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「SMAP解散へ!木村拓哉以外ジャニーズから独立」(1月13日、日刊スポーツ)
国民的人気グループSMAPの中居正広(43歳)、稲垣吾郎(42歳)、草剛(41歳)、香取慎吾(38歳)が、ジャニーズ事務所から独立する事が12日、判った。木村拓哉(43歳)は事務所に残る方向だが、グループは此れで事実上の解散となる。
SMAPは1991年にCDデビュー。ヴァラエティー番組で幅広い人気を得て大ブレークすると、木村が「ロングバケーション」【動画】等のドラマ主演で不動の人気を獲得。中居がヴァラエティーやスポーツ番組の司会やキャスターとして才能を発揮する等、メンバー個々の活躍も在って、スーパー・グループに成長した。其の人気振りは、度々社会現象としても取り上げられた。
グループとしては売り上げ250万枚の大ヒットを記録したシングル「世界に一つだけの花」【動画】を始め、「夜空ノムコウ」【動画】、「らいおんハート」【動画】等、ヒット曲も多数在る。
メンバー5人が勢揃いする人気番組「SMAP×SMAP」【動画】を始め、各メンバーはテレビ各局で多くのレギュラー番組を抱えている。グループとして契約中のCMも在り、解散の時期は未定だが、各方面に激震が走る事は確実だ。
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「此処数年の芸能ニュースでは衝撃度最大!」と言って良いニュースが飛び込んで来た。数年前からSMAP解散の噂は出ていたし、昨年には「SMAPの育ての親と言える女性マネージャーが、ジャニーズ事務所内の権力闘争で、副社長から罵倒される。」という週刊誌報道も在ったが、彼女がSMAPメンバーを引き連れて独立するという噂は、「無いだろうな。」と思っていたのだけれど・・・。
12年前の記事「トリビア没ネタ(ジャニーズ編)」や11年前の記事「SMAP」で、SMAPに付いて触れた事が在る。彼等はデビューして直ぐに売れた訳では無く、数年間は苦労していた。そんな彼等を必死で支えたのが件の女性マネージャーで、だからこそ彼女に対してメンバー達は、強く信頼していると言う。そんな彼女が来月にジャニーズ事務所を退社する事になり、木村氏以外のメンバーは付いて行くという事らしい。
別にSMAPのファンでも何でも無いけれど、上記の記事「SMAP」の中で書いた様に、「歌も笑いも出来るSMAPは、嘗てのザ・ドリフターズと並ぶ“国民的アイドル”。」と思っている。
何事も始まりが在れば、必ず終わりが在る物だけれど、20年以上も国民的アイドルの座に在ったSMAPに関しては、心の何処かで「ザ・ドリフターズの様に、ずっと解散しないだろう。事実上の解散は、(ザ・ドリフターズと同様に)メンバーの誰かが亡くなった時。」と思っていた。其れだけに今回の報道はショックで在り、寂しい思いが。
事務所社長と姉もかなり高齢。姉のほうは同族企業にありがちな「創業者一族追放を招く見本」の感があります。もっともこの会社の場合は別にトイレットペーパーや家具作ってるわけではないので一族追放も何も、それで終わり、かもしれませんが。
「アイドルとして第一線で活躍しているアラフォー。」というのは、SMAPの面々が初めてかもしれませんね。此れ迄は「アイドルから脱却し、性格俳優等に転身した。」り、「アイドル路線を引き摺り乍ら、表舞台からは消えてしまった。」りというのは在りましたが、非常に稀有な例だと思います。
又、老若男女を問わず、こんなにも支持されているアイドル・グループというのも、本当に凄い。嵐も、SMAPという前例が在ればこそ存在し得たと思うし。
「事務所の方もマネージャーも本人等も『公共物』と認識しないといけませんでしたね。」というのは、全く同感。「私」よりも「公」を最優先しなければいけなかったのに、そうじゃ無かった事が本当に勿体無いと思う。
個人的に一番問題なのはジャニーズ事務所、特に副社長の存在だと思っています。娘可愛さから、台頭する人間を次々に排除して行く。古今東西、独裁国家に良く見られる事では在りますが、実に見苦しい。
まして、NHKがトップニュースで報じたり、朝日新聞が1面に記事を載せたりに至っては開いた口が塞がりません。マスコミもバカじゃないかと思います。ビートルズのように、音楽史を塗り替えたような天才グループが解散するのなら判りますが。
40歳超えて、まだアイドルだなんてのも気持ち悪いですね。アリスやアルフィーのように、ある程度の年齢が来れば、解散してそれぞれ独自の道を歩んで、また気が向けば再結成すればいいと思うのですが。既に中居とかMCとして単独で活躍してる人もいますし。
いい機会だから、さっさと解散したらと思うのですがね。
それよりも気に入らないのは、ジャニーズ事務所という存在です。人気グループを多く抱えて、どこのテレビ局も逆らえない雰囲気を作り出し、それを嵩に横暴極まりない事をやって、どのマスコミもそれを批判出来ない、という空気が蔓延してます。昨年の紅白で、ほとんど忘れられたようなマッチをトリに持って来させたのも事務所のゴリ押しだと聞いてます。これはマスコミの私物化に等しいのでは。
ついでに言うと、以前裁判沙汰になったジャニー喜多川氏のホモ騒動も忘れちゃいけないでしょう。
1999年、『週刊文春』がジャニーズ事務所に関する特集記事を掲載し、喜多川氏が所属男性タレントに対してセクハラ・児童虐待を行ったという記事を掲載しました。これは名誉毀損の裁判になり、最高裁まで行きましたが、結局喜多川氏側の上告は棄却され、セクハラ行為はあったと認定されたはずです。
普通ならこんなハレンチな事実が認められたら、社会的に抹殺されて当然と思うのですが、マスコミはほとんど報道せず、喜多川氏は今もジャニーズ帝国に君臨し権勢を誇っています。この情報統制ぶりといい、書かれてますように独裁国家に近いと思います。マスコミ、だらしなさ過ぎます。
もういいかげん、こんな特定の事務所が我が儘非常識、やりたい放題をやってる異常な状況は、改善すべきじゃないでしょうか。心底うんざりです。giants-55さんが書かれてるように、これがきっかけで事務所の屋台骨が揺らいで行くのなら、大歓迎です(笑)。まあ多分そうはならない気がしますが。
「うんざり。」という意味では、SMAP解散騒動に乗っかり、「去年から、噂は聞いていた。」とか「メンバーから相談を受けていた。」等、彼等との関係の近しさを“アピール”する様な著名人達には、そういう思いを持ちますね。本当に相手を心配しているならば、態々公にする事無く、黙っていれば良いのに。
ジャニーズ事務所の専横振り、自分も不快に感じています。大手メディアが彼等の威光に平伏し、不都合な事を報じない現状というのは、本当におかしい。一説には某大物政治家(元首相)と同事務所の“怪しげな関係”が在ると言われていますし、そういうのも大きく影響しているのでしょうね。