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・幼稚園のママ同士の会話で、嫌いなママが悪者になる様、ボスママが話を被せて来た。
・電話で本人が一方的に話し、自分基準での説教許り。
・祖母の法事の思い出を話している時、「良く金在ったね。」と周囲を凍り付かせた。
・或る話題に付いて此方が話し始めると、最後迄話を聞かずに「俺はこうだよ。」と割り込んで来て、自分の話に掏り替える。然も、長々と話して行く人が居る。
・TVや夕食の献立に付いて和気藹々と御喋りしていたら、「そんな番組の、何処が面白いの?」とか、「週刊誌なんて、嘘許りだよ。」等、思い切り水を差して来る人が居る。
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AERA(7月18日&25日号)に「憩いの時間を奪わないで!」という記事が載っており、会話泥棒(又は会話クラッシャー)に付いて取り上げていた。会話泥棒とは「リアルでもオンラインでも、楽しくスムーズに進んでいた会話を横取りしたり、水を差したり、兎に角打ち壊してしまう人。」の事を指すそうで、以前から在る言葉なのだとか。自分はそういう言葉を知らなかったのだけれど、「長引くコロナ禍によって、人と話す機会が減少した事で、久々の会話の“間の取り方”に戸惑う人が増える等、彼方此方で“令和の会話泥棒事例”が増えている。」と言う。冒頭で紹介したのは、AERA編集部に寄せられた会話泥棒の事例。「嗚呼、こういう人居るなあ。」という思いが。
会話泥棒をする人の特徴としては、「常に自分が話題の中心に居たい。」や「何でも彼んでも、否定で入る天邪鬼キャラ。自分が会話を引っ張る中心に居ないと気が済まない。」等が挙げられているが、全てに共通しているのは「人の話を聞いていない。」という点。
「要するに~でしょ?」と相手の話を要約する“纏め屋タイプ”も、会話泥棒の一種という事。此れは自分も良くしてしまう事なので反省。
で、会話泥棒的な人、自分も凄く苦手だ。有名人で言えば、代表的なのはフリー・アナウンサーの宮根誠司氏。「兎に角、他者の話を途中で打っ手切り捲り、自分の発言を最優先させる。又、人の話を聞く事よりも、如何に相手を茶化すかに専念している。」という所が本当に嫌で、彼が画面に登場すると、チャンネルを切り替えてしまう程。
「自分の存在意義を猛アピールしたいのか、無闇矢鱈と口を挟んで来る。」というタイプも苦手で、藤本敏史氏や山崎弘也氏、山里亮太氏、YOUさん、森公美子さん等が当該。「へー、上に載ってるんだ。」とか「~って事ね。」等、画面を見ていたら判る事、又は別の人が説明した事を、逐一口にしたり、「嗚呼、私(俺)、其れ知ってる!」と“自分は何でも知ってるぞアピール”をし捲るのが実に煩わしい。
逆に「上手いなあ。」と感心してしまうのは関根勤氏。前面に出捲る事無く、黙って人の話を聞いているが、絶妙のタイミングで気の利いた事を言うからだ。「人の振り見て我が振り直せ。」という諺が在るけれど、会話泥棒にならない様に留意したい。