ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

今日アメリカに起こる出来事

2006年10月17日 | 時事ネタ関連
以前、「ベースボールエキスパート」なる野球検定試験の話を紹介したが、今度は「阪神タイガース検定」が登場した。タイガースが初承認した検定試験という事で、スポーツ紙が作成したタイガースに纏る50問が出題され、8割以上正解すると合格証書が送付される。受験料は3,000円で、11月10日(金)から申し込み開始となり、試験日は12月15日(金)~25日(月)の間行われるとの事。「我こそは熱狂的なタイガース・ファンだ!」と自負される方は、受験されてみては如何だろうか。(詳細はこちらを参照の事。)

さて今日17日は、アメリカにとって一つの歴史を刻む日になりそうだ。と言うのも、彼の国の国勢調査局によると、17日午前(日本時間では同日午後)に同国の人口が3億人の大台に乗る見込みだとか。*1これは同国の人口が11秒に1人の割合で増加している計算になる事から弾き出された結果だという。

7秒に1人の割合で新しい命が誕生し、13秒に1人の割合で命が消滅しているアメリカは、先進諸国の中では例外的に出生率の高さを誇っているそうだが、それに加えてヒスパニック系の移民の流入が増加している事も背景に在る様だ。移民の流入に関しては、31秒に1人の割合という。

アメリカの人口が1億人の大台に乗ったのは1915年。そして、1967年11月20日には2億人を突破。つまり1億人から2億人への増加には約52年かかったのに、2億人から3億人へは約39年と人口増加のスピードに加速度が付いている事になる。

少子化が叫ばれて久しい我が国。昨年末には人口の減少が報告される等、政府は出生率アップ対策に躍起になっている。以前、戦後から暫くしてのニュース映像を見た際、多子化対策を早急に講じなければ、日本は立ち行かなくなる。という報道が為されていた。この事から時の政府は積極的に海外への移民政策を推進して行く訳だが、余りにも好い加減な政策だった為に多くの移民が困窮生活を強いられ、未だに問題になっているのはニュースの報道等で見聞されている方も多いだろう。

世界の人口」というサイトでは、世界の人口増加が”目”で実感出来る。1秒毎に増加して行く数字には切実な思いも湧くが、界的に人口問題を考えて行かなければならない時代に我々は既に居る事を認識しなければならない。

因みに本年9月1日現在の概算値で、我が国の人口は1億2,770万人との事。

*1 この記事を書いた時点よりもアメリカの人口は増え、日本の人口はほぼ変わっていない訳で、それを考えると日本の政治家の数は早く半減すべきと一層思う。国の為になる政治家ならばどれだけ多くとも、どれだけ歳費が多くとも結構だが、余りにもアホ馬鹿な政治”屋”ばかりが目立つのは本当に勘弁して貰いたい。

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9 コメント

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近未来 (マヌケ)
2006-10-17 12:56:41
低賃金重労働に耐える貴重な移民労働者をたくさんかかえていることがアメリカにとっては景気悪化のさいの雇用調整や人件費圧縮に大きく貢献しているようです。 アッパークラス、ミドルクラス、底辺という明確な線引きのある国ですからどのクラスに生まれたかによってスタートから大きなハンデを背負う子供もいるわけです。 加えて人種による差別があり、最近ではテロのせいでアラブ系が特にそうですが、スパイクリーが久々にメガホンをとったインサイドマンでも随所に見られました。 ハリウッド映画も外国人監督などが活躍する時代となりアメリカを強くて正義と民主主義の国というとおりいっぺんな見方からもっと現実を直視するような方向から描くものも増えています。そこらへんはやはりアメリカの懐の深さなのかとも思います。 ただ、アメリカにおいては白人として産まれるか否かが人生においてかなり大事なことに違いはありません。 昔のSF映画などで近未来は核戦争が起きて人類も動物も大半が死滅していましいその中でのサバイバルや人口の爆発で食糧難から別の惑星を開拓するなど悲観的に描かれたものが多かったように思います。 今現在明るい要素よりも暗い要素の方が多いような気もします。 子供たちには明るい未来を築いてあげたいものです。 そのためにもちゃんとした政治が必要です。 
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少子化の日本には・・・ (toshi16)
2006-10-17 20:39:19
中学の時、アメリカの人口は日本のおよそ2倍と習いました。

あれからおよそ18年。

日本は、ほとんど変わっていないのに、アメリカは3億を超えているのですね。



アメリカも、人口爆発の1国に加えていいのではないのでしょうか。



きくところによると、アメリカは人種差別と同じ位、貧富による差別が問題となっているとのこと。

人口の増加のほとんどは、おそらく貧困層。



少子化が問題となっている日本には、一見羨ましくみえますが、むしろ問題点のほうが多そうですね。
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>マヌケ様 (giants-55)
2006-10-17 22:09:39
書き込み有難うございました。



ハリウッド映画が全盛の頃、アメリカを絶対無二の素晴らしい国と描いた作品が多かった様に思いますが、それが斜陽の時期を迎えた頃より現実を直視した作風の物が目に付く様になりました。それ迄「翳る事を知らない産業」が陰りを見せた事で、こういった傾向が出て来たのかなあと思っておりましたが、外国人監督が増えて来たというのも確かにその要因に挙げられそうですね。



以前にも書いたのですが、イチロー選手がメジャーに挑戦した理由には、より高いレベルで自分を試してみたいという思いの他に、マスメディアを含めて正当な評価を下してくれる環境で”力”を評価してくれるからという理由も在った様です。しかし、より高いレベルというのは別にして、思っていた以上の差別と偏見を肌で感じたと彼は口にしていましたね。人種の坩堝アメリカは、根深い人種差別が未だ生きているのだなあと改めて感じさせられました。



アメリカの人口増の一因にヒスパニック系の移民の増加が在るというのも、こういった人種間の差別をより悪化させる火種に為り得るとも言えます。日本とアメリカ、果たしてどっちの国に居るのが幸せなんでしょうね。自分は日本という国が好きですので、答は言わずもがなですが。
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Unknown (やぎ)
2006-10-17 22:17:31
阪神タイガース検定。受けてみようかなw

お久しぶりです。やぎです。



アメリカと言う国は

ヨーロッパからの階級社会を引き継いでいる。

南北戦争以来国内で戦争が起こっていない。

敗戦を経験したことがない。

以上の三点から僕たちが想像するよりもずっと階級が固定化していて、それぞれで偏見や差別を持ち続ける社会です。

人口が急激に増えるのもそういった社会背景に最下層からのスタートである移民を受け入れるという矛盾を具現化したものなんですね。

とここで分析しても、解決策は中々出てこないんですよね。アメリカの話題って。
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Unknown (アラメイン伯)
2006-10-17 23:00:43
人口が減ったからといって国力が落ちるとは限らないのです。

アメリカは移民があるから増えてるだけどヨーロッパ諸国も出生率は2.0にとどきません。

つまり子供を産めという対策は効果がないというひとです。



人口が減っても持続可能な社会を創造するのが真の少子化対策だと思います。
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美しい国の意味がいまだわからず (マヌケ)
2006-10-17 23:26:09
イスラエルが占領地分断の壁を築いているのに似ているのですが、アメリカにはお金持ちだけが住む地域を壁で囲んでゲートには武装したガードマンが常駐している要塞町というものがあります。 その中には学校もあるので子供は壁の外に出る必要がなく安全だというのですが、同じ地区には公立の学校があるにもかかわらず地域のつながりまで断ち切って金持ちだけで安全にくらすための閉鎖的なコミュニティが作られているのです。 民間の不動産業者がそういった要塞町を売りに出して成功したお金持ちが同じ金持ち同士で住まうわけですが、そんなものが結構増えているんだそうです。 ただ、多様な国なのでそれも一面であってアメリカにはアーミッシュのようにお金を持たず自給自足で生活するコミュニティーもあります。 グローバリズムとは本来は多様な考え方やものの見方を身に付けて広い心をもつ国際的な人間を育てることでもあるのでしょうが、今うたわれているグローバリズムとはアメリカが進出し易いように他国に開放をせまるようなアメリカ経済にとってただ単に都合の良いものの考え方を押し付けているだけとしか思えません。 日本もそれにあまりにも習いすぎている感があります。 日本流のやりかたで間違っていたことばかりなはずはありません。 アメリカ流のやり方ばかり見習うのではなく少し時代が後戻りした方がよくないでしょうかとすら思うこともあります。 なんでもかんでも経済優先で人に厳しい世の中になりすぎていないかと思うのです。 こんな世の中では生まれてくる子供が気の毒です。 女性が子供を何人産むとか産まないとかそういうことは個人個人の問題であって政治家がどうこう口を出すことではないと思います。 政治家のやるべきことは豊かな心をもった子供が育まれる社会をつくる努力をすることです。 地元の選挙区に戻ったときにパフォーマンスとして赤ちゃんをだっこしたりする政治家がいますが、私はああいうのが大嫌いです。  
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>マヌケ様 (giants-55)
2006-10-18 02:35:52
書き込み有難うございました。



今回書き込んで下さった御意見の中で、最もその通り!と自分が感じたのは、「日本流の遣り方にも良い物は在る筈。」という点です。敗戦によってそれ迄の価値観が全て崩されてしまった我が国は、盲目的と言っても良い程に欧米、とりわけアメリカの流儀を模倣する様になりました。模倣と言えば聞こえは良いのですが、その実態は盲従と言っても良いでしょう。敗戦を迎える迄は「鬼畜米英」と声高に叫んでいた国民なのに、敗戦を迎えると同時に鬼畜と侮蔑していた相手に盲従する。民主主義に良き点を見出したからという点も大きいのでしょうが、それにしてもこれ程迄に”変わり身”の早い国民性は珍しいのではないでしょうか。



話は一寸逸れましたが、他国から良き点を積極的に採り入れるのはとても良い事だと思います。でも、それはじっくりと考慮した上で、採り入れていくもの。何でもかんでも採り入れるとうのでは、それは愚者の行動でしょうね。日本の流儀に合わない物は採り入れない。良さそうな物でも、そこにオリジナリティーを加えて行くというのも在りでしょう。重複しますが、盲目的に採り入れて行くというのは極めて危険な事です。



安倍首相は教育改革のモデルをイギリス方式、それもサッチャー政権時の政策がベストと考えている様です。でもサッチャー政権下での教育改革って、現在の評価では失敗したと言われていますよね。それを少しでもまともな方向に軌道修正したのが、今のブレア政権ではなかったかと。その辺を安倍首相は理解した上での考えなのでしょうか。自著の中では「地域に悪影響を及ぼす恐れの在る問題家庭を24時間監視する。」という具体策を書かれている様ですが、こういった強攻策も時には必要なのかもと思う一方で、これが為政者の恣意的判断で行われた場合は、某北の国の様な統制国家に突き進む危険性も捨て切れず、補佐官に起用された山谷えり子女史共々にその余りにも偏った考え方には正直怖さを感じております。



その補佐官制度も、そもそもはアメリカ流を狙ったものともいえ、果たして日本のスタイルに在った物なのかこれ又疑問。二元外交の危険性を懸念します。
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朝からいやなニュースばかり (マヌケ)
2006-10-18 09:28:17
それにしてもこの国は本当に先進国なの?と言いたくなるようなことが毎日毎日起こりますね。 出産中に意識不明に陥った女性が病院をたらいまわしにされて

6時間もの間処置を受けられずに亡くなるなんて失礼な言い方ですが、アフリカやアジアのどこかではあるまいにと思ってしまいました。 安心して出産もできないような国なんですねこの国は。 出産を助成するようなお金だけ提案してインフラなんか全然ダメじゃないですか。 本当にこれはひどいと思います。 本当に亡くなられた方、ご家族、とても気の毒に思います。 行政への怒り心頭です。 
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>マヌケ様 (giants-55)
2006-10-18 15:50:13
書き込み有難うございました。



病院を盥回しにされた挙句、亡くなってしまわれた女性の話、本当に酷いですね。受け入れて亡くなってしまったら病因として印象が悪いとか、色々な思惑が在ったのかもしれませんが、病院とはそもそも人の命を何とかして救う場で在るという基本的な考えが欠落していたとすれば哀しい事です。



労力の割には金銭的に恵まれていない。そういった事から小児科医の数が減っていると聞きます。人の情の面から言えば、そういった判断に動いてしまう医学生が少なくないのも理解は出来ますが、世の中余りにも金銭中心に動き過ぎているのはどんなものかと。国としても待遇改善を図る等、必死で取り組んでいる人達をもっとサポートして欲しいものですが、三重県の尾鷲市立尾鷲総合病院の件(http://964.jp/Z465)といい、恵まれている所とそうで無い所の開きがこれからどんどん大きくなって行くとしたら、郵政民営化に付いても一定の配慮が必要になって行くのかもしれないなあと複雑です。
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