数年前、知人が小学校に通う子供の運動会で、「父親の徒競走」に参加した際の話。彼は学生時代スポーツマンで鳴らしており、徒競走も御手の物だった事から、「息子の前で、格好良い父親を見せてやろう。」と張り切って走り出したと言う。猛ダッシュでスタートを切り、「俺ってイケテルなあ。」と心の中で思っていたそうだが、カーブを迎えた所でスピードを落とそうとした時、足が蹌踉けて顔面から地面に倒れ込んでしまった。「自分では未だ未だ若い積もりだったけど、身体が気持ちに付いていかなかった。肉体が確実に衰えて行っているって事を、あの時実感したよ。」と、彼はしみじみ話していた。自分を含め、中年と呼ばれる年代以上の方ならば、似た様な経験はされていると思う。「老い」は誰に対しても訪れる物なのだが、それは判っていても実際に「老い」を感じる瞬間はショックな物だ。
少年隊の東山紀之氏が週刊朝日誌上に「これまでと、これからと」という連載コラムを持っているのだが、3月12日号の「いまの自分が一番若い!」というタイトルで自身の「老い」に付いて触れている。「人には肉体と精神のバランスが大きく崩れる時期が2度あるからだ。1度目は成長期だ。」とした上で、次の通り書いている。
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2度目は「老い」が始まる時だ。これに付いては、僕自身も最近、「あれっ?」と戸惑うことが増えてきた。
若いころの自分の“売り”といえば、バク転だった。どんな場所であれ、いくらでもできて、壁があれば駆け上っては宙返りをした。曲の振り付けにも必ず入れ、1曲歌うなかで何回バク転できるかを数えたりしたものだ。毎年のミュージカル「PLAYZONE」でも、必ず高所からのバク転を見せ場に盛り込んだ。
ところが2008年の「PLAYZONE」最終公演で、久々に、数メートルの高さから後ろ向きにひっくり返ることになって、愕然とした。恐怖が先に立ったのである。かつては無意識で動けたのに、まず右足、次は左足と考えてしまう。そうなると怖くてダメだ。あえて曲の中に取り込み、バク宙せざるをえない状況にした。毎回怖かったが、打ち勝つしかない場面を無理やりつくることで、なんとか乗り切った。
昨年は「三ツ矢サイダー」のCMの撮影でもバク宙に挑んだ。笑顔で高所から宙返りをしているが、やはり体は正直だ。昔はビクともしなかったのに、翌日、首が痛くてたまらなかった。
この年でバンバンひっくり返っているほうがおかしいのかもしれないが、最近、「老い」を意識することが増えてきたのは確かである。
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「人の名前や固有名詞が出難くなり、『あれだよ、あれ。』と言ってしまう。」とか、「台詞覚えが悪くなり、昔は15分で暗記出来た様な内容でも、最近は3日位掛かる様な気がする。」等、他人事には思えない様な話が書かれていた。
見た目は非常に若い東山氏だが、年齢は今年で44歳と、自分とほぼ同世代に当たる。それを考えると彼が「老い」を意識するのは不思議でも何でも無いのかもしれないけれど、あの見た目の若さからすると同世代としてもショックはショック。「“同世代の星”として、ずっと『老い』を感じないで欲しいという無理無理な気持ち。」も在るし。
唯、記事の最後で彼が「「気持ちの持ち方も大事だ。過去ではなく、未来と比べると、どんな人も現在が一番若いはずだ。『いまの自分が一番若い!』。僕はいつもそう思うことにしている。」とポジティヴな思いを記していたのは、「見習わなければいけないな。」と思った次第。
少年隊の東山紀之氏が週刊朝日誌上に「これまでと、これからと」という連載コラムを持っているのだが、3月12日号の「いまの自分が一番若い!」というタイトルで自身の「老い」に付いて触れている。「人には肉体と精神のバランスが大きく崩れる時期が2度あるからだ。1度目は成長期だ。」とした上で、次の通り書いている。
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2度目は「老い」が始まる時だ。これに付いては、僕自身も最近、「あれっ?」と戸惑うことが増えてきた。
若いころの自分の“売り”といえば、バク転だった。どんな場所であれ、いくらでもできて、壁があれば駆け上っては宙返りをした。曲の振り付けにも必ず入れ、1曲歌うなかで何回バク転できるかを数えたりしたものだ。毎年のミュージカル「PLAYZONE」でも、必ず高所からのバク転を見せ場に盛り込んだ。
ところが2008年の「PLAYZONE」最終公演で、久々に、数メートルの高さから後ろ向きにひっくり返ることになって、愕然とした。恐怖が先に立ったのである。かつては無意識で動けたのに、まず右足、次は左足と考えてしまう。そうなると怖くてダメだ。あえて曲の中に取り込み、バク宙せざるをえない状況にした。毎回怖かったが、打ち勝つしかない場面を無理やりつくることで、なんとか乗り切った。
昨年は「三ツ矢サイダー」のCMの撮影でもバク宙に挑んだ。笑顔で高所から宙返りをしているが、やはり体は正直だ。昔はビクともしなかったのに、翌日、首が痛くてたまらなかった。
この年でバンバンひっくり返っているほうがおかしいのかもしれないが、最近、「老い」を意識することが増えてきたのは確かである。
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「人の名前や固有名詞が出難くなり、『あれだよ、あれ。』と言ってしまう。」とか、「台詞覚えが悪くなり、昔は15分で暗記出来た様な内容でも、最近は3日位掛かる様な気がする。」等、他人事には思えない様な話が書かれていた。
見た目は非常に若い東山氏だが、年齢は今年で44歳と、自分とほぼ同世代に当たる。それを考えると彼が「老い」を意識するのは不思議でも何でも無いのかもしれないけれど、あの見た目の若さからすると同世代としてもショックはショック。「“同世代の星”として、ずっと『老い』を感じないで欲しいという無理無理な気持ち。」も在るし。
唯、記事の最後で彼が「「気持ちの持ち方も大事だ。過去ではなく、未来と比べると、どんな人も現在が一番若いはずだ。『いまの自分が一番若い!』。僕はいつもそう思うことにしている。」とポジティヴな思いを記していたのは、「見習わなければいけないな。」と思った次第。
昔会社の運動会で、部対抗リレーのアンカーを部長クラスに指定してたことがありました。
幹事の意図として、部の纏まりが出て、
また競技も盛り上がるのですが、
いかんせん部長クラスなので選手の平均年齢が高く、いきおい転倒者が続出するのでした。
ひどい人は気持ちが出ているのに足が着いてこないため、飛び込むようなスタイルで地面に。
あたかも「格好悪い亀山のヘッドスライディング」状態になってしまいました。
普段から運動をしないと、やはり足腰の力は衰えますよね・・
リレーのアンカーが部長クラスだったとは、そりゃあ転倒者続出したでしょうね。年齢面も在りますが、何と言っても「部の士気を高めよう。」、「部下に良い所を見せよう。」といった張り切りが、己が体力の衰えを忘れさせてしまうと思うし。
先だって「ガードレールを格好良く飛び越えようとした所、足が思っていた程上がらずに、足を取られて路面に叩き付けられてしまった。」という恥ずかしい経験を書きましたが、これなんかも己が体力の衰えを考慮しなかったが故の事。日頃から鍛えていないと、足腰が衰えるのは容易いですいからね。
自分のブログに載せてます。
正直、月に2本書くのがやっとです。
昔は週に1本のペースで書いていました。
今は、うんうん考えて、さんざん考えて月2本です。ほんと、書けなくなりました。
書いてても集中できなくなりました。
歳です。
「ごめん、先生もうおばあちゃんだから・・」と断ってます。30代のころは平気でしたがねぇ。
竹馬、跳び箱、逆上がり・・いまのところは模範演技もできますが・・ようするに5歳児並の体力は維持してると言う事で・・トホホ。
昨年一時的にできなくなった逆上がりが、今年に入って再びできるようになれたのでよしとしよう・・うん。
「保育士の身体の使いかた」という本でも書こうかしら?
漫才コンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン氏が書いていた文章を思い出しました。彼には(記事を書いていた時点では)2歳になる男の子が居るのだそうですが、或る日彼が横になってうつらうつらしていた所、その子が突如手にしたボールペンを彼の耳の中に突き刺そうとしたのだとか。上手く避けたので大事には到らなかったとの事ですが、「何故その様な事をしたのか?」と子供に聞いた所、意外な答えが。パックンは普段からその子に対して手品を見せていたそうですが、その中にボールペンを耳や鼻に通して「消す」という物が在り、それを「自分も遣ってみよう。」とその子は思ったという結末。「計算出来ない行動を取る。」という、子供の特性を感じさせる話でした。
子供にとっては、相手の性別や年齢等余り無関係。頭にそれが入っていたとしても、夢中になってしまうと忘れてしまう事も。ですから彼等のケアをされているおりがみ様は、本当に大変だろうなあと感じます。
朝起きてベッドから降りようとすると、腓返り(こむらがえり)を起こしてしまう事が増えました。「身体に変調を来している証左。」なんて話も在りますが、自分の場合は九分九厘運動不足が原因だと思っています。
普段は普通に「ハンガー」とか「タートルネック」と言っているのだけれど、ふとした拍子にその呼称が出て来ず、「ほら・・・あの・・・名前ド忘れしちゃったけどさ、あの・・・『衣紋掛け』(乃至は『とっくり』)って何て言ったっけ?」と聞いてしまう事が。記憶力には可成り自信を持っていたけれど、最近はそれも怪しい。確実に肉体は老いて行っている訳ですが、東山氏が語っておられる様に「今の自分が一番若い。」と思わないと、心迄老いて行ってしまいますね。
書き出しの部分を拝読した時点で「そうそう、自分も最近は“勃ち”が悪くなったしなあ。」等と呑気な気分でいましたが、読み進めると実に深刻な内容で・・・。
高齢化と共に、そして食生活の変化も在ってか、我が国では前立腺癌に罹患される方が増えていると聞きます。その予防には四股踏みが良いなんて話も何かの本で読みましたが、マヌケ様の場合は前立腺癌では無いと信じております。万万が一そうであったととしても、前立腺癌は様々な癌の中でも完治率が非常に高い事で知られておりますので(早期発見の場合は90%以上とも。)、滅入られる事の無い様に。(自分なんぞとは比較にならない位精神力の強いマヌケ様ですから、こんな事を書くのも不要とは思いましたが。)
知人でやはり前立腺癌に罹患した人物が居りますが、外科手術によって完治致しております。(手術からもう10年近く経っています。)何はともあれ、早く良い結果が出る事を信じております。