聴衆の前で候補者自身が土下座したり、候補者の家族を引っ張り出した上涙ながらに演説させたりと、情に訴えるという選挙スタイルが今回は若干影を潜めた様な気がしている。そんな中、相変わらずの選挙スタイルで闘い、国政の場に返り咲いた鈴木宗男氏に公職選挙法違反の疑いが持ち上がっているという。(詳細は此処に記されている。)
選挙期間中、宗男氏への支持を訴える長女の姿がしばしば報じられていたが、19歳の彼女が選挙運動を行なうのは、公職選挙法第137条の2に定められている「年齢満20年末満の者は、選挙運動をする事が出来ない。」に抵触しているのではないかという事なのだ。
確かに、条文を厳格に適用すれば公職選挙法違反だと思う。宗男氏が所属する新党大地の人間が「基本的には駄目だろうが、家族だから応援して当たり前。」と語ったそうだが、記事内でも触れられている様に、未成年者に選挙ポスター貼りをさせた事で逮捕されたという過去の事例が在る事も考えると、極めて楽観的な考えに過ぎるだろう。
とは言え、”感覚的な部分”では「未成年と言ったって19歳なんだし、それに家族なんだからそこ迄目くじら立てなくても良いのではないか。」という思いもしている。こういった情に訴える手法は好きではないし、宗男氏にも好印象は持っていないが、一寸叩き過ぎじゃないのかなあという思いが在る。
先日、ドラマ「女王の教室」の出演者スケジュール表らしきものが流出し波紋を呼んでいた。主人公を演じていた12歳の女の子の拘束時間が、午前9時から午後11時30分と読み取れる事に、「労働基準法違反ではないか!」という声が上がったのだ。演劇子役に付いての例外を考慮に入れても、「1日7時間を超える拘束時間や午後9時以降の就業は違反に当たる。」という論拠だと思う。この流出した出演者スケジュール表なるものの真偽が定かではないが、もし事実ならば違反に当たるとは思う。(嘗て、モーニング娘。のメンバーにも同じ様な話が出た事が在ったと記憶している。)
唯、この話も宗男氏の場合と同様に、感覚的な部分では「其処迄厳格に縛らなくても良いのでは。」という思いが在る。女工哀史の時代ならいざ知らず、現代に於いて、それも子役タレントが一般化して来た中で其処迄縛るのもどうなのかなあと。しかし、「我が子が有名タレントになる為ならば、何でもさせる。」といった、度を越した入れ揚げをする親が居る事を考えると、厳格な法適用も致し方ない様に思ったりも。
何はともあれ、今回の宗男氏の一件で警察がどの様な判断を下すのか、興味深い所では在る。
選挙期間中、宗男氏への支持を訴える長女の姿がしばしば報じられていたが、19歳の彼女が選挙運動を行なうのは、公職選挙法第137条の2に定められている「年齢満20年末満の者は、選挙運動をする事が出来ない。」に抵触しているのではないかという事なのだ。
確かに、条文を厳格に適用すれば公職選挙法違反だと思う。宗男氏が所属する新党大地の人間が「基本的には駄目だろうが、家族だから応援して当たり前。」と語ったそうだが、記事内でも触れられている様に、未成年者に選挙ポスター貼りをさせた事で逮捕されたという過去の事例が在る事も考えると、極めて楽観的な考えに過ぎるだろう。
とは言え、”感覚的な部分”では「未成年と言ったって19歳なんだし、それに家族なんだからそこ迄目くじら立てなくても良いのではないか。」という思いもしている。こういった情に訴える手法は好きではないし、宗男氏にも好印象は持っていないが、一寸叩き過ぎじゃないのかなあという思いが在る。
先日、ドラマ「女王の教室」の出演者スケジュール表らしきものが流出し波紋を呼んでいた。主人公を演じていた12歳の女の子の拘束時間が、午前9時から午後11時30分と読み取れる事に、「労働基準法違反ではないか!」という声が上がったのだ。演劇子役に付いての例外を考慮に入れても、「1日7時間を超える拘束時間や午後9時以降の就業は違反に当たる。」という論拠だと思う。この流出した出演者スケジュール表なるものの真偽が定かではないが、もし事実ならば違反に当たるとは思う。(嘗て、モーニング娘。のメンバーにも同じ様な話が出た事が在ったと記憶している。)
唯、この話も宗男氏の場合と同様に、感覚的な部分では「其処迄厳格に縛らなくても良いのでは。」という思いが在る。女工哀史の時代ならいざ知らず、現代に於いて、それも子役タレントが一般化して来た中で其処迄縛るのもどうなのかなあと。しかし、「我が子が有名タレントになる為ならば、何でもさせる。」といった、度を越した入れ揚げをする親が居る事を考えると、厳格な法適用も致し方ない様に思ったりも。
何はともあれ、今回の宗男氏の一件で警察がどの様な判断を下すのか、興味深い所では在る。
環境が変わり、ルールが死文化しているのならば、それはさっさと適切なものも二変えていけばいいと思いますが、現実に合わないからといって、ルールを無視し始めるとどこまでも歯止めが利かなくなってしまうものです。
守れないルールは無いほうがいい、守らなきゃいけないルールは守りやすくする(つくる)べきというのが自分の持論です。
「年齢満20年末満の者は、選挙運動をする事が出来ない。」
というのは、未成年を使って同情を誘うような選挙運動を規制する意味合いがあるのではないでしょうか?
もっとも条文を読んでいないので、推測の範囲での話ですけどね。
giants-55さんもこの事には、もちろん触れていますけどね。
ただ、なんだかの処分なり警告なりしないと、今度の選挙以降「身内だから」
~という理由で、未成年の応援演説が日本中に広まる可能性がありますよね。
女子高生が制服きて、応援演説。
可能になりますね。
もちろん、それもいいだろう~という意見もあるとおもいますけどね。
個人的には、見逃さないで・・・と思います。
労働基準についても、「子供でもタレントだから、いいだろう」というのはどうかと思います。役者やタレントをしていても、しっかり学校に通ったり自分の趣味、友達をしっかり持っている子供の方が子供らしく、成長してもしっかりしていると思います。子供で仕事をしている子にはルールは曖昧というのはちょっと変です。
最近は、赤ちゃんの頃からタレントを目指し、親が「赤ちゃんモデル」などのために東奔西走するとか・・・。うちでは考えられない時世ですね。
「未成年者は選挙違反では」という指摘があり、鈴木宗男氏の娘さん・貴子さんご自身で選管だかどこかに問い合わせをされたそうです。
その返事は「家族であれば問題なし」ということだそうです。しつこく「違反では」と(半ば嫌がらせとも思えますが)叩く取材者に対して、「お墨付きを得ています」と、自分が確認したことを訴えられたいるそうです。
それからは、「違反」という煽りは聞かなくなったと思いますが。
この件、昨日「週刊朝日」を読んでいた所、tyuio様が御教示下さった話が載っておりました。でも、これって縮小解釈というか、例外事項という事なのでしょうね。法改正の煩わしさを考えた場合、こういった懸案毎の対応になってしまうのは已むを得ないのでしょうが、その場その場で例外を認めていたら、際限無くなってしまう危険性も感じます。(宗男氏は好きじゃ在りませんが、今回の件は一寸”宗男叩き”の面が目立っている気がして、気の毒さを感じたりもします。)