ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

4人に1人が性感染症

2008年04月02日 | 時事ネタ関連
一昨日の記事の冒頭で「映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に“昭和ウルトラマン”のヒロイン達も総登場するのでは?」という期待を記したが、ツバサ様の情報によるとどうやら確定の様だ。フジ・アキコ友里アンヌ坂田アキ、そして南夕子が登場するとあっては、“嘗ての子供達”の多くが映画館に足を運ぶ事だろう。そればかりでは無く、「“実の親子の共演”が2組実現しそう。」とういうのも楽しみ。この他にも未だビッグ・サプライズが在るとの事で、益々完成が待ち遠しい。

話はがらっと変わるが、週刊新潮(3月27日号)に「米国ティーン』は『4人に1人が性感染症』の実態」という記事が載っていた。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が「14歳から19歳迄の少女の4人に1人が性感染症で在る。」と発表したという。人種や居住地等に偏りの無い様に抽出した2,000人が調査対象。838人が性経験者で、その内の26%に当たる218人が感染者だった。この統計をアメリカ全体に当て嵌めると、女子高生世代の320万人が性感染症という事になるとしている。

「4人に1人が性感染症」というタイトルにビックリさせられたが、良く良く元記事を読むと、必ずしも正確な表現では無いと思う。厳密に言えば“性経験者の”4人に1人が性感染者で、全体(2,000人)からすると性感染者の割合は10.9%即ち「ティーンの10人に1人」というのが正しいだろう。唯、そうは言っても「性経験者の内、4人に1人が性感染症」というのはかなり高い数値で在るのは間違い無い。

15年程前からエイズ対策として、積極的な性教育を行って来たアメリカだが「外射精やオーラル・セックスなら感染しない。」、「コカ・コーラで洗えばウイルスを殺菌出来る。」といった誤った知識が、10代の若者の間で未だに定着している事も判ったという。

CDCのサラ・フォーハン博士は「大変ショッキングです。症状が軽く治療を受けずに放っておくと、不妊や子宮内膜炎子宮頚癌等の深刻な合併症を起こし易い。」と危険性を訴えている。

我が国のティーンはどうかと言えば、クラミジアに限れば、10年程前はアメリカも日本も性経験者の10%が感染していました。今回の調査でアメリカは4%に減っていますが、日本は相変わらず10%超です。HPV性器ヘルペスの日本の調査数字は在りませんが、日本の方が深刻と言えます。徹底した性教育の具体的な対応策が急がれます。国立保健医療科学院の今井博久疫学部部長)との事。

恥を忍んで書くと、若かりし頃に毛じらみを移された経験が在る。症状からそれと判ったものの、暫くはかなり悩んだ。と言うのも、当時は性感染症に関する知識等皆無に等しく、「これからどうなってしまうんだろう?」という不安と、「診て貰うのは恥ずかしい。」という気持ちが入り混じって、なかなか病院に行けなかったのだ。それから医学関連の本を読み漁った結果、性感染症の中ではポピュラーな部類に入る物で在るのが判明。ホッとして医者に駆け込み、治療して貰った次第。

自分の経験からしても、若い内は性行為に対して興味津々なもの。「未成年の内はエッチをしてはいけません。」と言った所で、それを遵守させるのは現実的で無い。それならば「性行為をする際には、きちんと避妊具を使いなさい。」といった教育をする方がベターだと思う。

又、「(性器ヘルペスでは無く)口唇ヘルペスは20歳迄ならばほぼ半数が、60歳以上だとほぼ全員が感染している。」、「クラミジアや性器ヘルペス、淋病梅毒の感染歴が在ると、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)への感染率が通常の4倍以上になる。」といった知識が在るのと無いのでは、性行為に望む際の心構えも当然違って来るのではないか。唯、積極的な性教育を行っているアメリカですら性感染者がこれ程多いのだから、必ずしも有効ではないのかもしれないが。

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3 コメント

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Unknown (tak)
2008-04-02 07:59:30
ウルトラマンシリーズも円谷プロが買収されたことによって変革を迫られる事になってきましたね。
自分は常々思うのですが、我々世代が郷愁をもって見守るウルトラマンシリーズはまあいいとして、今の子供達が本当に見たいヒーローを結局円谷は作れなかったんだなと思います。
地球を守る軍隊の隊員が一人変身して、それが怪獣と戦うという構図にもう無理が来ているのかな。自分の近いところには小学生がいないものでこの辺り子供の本音を聞いてみたいところではあります。どっちかというと戦隊モノの方が人気があるのは感じておりますが。
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諸々・・ (おりがみ)
2008-04-02 15:24:25
>ウルトラ
設定が複雑になってくると、小さい子(幼児)はついて来れなくなるんじゃないでしょうか?
かつてファンの主力世代だった小学生は塾やらなにやら忙しいし。現実のほうが立ちの悪い怪獣や宇宙人みたいなのが闊歩してます。大人のほうは懐かしくって大喜びなんですけど・・。tak様の書かれているように幼児は戦隊物のほうが好きです。自分の好みのメンバーになりきって遊んでますよ。
>性感染症など・・
人が100人いれば100通りの性がある。・・と私は高校時代に保健体育で学びましたわ。
マニュアルやネタ本みたいなのに左右されるようなのは貧しいしいたましい。興味本位の間違った知識を鵜呑みにして、無防備から自分や相手を傷つけることは子どもたちにはやって欲しくないです。

未だにコーラ~とか言ってるのが不思議?というか情けないですね。パソコンやらケータイを駆使して、知識も豊富で何でも我が手にあるかのように見える現代の若者なのに・・。

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>tak様 (giants-55)
2008-04-02 21:15:21
書き込み有難う御座いました。

円谷プロダクション(正確に言えば同プロの親会社・円谷エンタープライズ)が映像製作会社ティー・ワイ・オー(TYO)の子会社化された際には不安を感じもしましたが(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/ce411530ae004ed47c81652c06b52361)、どうやら社長の“あのコメント”もやや違った意味合いで報道されていた様で、結果的には古くからのファンの思い“にも”沿う方向で“改革”が進んでいる様です。

巨大化するヒーローで在るウルトラマンには、どうしても制作費が嵩む(ミニチュア・セットの作成等。)という問題点が在ります。他の変身物は“原則的に”実寸大ヒーローなので制作費を抑える事が出来、その分スポンサーが付き易く、延いてはTV曲側もそれなりに視聴率が望める枠を与える。そして、きちんと合格点の視聴率を稼ぐから、又新しいシリーズが制作されるという好循環。この逆がウルトラ・シリーズと言えましょう。

tak様が書かれている様に「制作者側が、子供達のニーズを的確に掴んでいない。」面も確かに在るとは思います。唯、「ニーズに合わせた番組を作らなければ。」、「制作費を極力抑えた上で、出来る限り質の高い番組を作ろう。」という葛藤が円谷プロにも無かった訳では無く、それが様々なコンセプトの変更(「ウルトラ兄弟とは無関係の世界が舞台。」、「怪獣は倒すべき相手では無く、捕獲して保護地域に隔離する事によって守る。」、「複数の人間がウルトラマンに変身する。」等。)やCG合成導入等だったのでしょうが、結果的には充分に結実したとは言い難いのでしょうね。
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