週末に「踊る大捜査線」のスピンオフである「容疑者 室井慎次」を見て来た。同じくスピンオフの「交渉人 真下正義」が何か中途半端な結末で終わっていた為、その”謎”の部分が今回の映画にリンクしていっているのではないかという期待も強く持っていた。
ストーリーとしては、柳葉敏郎氏演ずる所の室井管理官が、自ら指揮を執った殺人事件の捜査責任を取らされて、逮捕されてしまう所から始まる。室井を救おうとする女性弁護士の前に立ちはだかる敏腕弁護士。そして、室井逮捕の裏には警察庁と警視庁の間の苛烈な迄の確執と人事抗争が存在し、室井を極限迄追い込んで行くという展開。
先日読み終えた横山秀夫氏の作品「震度0」を彷彿とさせる内容だ。元々警察内部の作品を多く書いている横山氏だが、この作品でも阪神・淡路大震災が起こった朝に発覚したN県警本部の総務課長の失踪を巡り、キャリアとノンキャリア、そしてその妻達の間で繰り広げられるドロドロとした人間模様を上手く描き上げている。
この映画ではキャリア組の確執に、殺人事件の犯人達の影が影響を及ぼして行くのだが、正直な所聊か無理の在る展開に思えた。「交渉人 真下正義」で感じられたダイナミック感も無く、又、最後に室井を待ち受けていた”運命”というのも、何かこのシリーズの先細り感を暗示している様な感じにも思えた。映画内でも、和久さんや青島巡査部長の存在を匂わせているシーンが在ったが当然彼等が登場するでもなく、やはり全員揃わない「踊る大捜査線」シリーズの限界を感じずにはいられなかった。
このシリーズの大ファンとしては、非常に残念な出来だった。厳しい様だが、点数は60点という事にさせて戴く。
ストーリーとしては、柳葉敏郎氏演ずる所の室井管理官が、自ら指揮を執った殺人事件の捜査責任を取らされて、逮捕されてしまう所から始まる。室井を救おうとする女性弁護士の前に立ちはだかる敏腕弁護士。そして、室井逮捕の裏には警察庁と警視庁の間の苛烈な迄の確執と人事抗争が存在し、室井を極限迄追い込んで行くという展開。
先日読み終えた横山秀夫氏の作品「震度0」を彷彿とさせる内容だ。元々警察内部の作品を多く書いている横山氏だが、この作品でも阪神・淡路大震災が起こった朝に発覚したN県警本部の総務課長の失踪を巡り、キャリアとノンキャリア、そしてその妻達の間で繰り広げられるドロドロとした人間模様を上手く描き上げている。
この映画ではキャリア組の確執に、殺人事件の犯人達の影が影響を及ぼして行くのだが、正直な所聊か無理の在る展開に思えた。「交渉人 真下正義」で感じられたダイナミック感も無く、又、最後に室井を待ち受けていた”運命”というのも、何かこのシリーズの先細り感を暗示している様な感じにも思えた。映画内でも、和久さんや青島巡査部長の存在を匂わせているシーンが在ったが当然彼等が登場するでもなく、やはり全員揃わない「踊る大捜査線」シリーズの限界を感じずにはいられなかった。
このシリーズの大ファンとしては、非常に残念な出来だった。厳しい様だが、点数は60点という事にさせて戴く。
でも、長さんがいなくなってしまって、とても残念でなりません。このシリーズには、なくてはならない存在でしたから。本当に淋しい限りです。
最近では、映画館に行って映画を見る事が少なくなってしまいました。早くレンタル出ないかな~。
たまには、子供から離れて、映画館でゆっくり鑑賞したいな~。(愚痴になっちゃいました。)
そういえば、北野武監督も新しい映画を作ったとか・・。昔ほど感動したり、いつまでも心に残る印象深い日本映画が少なくなったように思えるこのごろ。監督さんにはがんばってほしいですね。
追伸:カトリーナの被害に遭った方々が、汚れた球戯場に座っている写真が今日の新聞に載っていました。汚水も逆流してきて、匂いもすごいそうですね。衛生的にも心配な状況だと思います。救済コンサートで、ある歌手が「大統領は貧しい黒人をゆっくり救済しようとしている」ようなことを発言し、てんやわんやになったとか・・・。ここまで状況がひどいと、その発言も事実のように思えてならないですね。小さい子供や年配の方などの弱い方たちがこれ以上傷つかないように祈るばかりです。
ストーリーもあまり練られた感がなかったですし。
後は本編第3作が出ることを期待しています!
ただ映画専門になってからは悪いとは言いませんが、違和感を受けます。それは派手な立ち回りが目立つようになっているからだと思います。
あの作品は地味な中にあるリアリズムの中での登場人物の葛藤に魅力のある作品だったのですが、最近はどうにもそのアイデンティティが薄れているような気がします。
あとはキャストの問題もあるのでしょうか。私はいかりや長介氏演じる和久刑事が好きだったのですが・・・。
逝去された事、今でも悔やまれます。
「容疑者 室井慎次」の評価、結構辛口ですね(私は観ていないので何とも言えませんが)。
近頃は日本映画も話題作が目立ちますね。
最近映画を観ていないので、何かチェックしてみたいと思う今日この頃です。
上記のコメントを読む限りでは残念ですね。
おっしゃるる通り、
和久さんの存在は大きかったと思います。
彼がいない事が非常に残念です。
彼には、ドリフ時代からとても楽しませていただきました。
故いかりやさんのご冥福をお祈りいたします。
最後になりますが、前回は貴重なコメント有難うございました。