先日、自分が住む行政区の「人口」と「世帯数」を目にする機会が在った。今年の9月1日時点での数字だったが、「1世帯当たりの人数(人口÷世帯数)って、何の位なんだろう?核家族化が指摘されて久しい上に、少子高齢化が止まらない我が国在っては、昔と比べて相当減っているだろうから、『3人/世帯』位かなあ。」と思って計算したら、何と「約2.2人/世帯」だった。因みに、住民基本台帳による昨年(2017年)の日本全体の数字は「約2.2人/世帯」という事なので、全国平均と全く一緒となる。
総務省の「国政調査」によると、58年前の1960年は「約4.14人/世帯」だったそうだ。今の日本と比べると、略倍だった訳だ。世帯構成で言えば「5人以上世帯:41.9%、1人世帯:16.5%、4人世帯:16.4%、3人世帯:14.0%、2人世帯:11.2%」という事で、「5人以上世帯」が4割を超えている。
現在の1世帯当たりの人数を、都道府県別で調べてみた。
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「都道府県別『1世帯当たりの人数』」(住民基本台帳による2017年度の数字)
北海道:約1.9人/世帯
青森県:約2.2人/世帯
岩手県:約2.4人/世帯
宮城県:約2.3人/世帯
秋田県:約2.3人/世帯
山形県:約2.6人/世帯
福島県:約2.4人/世帯
茨城県:約2.3人/世帯
栃木県:約2.4人/世帯
群馬県:約2.3人/世帯
埼玉県:約2.2人/世帯
千葉県:約2.2人/世帯
東京都:約1.9人/世帯
神奈川県:約2.1人/世帯
新潟県:約2.5人/世帯
富山県:約2.5人/世帯
石川県:約2.3人/世帯
福井県:約2.7人/世帯
山梨県:約2.3人/世帯
長野県:約2.4人/世帯
岐阜県:約2.5人/世帯
静岡県:約2.3人/世帯
愛知県:約2.3人/世帯
三重県:約2.3人/世帯
滋賀県:約2.4人/世帯
京都府:約2.1人/世帯
大阪府:約2.0人/世帯
兵庫県:約2.2人/世帯
奈良県:約2.3人/世帯
和歌山県:約2.2人/世帯
鳥取県:約2.4人/世帯
島根県:約2.3人/世帯
岡山県:約2.2人/世帯
広島県:約2.1人/世帯
山口県:約2.1人/世帯
徳島県:約2.2人/世帯
香川県:約2.2人/世帯
愛媛県:約2.1人/世帯
高知県:約2.0人/世帯
福岡県:約2.1人/世帯
佐賀県:約2.5人/世帯
長崎県:約2.1人/世帯
熊本県:約2.3人/世帯
大分県:約2.1人/世帯
宮崎県:約2.1人/世帯
鹿児島県:約2.0人/世帯
沖縄県:約2.2人/世帯
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最も少ないのは北海道と東京都の「約1.9人/世帯」、逆に最も多いのは福井県の「約2.7人/世帯」という結果に。最も多い福井県でも、「3人/世帯」を割っているのだ。