「世の中には、知らない事が沢山在るんだなあ。」と改めて思ったのは、今日放送された「月曜から夜ふかし」【動画】を見ていて。「名誉を手に入れた人々に話を聞いてみた件」というコーナーが在り、其の中では「名誉だか不名誉だか微妙な“賞”等を貰った人達に、『どう思うか?』を聞く。」という展開だったのだけれど、「そんな賞が在るんだ!?」と驚いたのは、「日本タイトルだけ大賞」だった。
本大好き人間だが、此の賞に付いては全く知らなかった。同賞は「毎年、日本国内で刊行された書籍の中から、優れたタイトルを選出し、表彰するイヴェントで、『国内での出版書籍のタイトルのみのコピー、美しさ、面白さ。』が受賞の判断基準。」なのだとか。
第1回は6年前の2009年に発表され、去年迄に7回を数える。受賞したタイトルは、何れも強烈。
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[日本タイトルだけ大賞]
第1回(2009年)
大賞:「ヘッテルとフエーテル」
残念賞:「できる男は乳首できまる」
第2回(2010年)
大賞:「スラムダンク孫子」
残念賞:「命とひきかえにゴルフがうまくなる法」
第3回(2011年)
大賞:「奥ノ細道・オブ・ザ・デッド」
残念賞:「モンキー・D・ルフィーの『D』はドラッカーだった」
第4回(2012年上半期)
大賞:「月刊円周率 2月号」
残念賞:「バレーボールは眞鍋に学べ!」
第5回(2012年下半期)
大賞:「仕事と私どっちが大事なのって言ってくれる彼女も仕事もない。」
残念賞:「もし、ドラッガーを読んでも勝てないと悟った女子マネージャーが肉体を駆使したら・・・」
第6回(2013年)
大賞:「妻が椎茸だったころ」
残念賞:「海江田万里・後悔は海よりも深く」
第7回(214年)
大賞:「人間にとってスイカとは何か」
残念賞:「永遠のエロ」
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「ヘッテルとフエーテル」は「ヘンゼルとグレーテル」、「もし、ドラッガーを読んでも勝てないと悟った女子マネージャーが肉体を駆使したら・・・」は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、そして「永遠のエロ」は「永遠の0」を、其れ其れ捩ったのだろうが、「できる男は乳首できまる」といい、余りに下らないタイトルに笑ってしまう。
以前、「月刊住職」なる雑誌が在る事を知り、「ニッチだなあ。」と思った物だが、「月刊円周率 2月号」というのも同様。何でも「延々と続く円周率“だけ”を、毎月載せていた雑誌。」なのだとか。「愛読者は、どういう顔をして読んでいたのか?」が気になる雑誌で在る。