今朝の7時58分、大阪府北部を震源とする「大阪府北部地震」が発生した。地震の規模は「マグニチュード6.1」で、最大震度「6弱(烈震)」を大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市の5市区で記録。
此の記事を書いている時点では、今回の地震による3人が死亡、91人の負傷が確認されている。出勤や登校等により、人の動きが激しい時間帯だったので、被害の拡大が懸念される。
当ブログを良く覗いて下さっている方の中には、23年前の「阪神・淡路大震災」の被害に遭われた方が何人か居られる。彼等の体験記により、報道番組や新聞等では知り得なかった当時の状況も窺い知れ、地震の怖さという物をより知った。今も関西地方に住んでおられる方も居り、被害に遭われなかった事を祈る許りだ。
先日、「今年に入って、日本各地で動物の異常行動が数多く確認されている。大地震発生の前兆ではないか?」という記事を読んだ。又、6月に入って、千葉の南部で地震が多発しているというニュースも在り、「此方(関東地方)でも、大きな地震が発生するのでは。」と思っていた。
そして、昨日の夕方、買い物に出掛けた際、ふと空を見上げると、所謂“地震雲”が大量に発生しているのを目にし、「気を付けなければ。」と思っていたのだが、関西地方で発生するとは・・・。
地震大国の日本に住んでいる限り、地震は他人事では無い。
いわば、駅前や都市部に集約し、生活インフラを活かす「コンパクトシティ」の機能をそのまま備えているのが学校でしょう。だから、老朽化による設計の放棄は、もったいない事であるし、行政の開発意欲の無さを露呈するものでもあると思います。今回、むしろ、公共の場所よりも、民間が救済に動いた感があります。大阪鉄道の停止に伴い、トイレや水道を提供したり、会社に残り、そこで過ごすことが指示されたとの事で、コンビニの歩行帰宅者の受け入れ店舗も今後増える事だと思います。
大病院でも、有事の備えにおいて、救急医療体制を構築し、地域との連携を日々保っている場所は、そうではない大病院とは、急病人と利用者の受け入れにおいて、雲泥の差が付くと思います。救急車のシステムだけでは足りませんので、地域の個人開業医との連携において、大病院が、情報のセンターとなって、有事の指揮と、患者の需要を把握している事が必要だと思います。学校然り、病院然り、防災のプロが準備に関わっている場所は全く違いますし、学校や病院との連携、といった公共性の高いと思われる場所にこそ、利便性を求めた私の観点、つまり、民生の為の体制と政策の準備をして居て欲しい、と思いました。
阪神・淡路大震災や東日本大震災等、我々日本人は多くの天災を経験して来ました。天災による被害は本当に哀しいけれど、其処から多くの教訓を得て来たのも事実。コンヴィニ等での歩行帰宅者のケアや輸送機関による飲食物の供給等、臨機応変な対応が取れる様になって来たのは、過去の教訓を生かしていると言えましょう。
一方で、今回も又少なからずの馬鹿が、混乱に乗じて流言飛語を飛ばしている事は、本当に残念でなりません。「シマウマが逃げ出した。」というレヴェルは未だ看過出来ても、特定の外国人を挙げて「奴等が強奪をしている。」という差別的流言飛語を飛ばすのは、絶対に看過出来ない。多くの人が辛い状況に在る中、面白おかしく騒ぎ立てるというのは下衆の所業としか思えないし、今後の事も考えて厳罰に処すべき。(デマを信じ、善意から拡散したとしても、問題は問題。情報を冷静に分析する力が、災害時には余計に求められる。)
「何事も、全て国に依存する。」という時代では無い。なので、「民生の為の体制と政策の準備をして居て欲しい。」というのは同感です。
又、無駄な箱物に血税を投入するのは反対だけれど、不測の事態に備えたコミュニティー・スポットとしても、老朽化した学校の補修等は必要。