“演歌の殿堂”が年内で閉館

１９５６年に開場し、今や歌舞伎町の名所となっている新宿コマ劇場が、今年１２月３１日の公演を最後に閉館する事となった。昭和５０年代後半には年間１００万人超えを果たした観客動員数も、近年はは６割近くに迄落ち込んでいたという。観客動員数の減少に歯止めが掛からなかった事に加え、施設の老朽化から、５２年の歴史に終止符を打つ決断が下された様だ。

 

新宿コマ劇場内に入った事は無いが、あの近辺には一寸した思い出が在る。今からウン十年前の中学時代、学校をサボって新宿コマ劇場の傍に在ったポルノ映画館に行った事。当時はアダルト・サイトどころかアダルト・ビデオも無かった時代で、性への興味が強かった自分としては何とかしてポルノ映画を生で観たかったのだ。バレないかドキドキし乍ら受付を通過し、念願のポルノ映画を大興奮で観たのを最近の事の様にハッキリ覚えている。

話が一寸逸れてしまったが、新宿コマ劇場と言えば“演歌の殿堂”というイメージを持っている。美空ひばりさんや北島三郎氏、都はるみさんといった大御所達が此処で公演を行い、演歌歌手にとってはこの舞台を踏むのが夢の一つだったと言っても良い。演歌の売り上げ低迷と、この劇場への観客動員数減少はリンクしている様に感じる。

ムード歌謡と並んで演歌が大好きな自分。氷川きよし氏やＪＥＲＯ氏等の頑張りは在るものの、演歌黄金時代の１９６０年～１９８０年代を知っている身としては、未だ未だ演歌低迷の感が在る。ベテラン演歌歌手、特に女性演歌歌手の奮起を期待している。

最後に、好きな演歌を１０曲厳選してみたい。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

・　「古城」【動画】

・　「悲しい酒」【動画】

・　「北の宿から」【動画】

・　「夫婦坂」【動画】

・　「雪國」【動画】

・　「北国の春」【動画】

・　「星影のワルツ」【動画】

・　「釜山港へ帰れ」【動画】

・　「雨の慕情」【動画】

・　「珍島物語」【動画】
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊