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「北極海の氷、30年代に消失も」(6月7日付け東京新聞[夕刊])
「地球温暖化によって北極海で氷の融解が加速し、夏に消失する事態が早ければ2030年代に起こる可能性が在る。」との分析を、韓国・浦項工科大等の国際研究チームが6日、発表した。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最新予測では、「夏の海氷は、2050年迄に無くなる可能性が高い。」とされていたが、今回の分析は早期に消失する恐れを指摘した。
「海氷に覆われなくなると、熱を吸収し易くなって温暖化が更に進む他、人の生活や生態系に被害が生じる。」と懸念される。チームは、「温室効果瓦斯の排出が、北極に深刻な影響を与えている。」と警告した。
北極海の氷の縮小は、此処数十年間で急速に進み、今世紀に入り特にペースが速まっている。チームは今後の温暖化の進行度合いを4パターン想定し、北極海で氷が無くなる時期を分析した。
すると、「温室瓦斯の排出を積極的に減らし、産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑える場合を含め、全てのパターンで、夏の海氷消失が2030年代~2050年代に初めて起こる。」との結果が得られた。秋以降、海氷は回復するが、夏の消失は其の後も頻繁に生じると予測された。
分析には、IPCCで使われた気候変動予測モデルを活用。人工衛星による過去の海氷観測データを加味し、より正確に予測出来る様にした。
成果は英科学誌「ネイチャー コミュニケーションズ」に掲載された。
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「地球温暖化なんて、全くの嘘!」と言い張る人が居る。きちんとした根拠を元にしての主張なら未だしも、全く根拠無しに主張しているなら、「何だかなあ・・・。」という思いしか無い。
個人的には「地球温暖化を訴える人達の根拠には納得出来る物が在るし、又、地球温暖化が原因としか思えない異常気象の数々を考え合わせると、地球温暖化が全くの絵空事とは思えない。」のだ。
「北極海の氷が、2030年代にも消失する可能性が在る。」という今回の分析結果、現実化するならば、もう10年を切っている事になり、ぞっとしてしまう。「そんな事は在り得ない。」と一笑に付し、何も対策を打たない儘、現実化してから慌てふためいても遅い。「最悪の事態を考え、取れる対策を取る。」というのが、“理性在る地球人の行動”ではないか?