ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

律義者同士

2007年12月27日 | 時事ネタ関連
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「天国からXマスカード」 (12月26日付け東京新聞[夕刊]より)

天国からメリー・クリスマス。オレゴン州アッシュランドで、10月に88歳で亡くなったチェット・フィッチさんから、差出人住所が「天国」と記されたクリスマスカードが友人等34人に相次いで届き、話題になっている。

地元紙の「デーリー・ティディングス」等によると、冗談好きで知られたフィッチさんは、20年程前から行き付けの理容師に、「自分が死んだら自分に代わって友人達に送って欲しい。」とクリスマスカードや友人のリストを準備し、切手代も値上がりの度に渡していたという。

勿論これは冗談。フィッチさんは今年、理容師に「このカードが何時送れるのか、君は待ち疲れてしまうだ。」と話していた。ところがフィッチさんはその1週間後に急死。理容師は冗談で交わした生前の約束を守った。

フィッチさんはカードに「神様にこっそり下界へ戻り、カードを送りたいと頼みました。天国の事を話したいけど、言葉では説明出来ません。多分、皆さんと又会えるでしょう。皆さんが思っている以上に早くね。メリー・クリスマス。」と記しており、受け取った友人達は大笑いだったとか。
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カードに書かれた内容も然る事乍ら、こんなカードを20年程前から準備していたフィッチさんの粋さを感じてしまう。故人からクリスマス・カードを受け取った友人達も最初はビックリしただろうが、カードに書かれた内容を読んでさぞかし”やられた感”一杯だった事だろう。

冗談の約束をしっかり守った理容師も律儀だが、冗談で言っていた事なのに、切手代が値上がりする度に差額を渡していたフィッチさんというのもこれ又律儀。

それにしても「このカードが何時送れるのか、君は待ち疲れてしまう筈だ。」と言った僅か1週間後に、その当人が急死するとは。人の運命とは本当に判らないものだなあと感じてしまう。

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2 コメント

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当番出社してます (マヌケ)
2007-12-28 14:25:08
12月25日の朝、オフィスに着くなり、メールの配信があり、サーバーがダウンして事務系システムが立ち上がりませんとのこと、復旧も午後からということで、これはもしやクリスマスプレゼントか?と。 ゆったりとランチをとりながら、年末年始の計画など語り、なごやかな時間をすごしました。 おまけに自販機でコーヒーを買いましたら、アタリが出て、お金が戻ってきました。 こんなところで運を使ってしまいまして、年末ジャンボはまたダメかなと思うのですが・・・
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>マヌケ様 (giants-55)
2007-12-28 23:26:47
書き込み有難う御座いました。

宝くじ等で一攫千金を夢見乍らも、自販機で当たりが出て御金が戻って来た事で喜びを覚える。自分もそうですが、一般庶民の幸せ感ってハードルが低いと言いますか、実にささやかな物ですよね。
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