「刺客」に「くノ一」。連日の様にマスメディアが大騒ぎして取り上げている言葉だ。ライブドアがニッポン放送の支配権を巡ってフジサンケイグループと対立した際にも、やれ「ホワイトナイト」だ、「ポイズンピル」だ、「クラウンジュエル」だ、「焦土作戦」だと連日の様に報じられていたが、全くこの国のマスメディアは”言葉遊び”に汲々となるばかりで、事の本質を取り上げようとしない癖は全く直っていない様だ。
妙なのはマスメディアだけではない。議員達の中にも妙な輩は多く見られる。自民党の内部では、郵政民営化関連法案に賛成、反対、棄権どの立場を採った議員の口からも聞こえて来るのは、「愛する自民党の為に」とか「自分達こそが本当の自民党」等、国民を見ずして党ばかりを見ているのではないかと思われる発言ばかり。
「衆議院が解散になれば離党する!」と叫んでいたファイヤー議員が、「親である小泉首相から『出て行け!』と言われない限り、子供である自分が勝手に出て行くのは良くないと思う。」と何時もながらの詭弁を弄して”逃げ”に入っているのも情けない限りだが、反対派の綿貫民輔氏や亀井静香氏等5人が自民党を離党して新党を結成し”筋”を通したのに対して、反対派の多くがそのまま自民党に留まる姿勢を決め込んだのは理解に苦しむ所。特に、将来の首相候補と持ち上げられて勘違いしてしまっている数人が残留したのは、結局の所『大樹の下に留まる事で、将来の己の”芽”を残しておきたい。』という私利私益の為だけではないだろうか。
又、参院本会議で郵政民営化関連法案が否決された事で衆議院が解散されるのは、「江戸の敵を長崎で討つ」といった感じで全くの筋違いという発言をした議員が多かったが(この考え方は自分も一理在るとは思っているが。)、与野党共に安直な形で参議院から衆議院への鞍替えを行なっている現状では、「結局の所、衆参の”棲み分け”等は全く無く、双方同じ意味合いしか持ってない一心同体状態。」としか思えず、議員達の筋論も全く以って空々しさしか感じられない。
そして、懸念していた事では在ったが、案の定、著名人候補者の担ぎ出しに死力を振り絞り出したかの様な状況に深い失望感を覚える。「名が通っているか」だけに力点が置かれ、「政策が後付け」で在って本当に良いものなのだろうか?あれだけ党内部で、その拝金主義の姿勢を「合法で在れば何をしても良いのか!」とバッシングしていた堀江社長を、公認候補として擁立に動いている自民党というのも実に節操の無い・・・ではなく懐の深い党だと思ってしまうが(笑)、彼の政治能力がどれ程のものかは判らないものの、”本来”政治家の成すべき仕事は社長業をやりながら片手間で出来る様な浅いものではない筈。特に、現在の様に数多の内憂外患(内”郵”(政)外”韓”(国)と誰かが上手い事を言っていたが。)を抱える状況では、自らの命を賭す覚悟で専従すべきものではないか。官僚の作文を読んでいるだけの議員に、この国の命運を託すのはどうかと思う。
自民党は、著名な女性候補者の擁立に汗している様だ。全国11ブロック在る比例代表名簿の1位を全て女性候補にするという話も在る。この事に付いて、多くのニュース番組で街の声を拾っていたが、「何でもかんでも女性を立てれば良いってものじゃない。」という反発の声が在る一方で、「女性は私利私益に走らないから頑張って欲しい。」とか「女性は公明正大だから、世の中を正してくれる。」と真顔で話している女性達が少なからず居たのは、正直呆れてしまった。
個人的には女性の社会進出には決して反対ではないし、どちらかと言えばフェミニストだと思う。でも、「女性だから私利私益に走らない。」とか「女性は公明正大だから。」というステレオタイプというかアナクロな思考を持つ人が未だ居る事に唖然としてしまう。これでは、嘗ての社会党が採っていた”マドンナ主義”と同じ軽薄さしか感じられない。
「女性だから私利私益に走らない。」とか「女性は公明正大だから。」と平然と言い放っている人達は、歴史上の傾国の女性達、マリー・アントワネットや西太后、紅青、イメルダ・マルコス、エレナ・チャウシェスク等の存在を知らないのだろうか?*1それとも、「男女平等」を過激な迄に口にしながらも、レディース・デイ等の自己に都合の良い”逆差別”に、意図的に目を瞑っているとしか思えない”良い所取り”を此処でも決め込んでいるのか?真の意味での男女平等を望んでいる女性で在るならば、今回の安直な女性候補擁立が、逆に女性を蔑ろにしている行為だと憤りを感じているのではなかろうか。
「自らの政策に一点の曇りも無い。」と自負しているので在れば、小泉自民党は安直な候補者擁立に走るべきではないと思うのだが・・・。
*1 私利私益という意味では若干意味合いを異にするが、自らの欲望の為に権力を行使して、多くの女性を殺害したエリザベート・バートリーという女性も居る。又、日本では海外程の”傾国度”を持つ女性はなかなか見当たらない気もするが、北条政子等は微妙な存在か。
妙なのはマスメディアだけではない。議員達の中にも妙な輩は多く見られる。自民党の内部では、郵政民営化関連法案に賛成、反対、棄権どの立場を採った議員の口からも聞こえて来るのは、「愛する自民党の為に」とか「自分達こそが本当の自民党」等、国民を見ずして党ばかりを見ているのではないかと思われる発言ばかり。
「衆議院が解散になれば離党する!」と叫んでいたファイヤー議員が、「親である小泉首相から『出て行け!』と言われない限り、子供である自分が勝手に出て行くのは良くないと思う。」と何時もながらの詭弁を弄して”逃げ”に入っているのも情けない限りだが、反対派の綿貫民輔氏や亀井静香氏等5人が自民党を離党して新党を結成し”筋”を通したのに対して、反対派の多くがそのまま自民党に留まる姿勢を決め込んだのは理解に苦しむ所。特に、将来の首相候補と持ち上げられて勘違いしてしまっている数人が残留したのは、結局の所『大樹の下に留まる事で、将来の己の”芽”を残しておきたい。』という私利私益の為だけではないだろうか。
又、参院本会議で郵政民営化関連法案が否決された事で衆議院が解散されるのは、「江戸の敵を長崎で討つ」といった感じで全くの筋違いという発言をした議員が多かったが(この考え方は自分も一理在るとは思っているが。)、与野党共に安直な形で参議院から衆議院への鞍替えを行なっている現状では、「結局の所、衆参の”棲み分け”等は全く無く、双方同じ意味合いしか持ってない一心同体状態。」としか思えず、議員達の筋論も全く以って空々しさしか感じられない。
そして、懸念していた事では在ったが、案の定、著名人候補者の担ぎ出しに死力を振り絞り出したかの様な状況に深い失望感を覚える。「名が通っているか」だけに力点が置かれ、「政策が後付け」で在って本当に良いものなのだろうか?あれだけ党内部で、その拝金主義の姿勢を「合法で在れば何をしても良いのか!」とバッシングしていた堀江社長を、公認候補として擁立に動いている自民党というのも実に節操の無い・・・ではなく懐の深い党だと思ってしまうが(笑)、彼の政治能力がどれ程のものかは判らないものの、”本来”政治家の成すべき仕事は社長業をやりながら片手間で出来る様な浅いものではない筈。特に、現在の様に数多の内憂外患(内”郵”(政)外”韓”(国)と誰かが上手い事を言っていたが。)を抱える状況では、自らの命を賭す覚悟で専従すべきものではないか。官僚の作文を読んでいるだけの議員に、この国の命運を託すのはどうかと思う。
自民党は、著名な女性候補者の擁立に汗している様だ。全国11ブロック在る比例代表名簿の1位を全て女性候補にするという話も在る。この事に付いて、多くのニュース番組で街の声を拾っていたが、「何でもかんでも女性を立てれば良いってものじゃない。」という反発の声が在る一方で、「女性は私利私益に走らないから頑張って欲しい。」とか「女性は公明正大だから、世の中を正してくれる。」と真顔で話している女性達が少なからず居たのは、正直呆れてしまった。
個人的には女性の社会進出には決して反対ではないし、どちらかと言えばフェミニストだと思う。でも、「女性だから私利私益に走らない。」とか「女性は公明正大だから。」というステレオタイプというかアナクロな思考を持つ人が未だ居る事に唖然としてしまう。これでは、嘗ての社会党が採っていた”マドンナ主義”と同じ軽薄さしか感じられない。
「女性だから私利私益に走らない。」とか「女性は公明正大だから。」と平然と言い放っている人達は、歴史上の傾国の女性達、マリー・アントワネットや西太后、紅青、イメルダ・マルコス、エレナ・チャウシェスク等の存在を知らないのだろうか?*1それとも、「男女平等」を過激な迄に口にしながらも、レディース・デイ等の自己に都合の良い”逆差別”に、意図的に目を瞑っているとしか思えない”良い所取り”を此処でも決め込んでいるのか?真の意味での男女平等を望んでいる女性で在るならば、今回の安直な女性候補擁立が、逆に女性を蔑ろにしている行為だと憤りを感じているのではなかろうか。
「自らの政策に一点の曇りも無い。」と自負しているので在れば、小泉自民党は安直な候補者擁立に走るべきではないと思うのだが・・・。
*1 私利私益という意味では若干意味合いを異にするが、自らの欲望の為に権力を行使して、多くの女性を殺害したエリザベート・バートリーという女性も居る。又、日本では海外程の”傾国度”を持つ女性はなかなか見当たらない気もするが、北条政子等は微妙な存在か。
ただ選挙には乗りこむぞぉ~!郵政を民営化して、道路公団に自由にゆうちょを使わせないし、ムダな経費をなくしてやるぞ!
きなこのお金をバカどもに使われてたまるか!
女性に対する考え方ですが「女性がどうのじゃない」と思います。女、男じゃなくて、その人が○○○なのです。
さまぁ~ずのコントの中で「女の腐ったの」っていう表現があって、ムカっときたの。女だから、男だから、っていう言葉、なんかイヤですね。
でも、女性に対する、やさしさとして使うならカッコイイですね!例えば、重いものを持ってあげるとか。
どうもすみません......。
私は、これから先も、日本が良くなってくれる事を心から祈っているだけなので.....
未来を担う子どもたちのために.....
小泉さんの腹の中は、どう思っているのでしょうか?本人と神のみぞ知る事なのでしょうが.....。小泉さんのお父さんを見習って欲しい.....。とにかく!!“いい日本にして頂きたい”それだけなんです。
giants-55さん、ご迷惑お掛け致しました。
でも、日本は諸外国にくらべて、国会議員のうち女性議員の占める割合が圧倒的に少ないのは事実ですよね。
ある調査では、国会議員の女性の占める割合は119番だということでした。
世の中には、民主主義が充分でない国や、女性の参政権に制限のある国や、そもそもない国があることを考えるとこれは、最下位と同等の順位ではないでしょうか。
ですから、ある程度比率が増えるまで、ある程度何かしらの保護をうけるのは仕方ないのではと私は思います。
もちろんだからといって、giants-55さんのの指摘事項を否定しているわけではないですよ。
女性候補者を、戦略として使っていると思われても仕方ない点があるのも事実です。
従って、今度の選挙で当選した女性議員は、そういった批判を跳ね返す位の仕事をしていただきたいものです。
立候補する気なんてさらさらないtoshi16でした。
giants-55さんの記事は本当に勉強になるので今後も参考にさせてください。
前にも書いたのですが、議員同士の諍いは自分たちの為という思いが払拭できません。
議論は良いのですが、国民ありきで考えて欲しいです。
まあ政治家への不満が尽きないのは仕方ないですが、我々国民もよく考えて投票しなければなりませんね。
TB致しました。これからも宜しくお願い致します。
今回の選挙って、大きな意味があると思いますね
これを機会に、国家の汚染物質を浄化できれば
よいのですが....。
ある意味では、旧ソ連の崩壊劇にも似ているような
...てことは小泉=ゴルバチョフ?(^^)
女性男性の性別問わず、その人柄でしょう。みんな、自民党にしがみつき、選挙の時ばかりうまいことを言って、引退すればしっかり一般市民の何倍もの年金を平気な顔をしてもらっているのだから、よほどの「革命児」でなければ、誰がやっても意味がないのでは?でも、「出る杭は打たれる」日本。そういう「革命児」は、万が一議員として出ても、数年のうちに打たれ尽くされ、すっかり腹黒くなってしまうんでしょうね。
私利私欲に走らないし、
公明正大なのだ・・と言われているかのようです。
担ぎ上げられている女性達は
そんなバカではないと思うけれど、
そんな理由で支持しようとする一般人が多いということは
戦略としては当たっているのかもしれません。
連日賑やかなマスコミ(特にテレビ)。それ以上にどうしようもないのがアホな国民。この日本で“政策を競う”選挙は未来永劫行われないのかもしれませんね。一体いつから日本の選挙は人気投票になったのでしょう。これで「民主主義国家」を名乗っているのだから恥ずかしいものです。
口は汚いですが“ジジイ”や“オッサン”よりは女性の方が受けはいいでしょう。但し“ババア”や“オバチャン”では「ウザがられる」でしょうけど。美人で若く、なおかつ頭が良さ“そう”な人であればある程度票は集められるのでしょうね、政策なんてややこしいことは嫌いな国民の多いこの国では。
でも、小泉総理は“田舎の選挙”を分かっていない気がします。私の小学校時代、入学式や卒業式には衆院議員や参院議員が毎回来賓として出席していました。町長は祝辞の電報だったのにです。1学年2クラスの小さな小学校でした。子供心に「国会議員は大変」と思ったものです。
それが正しい、正しくないは別としてそうした“地道なこと”をやらないと地方の選挙ではなかなか勝てないと思います。地方でも小泉的手法が成功するのか、気になります。
自民党がタレント候補を次々と擁立し、くの一を刺客としてぶつける手法にはメディア戦略の上手さを感じます。このまま行けば選挙で自民党は大勝するでしょうね。郵政も民営化、まさに首相は万万歳。
それが通るであろうこの国の情けなさ。なんと軽薄な国だこと。お年寄りの方が「昔の日本はよかった、今の日本の繁栄は戦前・戦中生まれの人達が作った。戦後生まれの者はダメだ、彼らが日本をダメにした」と言いたくなるのも頷ける気がします。
さっそく無所属ホリエモンやってきましたね。
それにしても、まるで大スターですね。
あの出迎え?はちょっと狂気の沙汰でした。
どこまで行けるか?
地元の人の反応はこの映像だけでは判断できませんけど。しっかりと主張を聞きたいですね。
TBしました。
「今迄は官僚組の転進か、議員の身内が”世襲”するというのが常識だった政界に、様々な人間が立候補出来るという道を切り開いた小泉手法は評価出来る。」という声も在る様です。確かにそれは一面では正かもしれませんが、実より先ずは名を取った様な候補者選びの様に思える今回の遣り方は、個人的にどうかと思っています。「先ず議員になる事在りき。」では、本末転倒かと。
堀江氏が広島6区から出馬を決めた事自体は決して悪くはないと思うんです。真に政策やヴィジョンを持っている人間で在れば、何処から出ても構わないのではないかと思っているからです。良く「地元の事も判らないくせに。」という声が在りますが、国会議員は大局的に国を見据えて動くべきで、地元の事は地方議員が行なうべきもの。妙な地元のしがらみに縛り付けられて、身動き取れなくなってしまう様な古い体質はどうかと思うんです。
でも、これは理想論でも在るんですね。日本は民主主義の国ではない!様も書かれておられる様に、現実は理想通りに動いていないのも事実。ですから、出来るだけ地元密着の旧来の遣り方から、国民の側ももっと大局的に日本を変えて行って、その事で地方も結果的に潤って行く方向性を共に考えていくべきなのではないかと素人ながら考えます。
これからも宜しく御願い致します。