「子供の頃夢中になって見ていた刑事ドラマ『Gメン’75』の全作品をDVDコレクションした『Gメン’75 DVDコレクション』。」を定期購読しており、当ブログでも過去に何度か記事にしている。今回の記事も、先日発売された第33号の内容にインスパイアされて書く事に。
今から45年前、正確に言えば「1977年1月4日から2月半ば迄に発生し、世間を震撼させた事件。」に、「青酸コーラ無差別殺人事件」という物が在る。「東京と大阪で発生した無差別殺人事件で、シアン化ナトリウム(青酸ソーダ)入りのコカ・コーラを飲んだ会社員等が被害に遭った。3人が死亡(其の内、1人は自殺。)、1人が意識不明となったが、結局犯人逮捕には到らず、1992年1月に公訴時効が成立。未解決事件となった。」という経緯を辿る。
事件の概要は此方に詳しく書かれているので、読んで戴けたらと思う。第1の事件から第7の事件迄が発生するも、第4の事件~第7の事件に関しては、第3の事件迄との関連性は不明。第1の事件から第3の事件迄に共通するのは、「“未開封に見えたコカ・コーラ”を飲み、被害に遭った。」という点。此の3つの事件で、3人が亡くなっている(内、1人は自殺。)。
未開封に見えたとは言え、「誰が置いたのか判らないコカ・コーラを飲んでしまう。」という行為が、当時子供だった自分でも理解出来なかった。新型コロナウイルス感染症が蔓延し、誰もが衛生面で神経質になっている今なら、一層の事だろう。でも、間違い無く、そんな時代が在ったのだ。
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愉快犯:人(社会)を恐慌に貶めて、其の醜態や慌てふためく様子を陰から観察し、或いは想像して喜ぶ行為を指す。
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で、今回、第33号を読んで知ったのは、「『愉快犯』という言葉は、此の「青酸コーラ無差別殺人事件』を切っ掛けに、我が国で一気に広まった。」という事実。愉快犯的行為は、過去に国内外で存在していた様だが、少なくとも「愉快犯」という言葉が定着したのは、「青酸コーラ無差別殺人事件」からの様だと言う。