消費者金融の大手「アイフル」が、悪質な取り立て等貸金業規制法違反を5店舗で行っていたとして、金融庁は国内全店(約1,900店舗)の業務を5月8日から3~25日間停止させる行政処分を下した。某ニュース番組の中で、アイフル社員との電話での遣り取りの録音が公開されていたが、とてもまともな企業の従業員とは思えない野卑で恫喝的な言葉が延々と放たれていた。
アイフルの悪質な取り立て云々という部分に自分は全く驚く所が無かったのだが、このニュースへの反応に「あの可愛いくぅ~ちゃんのCMを使っていた会社が、そんな酷い事をしていたなんて驚きだった。」とか「まさかそんな会社だとは思わなかった。」といったものが少なからず在ったのには驚いてしまった。
消費者金融に勤めておられる方、又はその御身内の方には大変申し訳無いが、消費者金融の実態は嘗て”サラ金地獄”が社会問題化した頃より何等変わっていないと自分は思っている。「金返せないんだったら、臓器でも売って返済しろ!」とか「高額な保険金を自分に掛けて死ね!」といった露骨な迄の”脅し”は流石に影を潜めた様にも思うが、それでも悪質な取り立てを行っているという話はチラホラ耳にしていた。法外な高金利で金銭を貸し付け、有無を言わさずに取り立てる。(最近では一般銀行も”そういった世界”に足を踏み入れているが。)だから、別段今回のニュースには意外さも何も無かったのだが、それを意外と感じる人達の存在が寧ろ自分には意外だった。
悪質な取り立ては決して許されるものではない。しかし、借りる側にも問題が在ると思う。「消費者金融を利用するしか生きる道は無い。」という究極的に追い込まれた状態ならいざ知らず、「あのブランド品が欲しいから。」とか「ギャンブルの元手が必要だから。」といった理由からズルズルと借金を重ねて行ってしまう様な連中が多くを占めているのではなかろうか。己の分を弁えない、分不相応な生活をしようとするからこそ陥る”闇”。
「可愛いワンコをCMで使っているから。」といった表面的な部分だけしか見ていなかったり、「欲しいから、楽しみたいから、取り敢えず借金する。」という方向に走ってしまったり。本来人間が持っている筈の、本質的な危うさを感覚的に捉える本能が翳ってしまっている人間が多過ぎるのではないだろうか。
粉飾決算による株価の大暴落で損害を被ったとして、ライブドアの個人株主が集団訴訟を起こすのだとか。粉飾決算が事実ならば、ライブドア及び堀江貴文前社長等はは厳しく罰せられるべきだろう。しかし、訴える株主の側に自分は余り同情を感じないのも事実。「株価が高騰して大儲けした場合、『儲け過ぎてしまったのはまずいから少し返します。』と言う訳は無いのに、大損したら騒ぐのは如何なものか?」という思いが在るからだ。
当然この考えには異論&反論が在るのは重々承知している。「会社が粉飾決算をしていた以上、その実態を知り得なかった株主が被った大損は救済されるべきではないか。」というのがその主な根拠だろう。それを判っている上で、敢えて株主には余り同情出来ないと自分は考えている。
確かに諸報告書に載せられた数字だけを見ると、会社の実態が見えなかったというのは確かだと思う。法律的な見地からすると、今回の場合は株主に肩入れするのが普通だとも思う。でも、株主が本質的な危うさを感覚的に捉える本能を働かせていたのだろうか?と考えた時、同情心がスーッと消えて行ってしまうのだ。
当ブログでは、一貫してライブドアの虚業性を指摘して来た。表面的な数字にだけ目を捉われるのでは無く、本能で「何か胡散臭くないか?」と感じ取る事も必要ではないか?人間誰しも金欲は在り、それに目が眩んでしまい、冷静な判断が出来なかったという面は在るにせよ、危うさを感じ取るという本能が働かなかった、つまり翳りをみせてしまっていた株主が少なくなかったのではないかという気がしてならない。
アイフルの悪質な取り立て云々という部分に自分は全く驚く所が無かったのだが、このニュースへの反応に「あの可愛いくぅ~ちゃんのCMを使っていた会社が、そんな酷い事をしていたなんて驚きだった。」とか「まさかそんな会社だとは思わなかった。」といったものが少なからず在ったのには驚いてしまった。
消費者金融に勤めておられる方、又はその御身内の方には大変申し訳無いが、消費者金融の実態は嘗て”サラ金地獄”が社会問題化した頃より何等変わっていないと自分は思っている。「金返せないんだったら、臓器でも売って返済しろ!」とか「高額な保険金を自分に掛けて死ね!」といった露骨な迄の”脅し”は流石に影を潜めた様にも思うが、それでも悪質な取り立てを行っているという話はチラホラ耳にしていた。法外な高金利で金銭を貸し付け、有無を言わさずに取り立てる。(最近では一般銀行も”そういった世界”に足を踏み入れているが。)だから、別段今回のニュースには意外さも何も無かったのだが、それを意外と感じる人達の存在が寧ろ自分には意外だった。
悪質な取り立ては決して許されるものではない。しかし、借りる側にも問題が在ると思う。「消費者金融を利用するしか生きる道は無い。」という究極的に追い込まれた状態ならいざ知らず、「あのブランド品が欲しいから。」とか「ギャンブルの元手が必要だから。」といった理由からズルズルと借金を重ねて行ってしまう様な連中が多くを占めているのではなかろうか。己の分を弁えない、分不相応な生活をしようとするからこそ陥る”闇”。
「可愛いワンコをCMで使っているから。」といった表面的な部分だけしか見ていなかったり、「欲しいから、楽しみたいから、取り敢えず借金する。」という方向に走ってしまったり。本来人間が持っている筈の、本質的な危うさを感覚的に捉える本能が翳ってしまっている人間が多過ぎるのではないだろうか。
粉飾決算による株価の大暴落で損害を被ったとして、ライブドアの個人株主が集団訴訟を起こすのだとか。粉飾決算が事実ならば、ライブドア及び堀江貴文前社長等はは厳しく罰せられるべきだろう。しかし、訴える株主の側に自分は余り同情を感じないのも事実。「株価が高騰して大儲けした場合、『儲け過ぎてしまったのはまずいから少し返します。』と言う訳は無いのに、大損したら騒ぐのは如何なものか?」という思いが在るからだ。
当然この考えには異論&反論が在るのは重々承知している。「会社が粉飾決算をしていた以上、その実態を知り得なかった株主が被った大損は救済されるべきではないか。」というのがその主な根拠だろう。それを判っている上で、敢えて株主には余り同情出来ないと自分は考えている。
確かに諸報告書に載せられた数字だけを見ると、会社の実態が見えなかったというのは確かだと思う。法律的な見地からすると、今回の場合は株主に肩入れするのが普通だとも思う。でも、株主が本質的な危うさを感覚的に捉える本能を働かせていたのだろうか?と考えた時、同情心がスーッと消えて行ってしまうのだ。
当ブログでは、一貫してライブドアの虚業性を指摘して来た。表面的な数字にだけ目を捉われるのでは無く、本能で「何か胡散臭くないか?」と感じ取る事も必要ではないか?人間誰しも金欲は在り、それに目が眩んでしまい、冷静な判断が出来なかったという面は在るにせよ、危うさを感じ取るという本能が働かなかった、つまり翳りをみせてしまっていた株主が少なくなかったのではないかという気がしてならない。

「金を右から左に動かすだけの人間が富を得るような社会ほど不健全なモノはない」とも…。
質素な生活をよしとする日本人は、さていずこに行ったのでしょうねぇ。
パソコンの中の数字を一日見つめて生活してるデイトレーダー、一企業を支援する気持ちや企業活動の一部を担っているという気持ちもなく、ただ脚光をあびてからというばかげた理由で株に投資したりする人
たち。それで損したって言われても~~・・・・
人の品性とか、重々しさとかいうのは、物づくりしてる人にはかなわないと思います。。
本来、人間は、生きるためには、形あるものに力を注がなければいけないように思います。。
不自然なことしちゃいけないんだあああ~と思ったりする今日この頃です。。
昔からそういう傾向が無かった訳では在りませんが、近年表面的な”見栄え”だけで全てを判断してしまう風潮が強い様に思います。だからこそ、身の丈に合っていない様な無理無理な”繕い”に走ってしまう人が少なくないのかもしれません。
上昇志向を持つ事は決して悪い事では無いし、寧ろ自分を高める為には必要な事でしょう。でも、上昇志向を持つ事と身の丈に合わない生活をする事とは同一では無く、自分が今置かれている状況を常に冷静に判断し、状況に応じてそれこそ階段を一段ずつ上る様に生活を変えて行くのがベターではないかと。何段も飛び越えて駆け上がって行けば、いずれ必ず無理が来るもの。
需要は間違いなく在る訳ですから、貸し金業の存在を決して否定しませんが、余りにも”他人の褌で相撲を取っている”様なビジネスばかりが幅を利かせ、日本が本来重視していた”物作り”が軽視されている現状に憂いを覚えます。
「清貧のすすめ」って在りましたねえ。残念ながらこの本は読んでいないのですが、質素&清貧で在る事=ベストとも思っておりません。良く「ボロは着てても心は錦」と言いますが、これは絶対に嘘!とも言いませんが、余程に達観している人間が出来た方で無ければ、この実践は難しい様に思うんです。やはり、”それなりの”ライフスタイルをキープしていないと、なかなか心は錦になれないというのが自分を含めた人間という動物の哀しい性ではないでしょうか(^o^;;;。
大事なのは諷太郎様や雪様も書かれている様に、己が身の丈に合った無理の無い(不自然で無い)生活を送る事の様に自分も感じます。
日本が本来重視していた”物作り”よりも、実体の無いモノを右から左に転がしているビジネスが幅を利かしている現状はやはり普通じゃないと思うんですよね。
私も今求職中ですので、お金の大切さはすごく実感しています。そのうちに自分のブログで書きたいと思っているテーマ(ちょっとオーバーですが)なんですけど、、。
チャプリンの「ライムライト」という映画をご覧になったことはありますか。そのなかで、チャプリンは言います。
「人生を恐れてはいけない。人生に必要なものは、勇気、想像力、そして、すこしのお金だ」と。このすこしのお金というところが素敵だと思うのです。想像力は英語のimaginationを訳したものですので、平たく言えば、心のあり方とか思いやりかな、などと考えております。
ちょっと本筋からはずれたコメントになってしまったかも知れませんが、皆様のお考えを読ませていただき感じた次第です。
スレ違いですが、栃木県警の動きをまだまだ監視しないといけませんよね。
ところで、giants-55さま、この-55は松井選手ですか、それとも王監督のホームランですか。もしかしたら、どこかに書いてらっしゃるかも知れませんが、先日来、気になっておりましたので、、、失礼いたしました。
チャプリンの映画については弘法に筆でしたね。fufu
私は-55さまほどチャプリンを見ておりませんが、「ライムライト」など、そんなにたくさんの名言をひとつの映画に収めてしまうのはもったいないと思いながら見てしまいました。