野由岐子投手の鉄腕振りを見せ付けられ、「これは凄い。彼女ならば女性プロ野球選手として、それも先発投手として遣って行けそう。」と思った物。
吉田投手はナックルの落ち方が凄いのだそう。今月2日からの関西独立リーグのトライアウトを女性選手では唯一突破し、実戦形式の最終選考では1回を無安打無失点に抑えたという事で、今回の指名は決して“客寄せパンダ”的な意味合いでは無いと。年俸180万円と非常に厳しい状況に身を置く事になるが、「何時かはNPBで(選手として)遣ってみたい。」と彼女は大きな夢を掲げている。彼女がプロとしてどう成長して行くか、野球ファンの一人として非常に興味が在る。“平成の水原勇気”となってくれれば、野球人気も盛り返す事だろう。
ふっと思うのは、「50年後のNPBに、果たして女性プロ野球選手は存在しているだろうか?」という事。体力面では男性をも上回る女性が居るし、その点では問題無いだろう。又、女性特有の事情、例えば妊娠でチームを離れければならないケースも出て来ようが、一般企業と同様に“その間の”代わりを用意しておく事で、これも何とか対応出来そうだ。
意外と一番問題なのは、「男性選手だから」とか「女性選手だから」といった見方ではないだろうか?「女性選手だから、大した事は出来ないだろう。」という差別的な見方というのでは無く、「女性選手だから、守って上げなければ。」という見方が、却って女性選手の居場所を無くしてしまう様な懸念を持っている。
「食うか食われるか」というプロの世界では、ラフ・プレーめいた事は珍しくない。それは走・攻・守、あらゆる場面で存在し得る。例えば強打者に対して、投手が内角ギリギリの球を投じるのは当然の事。時には手元が滑って、相手に当ててしまう事だって在る。もし強打の女性選手が打席に入った際、男性投手が内角に厳しい球を投じたとする。これを「男の癖に、そんな卑怯な事をするなんて!」とか、「か弱い女性に対して、何という事をするんだ!」といった非難が起こったりすれば、男性投手としてはプロとしての攻めが封じられかねない。延いては、プロ野球の魅力が減じられてしまう可能性も。
個人的には、NPBで女性選手が活躍する姿を見てみたい。その為には見る側も、「プロの世界だから、男女どうこうといった事は考えない。」という姿勢が求められるのではないだろうか。
投球以外の要素を考えるとやっぱり・・?
昔は自分も「安田猛投手やボブ・ホーナー選手の様な体型じゃないと、女性のプロ野球選手は難しいかな。」と思っていたのですが、上野投手を見てしまうと、「そうじゃなくても、遣って行けそう。」という感じが。あのスタミナと技術は本当に凄い。
「女子アナ」とか「女性初の○○」なんて表現がされなくなった時、真の意味で男女間の差が“殆ど”無くなったという事になるのでしょうね。以前から何度も書いている事ですが、男女差別は在ってならないと思うも、身体の作りが違う以上、完全に同等というのは現実問題無理だと思っています。極力差別を排除し、「殆ど」それが無くなる状況というのが、現実的な妥協点なのではないかと。
投手だとは思っていたのですが
投手、それも横手投げと聞いて納得。
水原勇気のように活躍できるのか?
神戸チームなんだそうで
これは取材に行かねば
(それだけでまず、リーグ第一の目的は達成?)
右投げのサイドスローの投手で、決め球は、記事にもあったような魔球“ナックル”。
アンダースローで、ドリームボールが決め球の水原勇気のようになれるだろうか、僕も興味があります。
しかし、問題がない訳ではないような気もします。
ナックルなら、球に力がなくてもば押さえる事が出来るだろうと、僕も当初思ったのですが、やはりそこは男性相手です。
強烈なピッチャーライナーは、捕る事ができるのでしょうか。
以前、男女混合のソフトボール大会に出場した事がありますが、投手だけは男性しか出来ないルールでした。
もちろん、男性の強い打球を至近距離で女性が捕る事はできないだろうという配慮でした。
吉田えりさんが、そういった心配を必要とする事が無い方なら問題ないのですが、テレビに映った本人の姿を見ると、心配になったのも事実です。
単なる客寄せパンダなら、早く見切りを付けてやる事も必要でしょう。
55さんの記事でも書きましたが、実際に彼女の姿を見てしまうと心配になってしまうのも事実です。
おそらく、近年のプロ野球選手の中で、一番体格に恵まれない選手でしょう。
打者の強烈な、ピッチャーライナーを彼女は受け止める事が出来るのでしょうか。
単なる客寄せパンダではないことを願っています。
馬鹿共は力で黙らせりゃいい。出来なかったらごめんなさいで。
最初は事件でも、続けて同じことが起きれば普通のことになりますから。
問題は「武藤兵吉」の役割がいるかどうかだと思うのですがねえ。
http://www.kyotei.or.jp/JLC/NEWS/2003/05/26_001.htm
危険度がどうこうという話がありますが、競艇の世界ではこういう事故も起きております。
力を持った者だけが生き残れるというのがプロの世界。ですから老若男女に拘泥するのがおかしな話では在るのですが、破壊王子様も大好きな(?)田嶋陽子大先生の様な方も居られますしね(苦笑)。
ライナーとかの問題は訓練をしていれば捕れるでしょう。って言うか、捕れるだけの運動神経が無ければドラフトにも上がって来なかったはすです。
厳しい状況の方が事故は起こらないものです。集中してますから。
彼女が今後気をつけないといけないのは周りに気を遣わせない事ですね。
健闘を祈ります。
ただ、願わくば上野に挑戦してもらいたいなあ・・・なんて・・