収納スペースが足りなくなったので、昨日は朝から押入れの掃除を。チャッチャと不用品を処分し、午前中には全てを終える予定だったが、次から次へと懐かしい品物が見付かり、その度に片付けの手を止めて思い出に浸るという状況で、結局終了したのは午後に入ってから。懐かしさを覚える品々の中には幼き頃に読んだ本が数十冊在り、これ等を処分するか保管するかの仕分けが非常に悩ましかった。
今の自分が稚拙乍らも文章を書く事が好きなのは、幼少期から手当たり次第に本を読み漁っていたというのが大きく影響していると思う。決して裕福では無く、欲しい物も買って貰えずに我慢する事が多かった我が幼少期なれど、本に関しては多く買い与えてくれる両親だった。勉強に関連する本という訳では無く、あらゆる分野の本を買い与えてくれた両親には唯々感謝。
今日は、押入れの中から出て来た懐かしの本の中から何冊かピックアップし、写真にて紹介してみたい。恐らく同世代の方々にとっても、懐かしいのではなかろうか。
*********************************
① シャーロック・ホームズ・シリーズ
② 少年探偵団シリーズ
⑧ その他3
*********************************
この頃から推理物や超常現象物が好きだったのが良く判るラインナップ。因に「その他2」の「金色の魔術師」は金田一耕助シリーズのジュヴナイル版(挿絵も「金色の魔術師」から。)で、小学校に入る前の自分が初めて&単独で新幹線に乗った際、「車内で読んだら?」と父から買って貰った本。絶対に手放したくない一冊だ。
別の押入れを捜したら、未だ未だ”御宝”が見付かるかもしれない。
>少年探偵団シリーズ
読んでおりました。小林少年と少年探偵団が名探偵明智小五郎と活躍してましたねえ・・私は「青銅の魔人」「電人M」「魔術師」が好きでした。(そのため、大人になってからD坂の殺人事件を読んだときはえらいショックでしたが・・)シャーロック・ホームズとくればアルセーヌ・ルパンシリーズもありましたよね。「8・1・3のなぞ」「奇岩城の秘密」「三十棺桶島」とか友達と取り合いになってましたっけ・・
おもえばgiants-55様ほどではありませんが、私にとって最初の読書体験だったことは間違いないですね。
石立氏が御亡くなりになられたという報に、堪らない寂しさを感じておられる方は多い事でしょうね。今は死語になってしまいましたが、「ホームドラマ」と呼ばれる作品には欠かせない役者の一人でした。恐らくぶりゅーわー@ソレイタだ木田様も見ておられたとは思いますが、「おくさまは18歳」で石立氏演じる高木哲也の妻・飛鳥役の岡崎友紀さんが今回の報を受けて御自身のサイトでコメントを書かれておられます。詳細は「”大谷二郎”死す」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/8d0681b08495ac39b1017819a6319859)のコメント欄(トキオ・ポーロ様宛てのレス)で紹介させて貰いましたが、あの番組を夢中で見ていた人達にとっては胸打たれるで在ろう文章でした。合掌。
昔、黴臭さの漂う小学校の図書館には、「少年探偵団シリーズ」や「シャーロック・ホームズ・シリーズ」、「アルセーヌ・ルパン・シリーズ」は大体置かれていましたね。当時の子供達に人気が在ったので、なかなか借りられなかったのを思い出します。
フラッシュの関係で判り難いとは思うのですが、「その他2」で右下に写っているのは「奇巌城」です。上記した3シリーズは大好きで、読み漁っておりました。恐らく他の押入れの中に、ごっそり”眠っている”事と思います。
一寸気になり、昨日は別の押入れをチラッと覗いてみました所、ダンボール箱にぎっしり詰まった本が出て来ました。少年探偵団シリーズの他に、光瀬龍氏や眉村卓氏等が著したSF作品(ジュヴナイル版)、学研の図鑑等、”御宝”の山です。
自分も図鑑を見るのが好きでした。重い図鑑をエッチラオッチラ書棚から引っ張り出して、床に広げて”未知の世界”を堪能していたものです。今はディスク版の図鑑が登場していますよね。昔の様に重たい図鑑を引っ張り出して見るなんて事が、今の子供達には恐らく無いんでしょうね。
ダレンシャン・シリーズというのが在るんですね。全く知りませんでした。「歌は世に連れ、世は歌に連れ」なぞと言いますが、子供達の好きな本(作品)というのも、時代によって様変わりして行くのでしょうが、嘗て”その世界”に夢中になった者としては、少年探偵団シリーズ等も読んで欲しいなという気持ちが心の何処かに在ります。郷愁みたいな物なんでしょうね。
懐かしさと共に、無心に読書に浸っていた少年時代を思い出しました(笑)
小学校の時、読書好きが高じて、ズッと図書委員をしていた私なのですが、
コナン・ドイルの原作に熱中してしまいました。
「まだらの紐」
この本を最初の冊に選んだ事で人生が一変した思いがします。
後にアガサ・クリスティの世界に入門した折も、
「葬儀を終えて」
を一冊目に選んだことも幸運でした(ハハハ)
トリックや舞台設定以上に、私を興奮させたのは、
ゾクリとするほどのシチュエーション・・・
一旦読んでいた本を閉じ置いて、
“うわあぁ~怖えぇ~”
と、続きの頁をめくる期待を更に盛り上げていました。
親の庇護の元、何の憂いもなく読書三昧の日々・・・
本当に幸せな少年時代だったと気づきます。
たまの夜更かしは大晦日とオリンピック。
有り余るほどの時間と、「早く寝なさい!」の親の声。
今のおこは豊かさが重荷になってますね・・。
早速お返しをと思ったのですが、読ませて頂いた結果、こちらからはTB頂いたのとは別記事で行くことにします。
子供向けのミステリシリーズって、懐かしいんですよねえ……(遠い目)。