ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

やはり出たか・・・

2008年10月25日 | 時事ネタ関連
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『ピザ食ってないのに』 サイゼリヤに返金求め『稼いだ』とSNS日記に“告白”」(10月22日、ITmedia News

レストラン・チェーンのサイゼリヤのピザにメラミンが混入した問題に絡み、未成年と見られる男性が「ピザを食べていないのに返金を要求して稼いだ。」等と大手SNS日記に記し、「2ちゃんねる」等で「犯罪だ。」等と指摘が相次ぐ騒ぎになっている。

日記は10月22日付け。「ピザ食ってないのにピザ代金の返還を求め」、友人と4店のサイゼリアに行き、「4戦3勝」「3,000円程稼がせて戴いた。」等と記した。日記には「明日何処攻めようか。」、「ぃぃなぁ。」といったコメントも付いていた。ネットでの指摘が相次いだ後、男性はSNSを退会。日記は見る事が出来ない。

サイゼリアはメラミン混入ピザを食べた客に対して10月21日から返金に応じており、レシート等が無くても申し出た客には返還すると言う。
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「やはり出たか・・・。」という思い。サイゼリア側が「レシート無しでも返金に応じる。」と発表した時点で、こういう不埒の出現を懸念した人も少なくなかったのではないか?以前にも似た様なケースで、どう考えても便乗している様な連中が店側に押し掛け、「金を返せ!」と騒いでいたニュースが報じられていたのを記憶している。

「レシートが要らないなら、嘘言っても御金貰えるな。」という良からぬ思いが、自分の頭に浮かぶのは否定しない。でも実際にそれを行動に移すとなると、話は別だ。「人」として遣って良い事と悪い事をきちんと弁えなければ、その人物は果てし無く堕落して行くだけだろう。

今回の男性が本当に悪事を為したのか、将又冗談で書いたのかは判らないが*1、どちらにしても「“公の場”でああいう事を書けば、どういう結果が待っているか。」も判らなかったのだろうか?軽率な書き込みによって猛バッシングに遭うケースが、これ迄に何度も在ったと言うのに・・・。

先日訪れた某ショッピング・センターでは、客が自分自身で器におでんを取り入れるコーナーが設けられていた。店員が傍に居る訳でも無く、器に半透明の蓋を自分でした上で、レジに持って行って清算する仕組み。但し書きを読むと、「取った数を自己申告して下さい。」との事。レジで蓋を開けて数をチェックする訳でも無く、「こりゃあ、数を誤魔化す奴も出て来るだろうなあ。」と思ったもの。売る側も当然それは織り込み済みだろうし、「そういった不埒な連中によるマイナスよりも、セルフ・サービスによるプラスの方が大きい。」と判断してはいるのだろうが。

先日の週刊誌には、「ホームレスを動員して、生活保護費を不正に獲得している連中。」の姿が報じられていた。何処の世界にも不埒な輩は居るものだし、そういう存在はほんの一部だと信じたいが、改めて性善説に基づいた仕組みは、現実的じゃないなあ。と感じる次第。

*1 この男性は高校生で、22日に学校側が当人から事情聴取を行い、事実と判明。同日、保護者同伴で各店舗と地元警察を訪問し、謝罪して返金したとの事。(詳細はこちら。)

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5 コメント

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僕の住む街にはサイゼリアはありません。 (れんたろう)
2008-10-26 21:43:11
ですから、あまりピンとこないのですが、雫石さんの書かれた通り、こうした不正行為を働く人間も何人かはいることは織り込み済みだったのかもしれません。

むしろ、こうした行為を働いたことを武勇伝のごとくブログに書き込む神経の方が僕には理解できないことです。

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>マヌケ様 (giants-55)
2008-10-26 21:02:24
書き込み有難う御座いました。

「食の安全」に懸念を感じさせるニュースが多いですね。たまたまそういった事柄が続出してしまったのか?それとも元々好い加減な管理をしている所がそれなりに在って、異物混入のニュースが報じられた事でチェックが厳しくなり、それによって気付かれなくて済んでいた事が露見してしまったのか?仰る様に或る程度の雑菌で在れば未だしも、化学物質の場合は残留の怖さが在りますので、同等に扱えないですよね。
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Unknown (マヌケ)
2008-10-26 17:52:32
近頃の口に入れるものはいったいどうなってしまったのか。 人体には影響が少ないとはいうものの毒物がいっぱい。 ファーストフードネイションという映画を観たのですが、「焼いちまえばいいだろうが」の大腸菌だらけの牛肉を使ったハンバーガーチェーンの話でした。 肉を加工する工程は不法移民の労働者が不衛生な環境で携わっており、雑菌だらけの肉が冷凍されハンバーガーのパテに。 すべての過程に責任の薄い学生アルバイトや移民労働者がいて、そう、最後は焼いちまえばいいだろうがなのです。 結局のところほとんどの食べ物にはなんらかの雑菌がいるのですが、焼いてしまえば大丈夫なんですよね。 ただし、化学物質はそうはいきません。 お金が返ってきたからよかったで終わりではないですよね。 おかしな輩の話は別問題で、必ずそういう人はいるものです。 以前お客様をペアでバス旅行に招待する企画で、随行のタレントさんがご自分の出演されているCMの化粧品を善意でプレゼントとして持ってきてくださったのですが、ペア招待のところペアの一人が欠席でしたので、一つ余りがでる分をバスガイドさんに差し上げましょうということになりました。 ところが、ところがバスの後ろの席から順にプレゼントの入った箱を回して最前列まできたところで余るはずの一個がないのです。 だれかが二つとってしまったのですが、このときの気まずさといったらそれはありませんでした。 どんなときにもどんな場所にもおかしな人がいるものです。 悲しいかな性善説は踏みにじられることが多いです。
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聞くところによると (ハムぞー)
2008-10-25 11:15:17
この返金の際、サイゼリアでは
「いつ、何人で、どんなものをご注文されましたか」と聞くそうです。
今はPOSシステムがあるので
あまりかけ離れていると・・・・ね?

それにとっさに
ウソはつけないでしょ。
悪事は割りに合わないですよね・・・
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災い転じて福となす (雫石鉄也)
2008-10-25 08:38:55
サイゼリアは誠意を持った処理をしたのではないでしょうか。それがサイゼリアにとって良い結果となったと思います。
もし、レシート等の持参者に返金となれば、レシートなんぞを置いている人は、まず、いません。誠意的なポーズだけで、実質なんの対応もしていないと、批判を受けるでしょう。
しかし、申し出た者に、無条件で返金。すると、こんな卑しいアホが必ず出てくる。すると、注目されている事件だから、そんなアホのことは、必ず報道される。
サイゼリアは、誠意を持った対応をしたのに、被害にあった。かわいそう。サイゼリアは被害者の立場になるわけです、世間の同情と好感を得るわけです。結果として、サイゼリアの好感度はあがります。この対応を決定したサイゼリアの人(社長かな)はかなりの戦略家と見ました。
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