“ラミちゃん”、日米通算2千本安打達成おめでとう!!当人は名球会入りを熱望している様だが、どうなるのだろうか?入会資格を満たしても、外国人選手に対しては「未勧誘」という姿勢を取り続けて来た同会だが、ラミちゃんを入会させて上げて欲しい。
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「65歳の気温35度は25歳の40度に相当」(7月4日付け東京新聞【夕刊】)
高齢者は体温が上がり易い為に熱中症になる人の割合が高い事を、名古屋工業大大学院の平田晃正准教授(情報工学)等のグループがコンピューターを使ったシミュレーション実験で突き止めた。65歳の高齢者の体温を、気温37.5度、湿度50%で通常の体温と比較すると25歳の成人の4倍上昇。1時間半後には微熱が在る状態の37度になり、熱中症の危険が高まった。
平田准教授は「65歳の人にとっての気温35度は、25歳の人にとっての40度に相当すると言える。それだけ熱中症になり易い事を知って欲しい。」と注意を呼び掛けている。
消防庁によると、昨年7~9月に熱中症で救急搬送された患者の44.1%が高齢者。汗をかき難い事から高体温になり、熱中症になり易いと経験的に考えられているが、人での実験は倫理的に問題が在り、科学的な裏付けは充分ではなかった。
グループは、コンピューター内に年齢に応じた血流量等のデータを入力した人体モデルを再現し、気温が上がった際の体温上昇や発汗量を調査。65歳の高齢者が汗をかき始める気温は25歳の成人よりも3度高い事が判った。
其の結果、体温にも大きな差が表れ、65歳の体温は気温35度と37.5度で0.3度(湿度50%)、気温40度で0.25度、其れ其れ25歳より高かった。
一方、湿度が高いと汗をかいても蒸発しない事から、両者の差は縮まった。気温40度でも、湿度が70%の場合は両者の体温差は0.1度未満だった。
気温が28~30度以下だと、一般的に高齢者でも若者でも体温は上がらず、一定に保たれる。
熱中症は汗のかき方だけが原因では無く、高齢者は体内水分量が元々少ない事や、暑さへの感覚が鈍く、気温が高くなっても気付かない点も指摘されている。
研究成果は英物理学会誌「フィジオロジカル・メジャメント」の電子版に近く発表される。
平田准教授等のグループは昨年、今回と同じ手法で3歳児を気温45度の自動車内に置いた場合をコンピューターで再現。僅か13分で熱中症(脱水症状)になる恐れが在るとの研究結果を報告している。
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「中年と呼ばれる年になった頃、若い頃と同じ感覚でジャンプしてガードレールを跨ごうとしたら、足が思った程に上がらず、蹴躓いて転倒してしまった。」という情けない経験談を、2年前の記事「人に見られたくない姿」で記した。昨年の記事「転倒事故」でも書いたけれど、「加齢によって、若い頃の肉体とのギャップは確実に生じている。」のだ。
「心身共に若く在ろう。」と努力するのは非常に大事な事なれど、「自身の体力の衰えを、妙なプライドから、一切認めようとしない。」というのは良くないと思っている。
「高齢者が概して、若い人よりも熱中症になり易い。」というのは知識として有していたけれど、実験データから導き出された「65歳の人にとっての気温35度は、25歳の人にとっての40度に相当。」という結果を目にすると、改めて「高齢者が熱中症になる危険性」を感じる。