今年は久々に高校野球を見入ってしまった。駒大苫小牧の夏連覇達成なるかにも興味が在ったが、大阪桐蔭というチームに何とも言えない懐かしさを覚えた事も一要因だろう。懐かしさとは何か?それは、過去から現在に到る長き高校野球の歴史に於いて、自分が最強チームと信じて已まないKKコンビが居た頃のPL学園と似た匂いをこのチームにも感じたからだ。
今迄にも強いチームは幾つも在った。でも、投打共に並外れた”軸”を備えていたチームという意味では、あの頃のPL学園が最強だったと思う。1試合に3本塁打を放ち、清原選手の記録と並んだ平田選手と、歴代2位となる1大会65奪三振を記録した辻内投手。*1この二人にKKコンビの面影を見てしまったのは、中年のおっさんのセンチメンタリズムだろうか。又、凄い両者では在ったが、それでも未だ未だKKコンビの域までには達していなかったと思ってしまうのも、KKコンビへの思い入れの深さが成せる業かもしれない。
今日の決勝戦で、駒大苫小牧が京都外大西を降して優勝を勝ち取った訳だが、夏連覇を達成したのは57年ぶりとの事。*2地方予選から一つも落とせない状況下で、連覇を達成する事がどれ程至難の技で在る事か。あの”やまびこ打線”やKKコンビすらも達成出来なかったのだから、その困難さは筆舌に尽くし難いものが在る。
それにしても、高校野球の世界も昔とかなり変貌を遂げているなあと改めて思った。自分が幼少時の頃は、「大雪の為グラウンドでの練習が満足に出来ない北海道や東北のチームは優勝等とても無理。」というのが或る意味”定説”だったが、今や室内練習場の完備でそういったデメリットも消えつつ在るのだなあと思わせる北海道のチームの連覇。そして、1点1点を手堅く取りに行き、少ない点差を投手力で守り抜いて行くというスタイルが、最近のプロ野球の試合の様に1イニングで大量得点(失点)で逆転というスタイルになりつつ在るのも、最新マシーンの導入等で打撃力が著しく向上している表れなのかなあとも。プロ&アマ共に投手受難の時代という事なのかもしれない。
最後に、優勝した駒大苫小牧の部員にはおめでとうの言葉を、そして準優勝に終わった京都外大西の部員には御疲れ様の言葉を心から送りたい。
*1 1大会で83奪三振というとんでもない記録を樹立したのは、誰あろうあの板東英二氏。当分破られる事はないと思われる物凄い記録だ。単なる口だけのおっさんではなかったという事か(^o^;;;。
*2 春夏連覇達成校に関しては、7年前に松坂大輔投手を擁した横浜が最後となっている。
今迄にも強いチームは幾つも在った。でも、投打共に並外れた”軸”を備えていたチームという意味では、あの頃のPL学園が最強だったと思う。1試合に3本塁打を放ち、清原選手の記録と並んだ平田選手と、歴代2位となる1大会65奪三振を記録した辻内投手。*1この二人にKKコンビの面影を見てしまったのは、中年のおっさんのセンチメンタリズムだろうか。又、凄い両者では在ったが、それでも未だ未だKKコンビの域までには達していなかったと思ってしまうのも、KKコンビへの思い入れの深さが成せる業かもしれない。
今日の決勝戦で、駒大苫小牧が京都外大西を降して優勝を勝ち取った訳だが、夏連覇を達成したのは57年ぶりとの事。*2地方予選から一つも落とせない状況下で、連覇を達成する事がどれ程至難の技で在る事か。あの”やまびこ打線”やKKコンビすらも達成出来なかったのだから、その困難さは筆舌に尽くし難いものが在る。
それにしても、高校野球の世界も昔とかなり変貌を遂げているなあと改めて思った。自分が幼少時の頃は、「大雪の為グラウンドでの練習が満足に出来ない北海道や東北のチームは優勝等とても無理。」というのが或る意味”定説”だったが、今や室内練習場の完備でそういったデメリットも消えつつ在るのだなあと思わせる北海道のチームの連覇。そして、1点1点を手堅く取りに行き、少ない点差を投手力で守り抜いて行くというスタイルが、最近のプロ野球の試合の様に1イニングで大量得点(失点)で逆転というスタイルになりつつ在るのも、最新マシーンの導入等で打撃力が著しく向上している表れなのかなあとも。プロ&アマ共に投手受難の時代という事なのかもしれない。
最後に、優勝した駒大苫小牧の部員にはおめでとうの言葉を、そして準優勝に終わった京都外大西の部員には御疲れ様の言葉を心から送りたい。
*1 1大会で83奪三振というとんでもない記録を樹立したのは、誰あろうあの板東英二氏。当分破られる事はないと思われる物凄い記録だ。単なる口だけのおっさんではなかったという事か(^o^;;;。
*2 春夏連覇達成校に関しては、7年前に松坂大輔投手を擁した横浜が最後となっている。
とは言え、香田監督が「雪が邪魔なら除雪すればいいだろう」との趣旨の発言を最初にした時は北国の球児もかなり驚いたとのこと。雪国出身ではない方だけにそう思ったのでしょうね。
今では冬でも駒大苫小牧ナインは雪をかき外で守備練習をするそうですが、林主将曰く「ハンデとは思わない。寧ろ他のチームができない練習ができる」と。香田監督は「室内練習場よりも外の方がいい」とも仰っていました。
なお、香田監督は佐賀県勢としてはじめて全国制覇した佐賀商の優勝時のコーチだそうです。
こうなると中京商(現:中京大中京)が戦前に達成しただけの3連覇への期待がいやがおうにも高まることでしょう。去年は打撃が目立ちましたが元々守備や投手力の高かったチーム。今年は堅い守りにさらに磨きがかかっていました。室蘭大会からエラーは決勝での2つだけ。新チームへの重圧は大変なものでしょうがまずは秋の北海道大会で優勝してセンバツの出場(北海道は枠1ですから)、夏の南北海道大会4連覇を目指してください。
一昨年の倉敷工戦で“非情の雨”から1年、昨夏甲子園初勝利を上げたかと思えば日大三、横浜、東海大甲府、済美を破り優勝。しかし去年の歓喜も序章に過ぎなかったとのことでしょうか。あの9点リードが雨で消えてから2年。
駒大苫小牧はチャレンジャー精神を忘れない“王者”になりました。
さて、今大会で印象に残ったチームですが。1年生本田投手をはじめ引退する65歳の三原監督に「有終の美を」の思いで勝ち上がった準優勝の京都外大西。“ミラクル宇部商”健在を示してくれた宇部商。大阪桐蔭もそうですが私が強く印象に残ったのは長崎代表、初出場の清峰高校。
県立で他の部とグランド共有ながら初戦で優勝候補本命だった愛工大名電を延長13回の熱戦の末撃破。2回戦では昨春優勝、昨夏準優勝の済美も破り、惜しくも3回線で大阪桐蔭に接戦を演じたものの敗れましたが今大会に旋風を巻き起こしました。人口1万2千人の佐々町に、全国に感動を与えました。私的に決勝進出校以外で最も印象に残りました。
すごく長文になってしまいました。無意味に長いですね、暑苦しい。おほん、今年も様々なドラマが起きましたが願わくば来年は湖国に初の優勝旗が持ち帰られることを切望しております。
でも、暴力事件とたばこで出場できなかった高校があったでしょ?あれかわいそうだなぁ~って思ったの。なにも、これから試合がんばるぞぉ~!ってあんなときに行けなくなるなんて。
あれなら、最初から行けない方がよかったのかもって。
でも試合できたのがよかったのかな?なんか複雑ですね。でもかわいそうです。
くり上げで試合に出たのは高知でしたっけ?あそこも複雑。
社会人の常識「ほうれんそう」を怠った、あの監督はいただけません。
これでまた、子供が大人を信じなくなるのかなぁ~はぁ~悲しいなぁ~
子供が悪くなったってよく大人が言ってますが、大人がちゃんとしないと、子供もダメになっちゃう~
きなこ、しっかりしなきゃ!って思いました。
3本塁打した試合の2塁打ですが、清原時代ならラッキーゾーンがあって、4打席連続本塁打になってますね。
末恐ろしさを感じさせます。
自分が一番印象に残ったシーンは、 宇部商VS京都外大西の三本間にランナーが挟まれた場面です。
あの三塁ランナーは、絶対アウトにならないぞ!っていう気迫が、TV越しにも伝わって来ました。
こういう場面の直感って結構あたるもの。
案の定・・・
あの時の、宇部商のプレイの問題点は幾つかありますよ。
暴投以外にもね。
でも、僕には三塁ランナーのファインプレイに思えてならないのです。
31にしてまた、高校生になにか一つ学ぶ事となったようです。
坂東英二の三振記録ですが、引き分け再試合を含んでありますんで、ほとんど破るのは不可能の記録ですね。
過去に戴いた書き込み内容等から、この記事にhigu様が必ずや反応して戴けると思っておりましたが、想像以上の熱い思いを吐露して戴けて本当に嬉しいです。
以前にも書いたとは思いますが、自分は高校野球が好きです。でも、好きでは在りますが、毎年毎年夢中になってTV観戦する程ではなく、気が向いたら見るという極めて不心得な高校野球ファンと言えます(笑)。普段よりhigu様のプロ野球に対する記事に熱きものを感じておりましたが、今回の記事からも高校野球への溢れんばかりの思いが垣間見られ、本当に野球が大好きなんだなあという思いを再認識すると共に、自分の高校野球への浅き思いを恥じたりもしています(^o^;;;。
毎年の様に開幕直前に繰り広げられるゴタゴタ劇(他校関係者からチクられて、全体責任の名の下に球児が出場辞退を決める等。)はウンザリですが、甲子園で繰り広げられる正に筋書きの無いドラマは、”後が無い”という切迫感も合わさって、見ている者に深い思いを残しますね。来年はどんなドラマを見せてくれるか、今から楽しみです。
私は,野球始め他スポーツに対しても素人です。
しかし,この時期の,高校生はじめ関係者の皆さんの熱い思いや,連日の熱戦に,つい見入ってしまいます。
今回の「北の大地」の球児達の類い希な二連覇という活躍。
優勝旗の北限が地球温暖化に関係しているのでは・・
などという,少々ふざけた仮説のエントリーをしてしまいました。
況や,雪国の皆さんの,絶え間ない努力の賜であることは必至ですが。
TBさせて頂きます。
中でも大阪の二人はすごかったですね!1試合3本塁打には驚きました
決勝戦は私もみました。駒大苫小牧は、失策が少なかったのがすごいですね。どうやら、野球のみならず野球用品を大事にするとか、日常の規律に対してもきちんと取り組まれているようで好感がもてました。
メンバーが変わるので、夏の二連覇は春・夏の連覇以上に難しいことだと思いますので、本当におめでとうございました。
東北人の私としては、昨年、優勝旗が白河の関を一気に越えて、津軽海峡も越えてしまったことに複雑な心境でしたが、「北の雄」としてこれからも応援します。
水を差す等とはとんでもございません。間違いを指摘して戴いて、これ以上の大恥を晒さないで済んだと感謝しております(笑)。これからも、間違い等ございましたら、遠慮なく御指摘下さい。本当に有難うございました。