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「<国会改革>与野党3党有志が提言 予算委の効率化等」(12月6日、毎日新聞)
民主、自民、みんなの与野党3党の衆参国会議員有志8人が、「捩れ国会」の打開策として纏めた国会改革の共同提言が5日、明らかになった。3日に閉会した臨時国会は与野党の対立が激化し、重要法案は審議入りさえ出来ずに終わった。提言は政策重視を基本理念とし、「予算委員会ではスキャンダルは扱わない。」等、審議の充実に向けた具体的な方策を打ち出している。
提言したのは、細野豪志、馬淵澄夫、長島昭久、泉健太(以上民主党)、河野太郎、柴山昌彦(以上自民党)、水野賢一、山内康一(以上みんなの党)の8氏。何れも当選2~5回の中堅・若手議員で、国土交通相の馬淵氏を始め、党や政府で要職を経験している。
提言は、直ちに着手出来る改革として(1)予算委員会ではスキャンダルを扱わず、代わりに政治倫理審査会を活性化。(2)臓器移植や夫婦別姓等価値観を問う法案は党議拘束を外し、個人の責任で投票。(3)通常午後3時からの党首討論は午後8時開会とし、国民の関心を高める・・・等。又、法改正が必要な改革として、国会の会期毎に議案が廃案となる「会期不継続原則」の廃止を挙げた。
河野氏は毎日新聞の取材に「今後更にメンバーを拡大し、国会改革を具体化したい。」と語った。
■国会改革の骨子■
▽国民に見えるよう党首討論を毎週午後8時に開催。
▽政党が法案への投票行動を縛る「党議拘束」の緩和。
▽予算委員会の効率化。
▽「会期不継続原則」の廃止。
▽立法審査と行政監視の分離。
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国民生活を左右する重要な案件を論じる場で在る筈なのに、与野党が共に揚げ足取りの様な事柄ばかりを延々と、其れも極めて野卑な口調で遣り合っていた国会。そういった不毛さを我々国民が見せ付けられる様になって、一体どの位の年月が経った事やら。どの議員も何とかの一つ覚えの如く「国民の為」と連呼しているが、其の殆どは「自分自身の利益」や「党利党略」を最優先させているのが現実ではないか?
今回、与野党の有志8人が纏め上げた提言、自分は大賛成。「予算に関して論じるべき場を、中傷合戦の場にすべきでは無い。」し、「特定の政党に籍を置いている以上は、其の党の方針に“原則として”従う必要は在ると思うけれど、国民からの信託を受けて国政に当たるべき議員が“単なる1つの駒”で在ってはならず、個々の価値観が問われる法案に関しては党議拘束を掛けるべきでは無い。」と以前から思っていた。又、延々と議論した議案で在っても、会期中に“結論”が出なければ、議案自体が廃案となってしまうというのは、極めて非効率的で在る。国民の為にならない不毛さに気付き、改革しようとする議員が居る事にホッとする一方で、「本来は各党の党首クラスが、率先して提言すべき事だろ!」という憤りを感じる。
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「菅首相で大連立の可能性=みんな渡辺氏」(12月5日、時事通信)
みんなの党の渡辺喜美代表は5日、神戸市内で講演し、菅直人首相の政権運営に関連して「末期症状で、延命の為大連立という御化けが出ている。」と述べ、民主、自民両党の大連立を模索する可能性も在るとの見方を示した。
其の上で、渡辺氏は「来年、大連立の下で衆院選を遣ってくれれば、みんなの党が大ブレークする。100人以上の候補を立てて、自民党も民主党も過半数を取れない時にキャスティング・ボートを握る。」と強調した。
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「あっちへこっちへとブレを見せる、だらしない民主党。」からも、又、「過去に全く同じ様な事をしておき乍ら、『我々が与党の時には在り得なかった事だ!』と平然と嘘を付く無反省な自民党。」からも、党首クラスから“中身の在る国会改革案”が出て来ないのは未だしも、従来の政党の駄目さ加減を散々詰っていた渡辺代表からそういった物が出て来ず、「批判の為の批判」に終始していたり、今回の様に党利党略を最優先しているかの様な発言ばかりが出て来るのは、本当に残念だ。
「<国会改革>与野党3党有志が提言 予算委の効率化等」(12月6日、毎日新聞)
民主、自民、みんなの与野党3党の衆参国会議員有志8人が、「捩れ国会」の打開策として纏めた国会改革の共同提言が5日、明らかになった。3日に閉会した臨時国会は与野党の対立が激化し、重要法案は審議入りさえ出来ずに終わった。提言は政策重視を基本理念とし、「予算委員会ではスキャンダルは扱わない。」等、審議の充実に向けた具体的な方策を打ち出している。
提言したのは、細野豪志、馬淵澄夫、長島昭久、泉健太(以上民主党)、河野太郎、柴山昌彦(以上自民党)、水野賢一、山内康一(以上みんなの党)の8氏。何れも当選2~5回の中堅・若手議員で、国土交通相の馬淵氏を始め、党や政府で要職を経験している。
提言は、直ちに着手出来る改革として(1)予算委員会ではスキャンダルを扱わず、代わりに政治倫理審査会を活性化。(2)臓器移植や夫婦別姓等価値観を問う法案は党議拘束を外し、個人の責任で投票。(3)通常午後3時からの党首討論は午後8時開会とし、国民の関心を高める・・・等。又、法改正が必要な改革として、国会の会期毎に議案が廃案となる「会期不継続原則」の廃止を挙げた。
河野氏は毎日新聞の取材に「今後更にメンバーを拡大し、国会改革を具体化したい。」と語った。
■国会改革の骨子■
▽国民に見えるよう党首討論を毎週午後8時に開催。
▽政党が法案への投票行動を縛る「党議拘束」の緩和。
▽予算委員会の効率化。
▽「会期不継続原則」の廃止。
▽立法審査と行政監視の分離。
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国民生活を左右する重要な案件を論じる場で在る筈なのに、与野党が共に揚げ足取りの様な事柄ばかりを延々と、其れも極めて野卑な口調で遣り合っていた国会。そういった不毛さを我々国民が見せ付けられる様になって、一体どの位の年月が経った事やら。どの議員も何とかの一つ覚えの如く「国民の為」と連呼しているが、其の殆どは「自分自身の利益」や「党利党略」を最優先させているのが現実ではないか?
今回、与野党の有志8人が纏め上げた提言、自分は大賛成。「予算に関して論じるべき場を、中傷合戦の場にすべきでは無い。」し、「特定の政党に籍を置いている以上は、其の党の方針に“原則として”従う必要は在ると思うけれど、国民からの信託を受けて国政に当たるべき議員が“単なる1つの駒”で在ってはならず、個々の価値観が問われる法案に関しては党議拘束を掛けるべきでは無い。」と以前から思っていた。又、延々と議論した議案で在っても、会期中に“結論”が出なければ、議案自体が廃案となってしまうというのは、極めて非効率的で在る。国民の為にならない不毛さに気付き、改革しようとする議員が居る事にホッとする一方で、「本来は各党の党首クラスが、率先して提言すべき事だろ!」という憤りを感じる。
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「菅首相で大連立の可能性=みんな渡辺氏」(12月5日、時事通信)
みんなの党の渡辺喜美代表は5日、神戸市内で講演し、菅直人首相の政権運営に関連して「末期症状で、延命の為大連立という御化けが出ている。」と述べ、民主、自民両党の大連立を模索する可能性も在るとの見方を示した。
其の上で、渡辺氏は「来年、大連立の下で衆院選を遣ってくれれば、みんなの党が大ブレークする。100人以上の候補を立てて、自民党も民主党も過半数を取れない時にキャスティング・ボートを握る。」と強調した。
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「あっちへこっちへとブレを見せる、だらしない民主党。」からも、又、「過去に全く同じ様な事をしておき乍ら、『我々が与党の時には在り得なかった事だ!』と平然と嘘を付く無反省な自民党。」からも、党首クラスから“中身の在る国会改革案”が出て来ないのは未だしも、従来の政党の駄目さ加減を散々詰っていた渡辺代表からそういった物が出て来ず、「批判の為の批判」に終始していたり、今回の様に党利党略を最優先しているかの様な発言ばかりが出て来るのは、本当に残念だ。