昨夜行われた「カープvs.ドラゴンズ戦」は、「0対3」でドラゴンズが勝利。其の結果、レギュラー・シーズンに於けるカープの4位が決定し、同チームのCS進出は絶たれた。試合終了後、ベンチ最前列で涙する大瀬良大地投手を(先発した)前田健太投手が慰めているシーンには、思わず目頭が熱くなってしまった。
昨夜の試合、両チーム無得点の8回から2番手で登板し、2点を失った大瀬良投手。10月3日の「カープvs.スワローズ戦」では、「4対1」とカープが3点をリードした8回表に同投手は2番手で登板し、3失点で同点に追い付かれ、結局、カープは「4対6」で敗戦。「何方かの試合できちんと抑えていたら、チームはCSに進出出来ていたかもしれない。」、そんな悔しさと申し訳無さが在り、大瀬良投手は涙したのだろう。でも、少なくとも昨夜の試合に限って言えば、敗戦の責任を彼に求めるのは酷。9イニングで1安打しか放てなかったカープ打線に問題在り。
3位のタイガースと「0.5ゲーム差」でカープが4位となった事で、ネット上では「9月12日に行われた『タイガースvs.カープ戦』、誤審で引き分けとなったのがカープに災いした。誤審が無ければ、カープが勝利していた可能性が高かったから。」という声が殺到。そういう声が殺到するのは、自分も理解出来る。
でも、中にはタイガースを非難する事も在ったそうだが、タイガースが責められるのは全くの御門違い。非難されるとしたら誤審をした審判だが、彼等も誤審をし様と思ってしている訳では無いので、「今後、誤審を如何に防ぐか。」に注力すべきだろう。
話は変わるが、「ジャイアンツの選手が、野球賭博行為に関与していた疑いが在る。」という件に付いて、「ジャイアンツは、CSを辞退すべきだ!」という“抗議”が殺到しているそうだ。先日の記事でも書いたけれど、自分は「CSを廃止して欲しい。」という立場。だから、ジャイアンツがCSを辞退する事自体には反対しないけれど、“今回の件が理由で”辞退というのは大反対。「ジャイアンツの主力選手の少なからずが、野球賭博行為に関与していた。」というの“ならば”、辞退は当然と思うけれど、「高校野球で一部の部員の不祥事から、チーム自体が出場辞退させられるといった、歪んだアマチュアリズムには疑問を持っている。」ので。
CS辞退を求める声の中には、アンチ・ジャイアンツの立場から「ジャイアンツがする事は全て悪いのだから、今回の件に乗じてジャイアンツをCS辞退に追い込んでやれ!」という思いからの物“も”、少なからず在る様に感じる。野球賭博行為に関与した選手は非難されて当然だが、だからと言って“どさくさ紛れ”にジャイアンツの選手達を非難するというのは、仮令冗談で在ったとしても、ジャイアンツ・ファンとして気分が良い物では無い。