ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「俺はエージェント」

2018年05月25日 | 書籍関連

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下町居酒屋掛かって来た1本の電話。其れは、23年振りに復活した極秘ミッションコヴェナント」の発動だった。

 

スパイ小説好きのフリーター青年・村井(むらい)が馴染みの居酒屋からアパートに戻ると、突然、常連客の白川(しらかわ)老人が訪ねて来た。何でも現役エージェントに復帰する秘密指令がバレてしまい、怪しい男達に命を狙われていると言う。此処は下町なのに!?

 

オメガの復活を阻止すべく、敵対するアルファ・エージェントの殺し屋達が、次々と村井達に襲い掛かる。絶体絶命、逃げ道は、何処にも無い。だが、何かがおかしい。

 

裏切り者は誰か?誰が味方で、誰が敵なのか?誰にも判らない。そして、裏切られた裏切り者とは!?

 

フリーター青年と元凄腕エージェントの老人。年齢差40歳以上の“迷コンビ”が、逃げて、逃げて、巨悪組織の陰謀を追い詰める。

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大沢在昌氏の小説俺はエージェント」は、、範疇で言えばスパイ小説になる。でも、「007シリーズ」等の様なハードボイルドな感じでは無く、コミカルさを感じさせる内容。何しろエージェントに“スカウト”された男性はフリーターで、其のエージェントは23年間もの間“休眠状態”の上、5人の構成員は爺さんと婆さんだけなのだから。

 

とは言え、人が殺される場面は、結構シリアス此の人物もエージェントなの!?」という意外さに笑ってしまうし、其れの展開がコミカルなだけに、シリアスな殺人場面はギャップという“スパイス”にはなっている。

 

とは言え、全体的に言えば、余り面白く無かった。非現実的過ぎて、ストーリーにのめり込めないからだ。取って付けた様な終わり方もピンと来ない。

 

総合評価は、星3つといった感じか。


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