知人の家に行ったついでに、その近所で行われていた秋祭りを楽しんで来た。幾つになっても、祭りには心が浮き立ってしまう。舞台で行われている余興を見たり、ぶらぶら歩き乍ら屋台を覗いたり。射的や金魚掬い、水飴といった昔から在る屋台の他に、海外の料理を扱う屋台が結構増えていた。的屋のおっちゃんと少し話す機会が在ったのだが、やはり不景気の影響は小さくないらしい。店の前で足を止めて「買おうか?それとも止めようか?」暫く悩んだ末、結局買わないで立ち去ってしまう人の数が明らかに増えていると。早く景気が良くなって欲しいもの。
【秋祭り1】
【秋祭り2】
閑話休題。
「1問正答する毎に10ポイントが貰える。」というクイズ番組で或る人(又は或るチーム)が着々とポイントを稼いで行き、例えば2位に150ポイント差を付けたとする。そこで司会者が「さあ、次はいよいよ最終問題です。この最終問題に正解すると200ポイントが得られ、2位以下にも逆転の可能性が。」とアナウンス。「大どんでん返しの面白さ。」、「視聴者の関心を最後迄繋ぎ止める。」という要素は在るのだろうが、個人的には余り好きでは無いシステム。地道に積み上げて来た物が、一瞬にして全否定されてしまう感じがするからだ。
セ・パ共に、今季のレギュラー・シーズンに於ける順位が全て確定した。セ・リーグでは「ジャイアンツ、ドラゴンズ、スワローズ」が、そしてパ・リーグでは「ファイターズ、ゴールデンイーグルス、ホークス」がクライマックスシリーズ(CS)に駒を進める事になった訳だが、個人的には今一つスッキリしない思いが。スワローズ・ファンの方には申し訳無いのだが、3位となった同チームは負け越しが決定しており、「レギュラー・シーズンで負け越したチームが、日本一になってしまう可能性在りってどうなんだろうか?」と感じているから。冒頭で記したのと似た違和感とも言える。(スワローズが悪いとか言っている訳では全く無い。今回のスワローズと同じ立場にジャイアンツがなったとしたら、同様に違和感を覚えるし。)
CSに関しては以前も書いたと思うが、この制度自体は悪くないと思っている。「関心をレギュラー・シーズン終盤迄繋ぎ止め、所謂消化試合が減る。」という野球ファンにとってのメリットや、「消化試合の減少及びCS開催によって収益が増す。」という興業サイドのメリットが在るから。唯、今回の様に負け越したチームがCSに進出してしまうというのは、冒頭で記したのと同じ違和感を覚えるから。もしセ・パ共に負け越したチームがCSで勝ち上がり、そしてどちらかが日本一になった場合、「『日本一の価値』が維持出来るのだろうか?」という懸念も在る。
レギュラー・シーズンで1位~3位のチームが、CSに進出出来る。各リーグが10数チームで構成されているメジャー・リーグなら未だしも、我が国の場合は各リーグ6チームという事で、50%のチームがCSに進出出来る訳だ。3位迄のチーム全てが勝ち越しを決めているならば良いのだが、1位以外は全て負け越しなんてケースもゼロでは無く、極端な例で言えばセ・パ共に負け越したチーム同士が日本一を争うなんて可能性も在り、こういう場合には「果たしてどれだけの野球ファンが、それを支持出来るのだろうか?」という疑問が。
2年前のCSで応援しているジャイアンツが敗北を喫した悔しさが全く無いと言えば嘘になるけれど、何処のチームのファンか云々は別にして、CSを今後も続けて行くならば、より多くの野球ファンが納得出来る形に変更する必要が在るのではないだろうか?
一つの案だが「レギュラー・シーズンで負け越したチームは、CSに進出出来ない。」というのも在りかと。この場合、2位以下が全て負け越しならば、CS自体が行われない事になる。又は「レギュラー・シーズンで負け越したチームがCSに進出した場合、第1ステージでは『1勝』、第2ステージでは『2勝』のハンデを相手チームに与える。」というのでも良いだろう。
「日本シリーズ自体が短期決戦で在り、どんな状況で在れ同じ短期決戦のCSを勝ち上がれないチームは、日本一になれない可能性が高いのではないか?だったらレギュラー・シーズンで負け越したチームがCSに出た場合でも、ハンデを設ける必要は無い。」という意見も在るだろう。そういった意見を否定する気は無いけれど、個人的には納得出来ない気持ちが正直在る。
【秋祭り1】
【秋祭り2】
閑話休題。
「1問正答する毎に10ポイントが貰える。」というクイズ番組で或る人(又は或るチーム)が着々とポイントを稼いで行き、例えば2位に150ポイント差を付けたとする。そこで司会者が「さあ、次はいよいよ最終問題です。この最終問題に正解すると200ポイントが得られ、2位以下にも逆転の可能性が。」とアナウンス。「大どんでん返しの面白さ。」、「視聴者の関心を最後迄繋ぎ止める。」という要素は在るのだろうが、個人的には余り好きでは無いシステム。地道に積み上げて来た物が、一瞬にして全否定されてしまう感じがするからだ。
セ・パ共に、今季のレギュラー・シーズンに於ける順位が全て確定した。セ・リーグでは「ジャイアンツ、ドラゴンズ、スワローズ」が、そしてパ・リーグでは「ファイターズ、ゴールデンイーグルス、ホークス」がクライマックスシリーズ(CS)に駒を進める事になった訳だが、個人的には今一つスッキリしない思いが。スワローズ・ファンの方には申し訳無いのだが、3位となった同チームは負け越しが決定しており、「レギュラー・シーズンで負け越したチームが、日本一になってしまう可能性在りってどうなんだろうか?」と感じているから。冒頭で記したのと似た違和感とも言える。(スワローズが悪いとか言っている訳では全く無い。今回のスワローズと同じ立場にジャイアンツがなったとしたら、同様に違和感を覚えるし。)
CSに関しては以前も書いたと思うが、この制度自体は悪くないと思っている。「関心をレギュラー・シーズン終盤迄繋ぎ止め、所謂消化試合が減る。」という野球ファンにとってのメリットや、「消化試合の減少及びCS開催によって収益が増す。」という興業サイドのメリットが在るから。唯、今回の様に負け越したチームがCSに進出してしまうというのは、冒頭で記したのと同じ違和感を覚えるから。もしセ・パ共に負け越したチームがCSで勝ち上がり、そしてどちらかが日本一になった場合、「『日本一の価値』が維持出来るのだろうか?」という懸念も在る。
レギュラー・シーズンで1位~3位のチームが、CSに進出出来る。各リーグが10数チームで構成されているメジャー・リーグなら未だしも、我が国の場合は各リーグ6チームという事で、50%のチームがCSに進出出来る訳だ。3位迄のチーム全てが勝ち越しを決めているならば良いのだが、1位以外は全て負け越しなんてケースもゼロでは無く、極端な例で言えばセ・パ共に負け越したチーム同士が日本一を争うなんて可能性も在り、こういう場合には「果たしてどれだけの野球ファンが、それを支持出来るのだろうか?」という疑問が。
2年前のCSで応援しているジャイアンツが敗北を喫した悔しさが全く無いと言えば嘘になるけれど、何処のチームのファンか云々は別にして、CSを今後も続けて行くならば、より多くの野球ファンが納得出来る形に変更する必要が在るのではないだろうか?
一つの案だが「レギュラー・シーズンで負け越したチームは、CSに進出出来ない。」というのも在りかと。この場合、2位以下が全て負け越しならば、CS自体が行われない事になる。又は「レギュラー・シーズンで負け越したチームがCSに進出した場合、第1ステージでは『1勝』、第2ステージでは『2勝』のハンデを相手チームに与える。」というのでも良いだろう。
「日本シリーズ自体が短期決戦で在り、どんな状況で在れ同じ短期決戦のCSを勝ち上がれないチームは、日本一になれない可能性が高いのではないか?だったらレギュラー・シーズンで負け越したチームがCSに出た場合でも、ハンデを設ける必要は無い。」という意見も在るだろう。そういった意見を否定する気は無いけれど、個人的には納得出来ない気持ちが正直在る。
CSの正当性については、2004年からパリーグでプレーオフ制度が導入されて以来ずっと考えてきました。基本的には賛成なのです。
もともとが、存亡の危機にあったパリーグ各球団の経営を少しでも改善すべく編み出された案という側面があり、シーズン終盤まで集客を引っ張れるメリットは大きい。しかも「シーズン序盤にロケットスタートしてあとはだらだらやって一位逃げ切り」という一チームのみに日本シリーズ出場権を贈るのではなく、シリーズ直前のCSで「ホントーにこのチームは、われらがリーグから短期決戦に送り出すにふさわしい絶好調チームなのか?」と、ふるいに掛けられる絶好の機会だから。旧来のペナントレースが「日頃の出来を内申書のみで判断する」と例えるなら、CSは「日本シリーズ大学へ進める実力を、秋を迎えたいま現在持った、短期決戦に強いチームなのかどうか」を直前の時期に問う、格好の入試問題と言えましょう。
そうしたメリットと、「勝率5割を切るチームまでもが出てくるのは妥当なのか」という疑問をてんびんにかけ、私なりに考えたのは「CSは1、2位チームのみのワンステージで争う。1位には1勝のアドバンテージを与え、かつホーム&ビジター方式で戦う」というものです。過去の例を見ても大概、2位までなら勝率5割を切ることはない。これなら1位通過のメリットが保障され、かつ「3位が5割切るならCSの第一ステージは開かない」なんてことになった場合の「せっかく2位に入ったのに、興行権を握ってウハウハ稼げるCS第一ステージはなしかよ!」という怒りもちゃんとケアできる。いかがでしょうか。CSを2ステージもやるためにポストシーズンが長すぎ、日本シリーズの後に控える日韓戦までにはもうボロンボロンだろうという懸念もありますゆえ。
念のため、今年3位のスワローズ、ホークスの球団各位とファンの皆様へは、全く他意がないことを付け加えておきます。
今回の記事を書くのは、結構躊躇しました。先ず頭に在ったのは「スワローズ及びスワローズ・ファンを愚弄している様に思われてしまうのではないだろうか?」という懸念。記事でも記しました様に、特定球団を批判する意図は全く無く、今回のスワローズの立場が仮に「我が愛するジャイアンツ」で在ったとしても、同じ違和感を覚えるで在ろう事を、改めてこちらでも記させて貰います。(わたじゅん様の書き込みも、その辺の御配慮が感じられましたけれど、この手の文章を書くのは本当に難しいですよね。)
そして最も懸念したのは、「ジャイアンツが優勝したから、CSという制度にケチを付けてるんじゃないの?」と痛くもない腹を探られる事。これも記事を読んで戴ければ御判りの様に、自分はCSという制度自体は反対では無いし、だからこそ「CSを続けて行く上で、より多くが納得出来るシステムに変えた方が良いのでは?」という問題提起。
わたじゅん様の案を拝読させて戴きましたが、私案よりもこの方がスッキリして良さそう。私案を書き上げた際、「この点は問題になるかもなあ。」と思ったのが、「レギュラー・シーズンで負け越したチームは、CSに進出出来ない。」という点。私案の根幹になる部分で問題を感じたというのも好い加減と言えば好い加減な話なのですが、何処に問題点を感じたかと言えば、「3位に入る可能性を残し、且つギリギリ迄負け越すか否か判らないチームが在った場合。」という、正に今季の様なケース。当該チームは当然CSに備えた諸準備(球場の予定を空けておいたり、チケットの手配等。)をしている訳で、土壇場で「3位には入ったものの、負け越しが決まった。」場合には、CSに出場出来ない事での損失が莫大になるで在ろうから。(ギリギリ迄争って4位以下になったチームも損失は大きいけれど、それはそれで「Aクラスに入れなかったのだから仕方無い。」という諦めは出来ると思うんです。)仰る様に「1位と2位でCSにて争う」とすれば、その面ではスッキリする感じが。
「プロ野球ファンの関心を出来るだけ長く繋ぎ止める。消化試合を極力減らす。)」、「各チームの経営状態を上げる。」等の面でCSその物は結果を残して来ていると思うし、この制度自体は続けて欲しい。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
P.S. ダルビッシュ投手が万全の状態で、CSに出場出来ると良いですね。
「100点満点ではない」という
奥歯にモノの挟まったような
そんな制度ですね。
この種のステップラダー式プレーオフ
韓国プロ野球や、アイスホッケー、
バスケットでも採用していますが
これらは1リーグ制なので、プレーオフとなると
これしか採用のしようがありません。
阪神とヤクルトとの3位争いで
お客が入ったということであれば
それはそれでいいのかもしれません。
ただ「あるべき制度」について検討し
改める姿勢を持って欲しいものです。
変更が難しい、という言い訳は
あれだけドラフトをコロコロ変更する
組織からは言って欲しくないですね。
「この制度はおかしい。即刻に止めるべきだ!」と一刀両断に出来ない面が、このCSには在るのでしょうね。一番の大きい理由は「消化試合を減じている。→その結果、(恐らくは)球界全体の収益面をアップさせている。」といった球界への寄与を多くの方が感じているからではないかと。又、日本一からかなり離れてしまっているチーム及びそのファンに「もしかしたら日本一になれるかも。」という希望を持たせてくれるシステムで在るのも、判官贔屓な気持からすると「それも良いんじゃないかなあ。」と思わせる所が在るし。ジャイアンツ・ファンの一人としては、「この制度にクレームを付けると、『優勝しているからこそイチャンモンを付けている。』と言われそう。」という不安を覚えるのも事実。
世の中に完璧な制度というのは存在し得ないと思っていますが、「より多くの人が納得し得る制度にモディファイして行く努力。」というのは大事だと思っています。個々のチームの損得勘定を前面に出すのでは無く、球界全体を考えて、そしてその前提でより良いシステムに変えて行く。それが大事かと。
今恐れているのは、今回のCSでジャイアンツが敗退した際、近年は大人しくなっているナ○ツネ氏が「こんな制度止めてしまえ!」と騒ぎ出すのではないかという点。
岩隈&杉内両エースの先発となれば、一転を争う投手戦を誰しも予想したは思いますが、蓋を開けてみれば杉内投手はまさかの大乱調。歴戦の兵故に緊張云々では無く、調子自体がおもわしくなかったのでしょうね。ゴールデンイーグルが「7対0」と大差を付けた時点で一方的な展開になるかと思いきや、ホークスが「7対4」と3点差迄追い上げ、「これは面白くなるぞ。」と。しかし終わってみれば、ゴールデンイーグルスの勢いばかりが感じられる試合だった様に感じました。
ホークス・ファンの方々には申し訳無いのですが、もし明日もゴールデンイーグルが勝って第2ステージに進んだとしたら、ダルビッシュ投手が先発出来ないというニュースを考え合わせると、ゴールデンイーグルスが勢いに乗って日本シリーズへと駒を進めそうな予感が・・・。
「バスケットは、チームの半分がプレーオフに出場出来る。」という事は、我が国のCSと同じ状況では在りますね。唯、アメリカの3大スポーツの1つとされるバスケットが、そんな“花相撲”状態とは意外でした。
今年のCS、第1ステージが終わってみれば、結局は両リーグ共に(レギュラー・シーズンで)2位のチームが次ステージに進出した事になり、その意味では順当な結果だったのかもしれません。